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御神饌(ごしんせん)の意味と種類

神社には初詣や何かの願い事がある時だけ行く、という方が多いと思いますが、神社においては日々さまざまな神事が行われています。あまり知られていないものの、毎日早朝から準備し、朝夕2回行われている重要な神事である「御神饌」について、解説します。

大浦春堂

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目次

  1. ○お米やお酒、野菜に魚etc 神様が召し上がるもの
  2. ○御神饌の種類
     
    • お米やお酒、野菜に魚etc 神様が召し上がるもの

      伊勢神宮(外宮)で行われる祭祀の中でも特に深い由緒があるのが「日別朝夕大御饌祭ひごとあさゆうおおみけさい」と呼ばれる神事です。1500年以上、365日欠かさず毎朝夕の一日2回、神様へご飯やお水、お酒、海の幸、野菜や果物などのお供えを納めた辛櫃からひつが御神前に運ばれます。このお供えは神様が召し上がるための食事で「御神饌ごしんせん」といいます。

      辛櫃を担いで御饌殿に 向 かう

       辛櫃を担いで御饌殿みけでんに向かう神職の様子。神職は、一晩斎館さいかんに籠って潔斎けっさいし奉仕する

      御神饌

       辛櫃に納められた御神饌。品目はご飯3盛、鰹節、魚、海草、野菜、果物、お塩、お水、お酒三献と定められている

      全国の神社でも毎朝行われる「日供祭にっくさい」のほか、祭祀の際には御神前に御神饌がお供えされます。祭祀の規模や神社によって多少の違いはありますが、捧げられるお供えは伊勢神宮と同様にお米やお酒、お塩、魚、野菜、果物など。これは、神様の御神恩によって飲食物が得られたことを感謝するとともに、また飲食物を得られるように祈る意味もあるのです。

      御神饌の調理

       御神饌の調理は朝の5時から始められる。特別におこした清浄な火と、外宮宮城内にある上御井神社から汲まれた水が使われる

    • 御神饌の種類

      御神饌は生のまま出す稲穂や野菜を「生饌せいせん」、ご飯やお酒、お菓子のように調理したものをお供えする「熟饌じゅくせん」があります。このほかにも奈良の談山神社や、京都の石清水八幡宮など一部ではお菓子や肉類、盛り付け方に特徴がある「特殊神饌」と呼ばれる御神饌が伝えられる神社があります。

      談山神社で10月に行われる嘉吉祭

       談山神社で10月に行われる嘉吉祭かきつさいの特殊神饌「百味御食ひゃくみのおんじき」。色粉で彩色したお米で模様を描いている

      石清水八幡宮の特殊神饌

       石清水八幡宮の特殊神饌「供花神饌」は、和紙等で四季を表現したもの

      氷川神社で12月10日に執り行われる大湯祭

       氷川神社で12月10日に執り行われる大湯祭でお供えされる特殊神饌の百味膳ひゃくみぜん百取膳ももとりぜんとも呼ばれる

神様が宿る御神酒

大浦春堂

イラスト:今井未知

神宮館

第1章 御神酒の基本より

知らなかった御神酒の知識や、全国の神社の見どころを御神酒の写真とともに紹介。全国109社の御神酒を紹介。

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