HALLOM(ハロム)

更新

関連タグ:

血糖値の上昇をゆるやかにするヨーグルトの粘り成分とは

腸内環境を整えてくれることで有名なヨーグルトですが、実は血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果もあるそうです。増加傾向にある糖尿病の予防にも一役買うヨーグルトの成分について、腸専門の医師が著した書籍からご紹介します。

後藤利夫

  • 閲覧数:330 views

目次

  1. ○血糖値の上昇をゆるやかにするヨーグルトの粘り成分
     
    • 血糖値の上昇をゆるやかにするヨーグルトの粘り成分

       ◎クレモリス菌FC株

      平成25年の厚生労働省の調査によると、日本人の成人で糖尿病が強く疑われる人は約850万人。糖尿病の可能性が否定できない人は約680万人いると推定されています。
      糖尿病が怖いのは、失明や、腎臓や心臓、脳血管に障害が及ぶなど、さまざまな合併症を引き起こすからです。また、病気が進行するまで自覚症状がほとんどなく、自分では気づきにくいのが特徴です。
      その指標となるのが、血糖値。血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことで、食後は数値が上がり、時間が経つと下がります。血糖値は、健康な人であればすい臓から分泌されるインスリンのはたらきによって一定に保たれますが、糖分を摂取しすぎたり、すい臓が弱ってインスリンが不足したりして、そのはたらきが悪くなると、ブドウ糖が細胞に取り込まれずに血液中にあふれ出すことになります。それが高血糖。この状態が続くのが糖尿病です。
      乳酸菌には、血糖値の上昇を抑える作用があります。
      クレモリス菌FC株が含まれるヨーグルトを食事と一緒に摂ると、血糖値の上昇がゆるやかになるという結果が出ています。これは、クレモリス菌FC株がヨーグルトを発酵中につくり出す物質の一つである「粘り成分」によるものです。
      粘り成分であるEPS(菌体外多糖きんたいがいたとう)は、人間の消化液で分解されないため、食物繊維と同じように糖の吸収を抑制し、血糖値の上昇をゆるやかにすると考えられます。クレモリス菌FC株は、『カスピ海ヨーグルト』(フジッコ)などに含まれている菌です。
      マウスにブドウ糖や牛乳、ヨーグルトを投与してその後の血糖値の変化を調べたところ、ブドウ糖のみを与えたマウスに比べ、ブドウ糖と牛乳を与えたマウスは血糖値の上昇が少し抑えられました。
      さらに、ブドウ糖とクレモリス菌FC株を含むヨーグルトを与えたマウスは、ブドウ糖と牛乳を与えたマウスよりも、より血糖値の上昇が抑えられたという研究結果が出ています。

乳酸菌がすべてを解決する

後藤利夫

アスコム

第3章 あなたに必要な乳酸菌がすぐわかる!症状&効果別乳酸菌の選び方より

乳酸菌をとるだけの簡単健康法!たったこれだけで腸をクリーニングして、病気と不調を遠ざける!症状別あなたに合う乳酸菌の選び方大公開!

     width= 楽天ブックス オムニ7

関連記事

この記事に関するタグ