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【医師執筆】腸が「第二の脳」と呼ばれる理由

「腸は第二の脳」という言葉を聞いたことがありますか?実は腸には、ほかの臓器とはまったく異なる特徴があるのです。位置的にも機能的にもかけ離れたものに思える腸が第二の脳と呼ばれる理由を、腸の専門医が執筆した書籍からご紹介します。

後藤利夫

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目次

  1. ○腸内環境が整えば、あなたの心も整う
     
    • 腸内環境が整えば、あなたの心も整う

      乳酸菌には、私たちの心を守ってくれるはたらきもあります。
      なぜなら、乳酸菌がみついている腸と脳には深い関係性があるからです。
      みなさんは、「腸は第二の脳」という言葉を聞いたことがありますか? 実は腸には、ほかの臓器とはまったく異なる特徴があります。
      私たちの体のあらゆる器官は、基本的に脳や脊髄せきずいといった中枢神経ちゅうすうしんけいからの指令で動いています。腸も、脳にコントロールされている自律神経、特に副交感神経の影響を受けています。しかし、腸には、それ以外に「腸神経系ちょうしんけいけい」という独自の神経ネットワークがあります。つまり腸は、脳からの指令がなくても、独自の判断で動くことができるのです。
      これが「腸は第二の脳」と呼ばれる理由です。独立した神経ネットワークを持つ臓器は腸だけ。仮に脊髄を損傷しても、腸ははたらき続けることができます。
      独立した神経ネットワークを持つ腸と脳は、お互いに影響を与え合う関係でもあります。それを「腸脳相関ちょうのうそうかん」、あるいは「脳腸相関のうちょうそうかん」といいます。
      みなさんは、緊張したり、ストレスがかかったりして、お腹が痛くなったり、下痢をしたりしたことはありませんか。便秘が続いて、気分が落ち込んだりしたことはないでしょうか。これは、腸脳相関のわかりやすい現象です。
      この現象に大きな役割を果たすのが、「幸せホルモン」といわれる「セロトニン」。気持ちを落ち着かせ、幸せな気分をもたらしてくれる神経伝達物質です。セロトニンは脳内でつくられる物質として知られていますが、実は、腸でもつくられています。しかも、私たちの体内にあるセロトニンの8~9割は腸でつくられるものなのです。
      セロトニンの腸での役割は、排便するための大腸のぜん動運動を活発にすることです。セロトニンの分泌が減ると腸の動きが悪くなり、いわゆる便秘状態になってしまいます。つまり、便秘は腸の「うつ状態」なのです。
      逆に、セロトニンが過剰に分泌されると腸の動きが活発になりすぎて、下痢を繰り返してしまうことになります。これは腸の「そう状態」で、「過敏性腸症候群かびんせいちょうしょうこうぐん」もこれが原因です。
      また、便秘が続くと、腸でも脳でもセロトニンの分泌が悪くなり、心も体も調子が悪くなってしまいます。
      乳酸菌で腸内環境を整えることは、心の状態を整えることにもつながるのです。

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後藤利夫

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