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ひとりっ子の性格と特徴
ひとりで行動することが好きで、人と同じことをするのが嫌いな傾向が強いひとりっ子にとって、他の女子たちがキャッキャとはしゃぎがちなあの場所はまさに地獄。そんな地獄と化す意外な場所とはどこなのでしょうか。「ソロ活」の連載でお馴染みの朝井真由美さんの著書からご紹介します。
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目次
- ○裸の付き合い?なにそれ?
- ○決まった時間に決まった場所に行くこと
- ○ムダなこと
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裸の付き合い?なにそれ?
ひとりっ子の強固なA.T.フィールド、もとい、バリアは、こんなところにも発揮される。他人と一緒にお風呂に入ることに、一切喜びを見出せないのだ。「身を清めるときくらい、ひとりでいたい」(24歳・女性)というように、人々が複数人でお風呂でキャッキャとよろしくやることに意味を感じられないのである。「とにかくもう、気を許していない人に対しては一切シャッターを開けたくないんですよ。一糸まとわぬ姿なんて絶対に見せなくない。で、世の中のだいたいは気を許していない相手なので(笑)」(27歳・女性)ゆえに、修学旅行や合宿での大浴場は地獄。「○○ちゃん、一緒にお風呂行こう」なんて誘わないで。脱衣場で話しかけないで。湯船につかっている私のことはお願いだから無視して。やめて、よして、放っといて。なんなら、大浴場なんかに行かないで、部屋のシャワーで済ませたい。ちなみにこれは、とくに女性のひとりっ子に多く、男性のひとりっ子にはそれほどあてはまらない傾向が見られた。理由は隠す必要のある面積が少ないことに起因するのか、はたして……。 -
決まった時間に決まった場所に行くこと
毎朝同じ時間に起きて、同じ時刻の同じホームから発車する同じ満員電車に乗って、同じ乗り換えをして、同じ道を歩いて、同じ会社に出社する。これが難なくこなせるあなたはきっと、「矯正されたひとりっ子」。友人との約束すら億劫になることがあるあなたはきっと、「わりとよくいるひとりっ子」。人に合わせた行動を取れないから、そもそも人と約束をしないあなたはきっと、「生粋のひとりっ子」。もはや、血統書つき。「ひとりっ子にはクリエイティブ職(出勤時間が比較的自由)が多い」といわれているのも、このあたりの特性が関係しているのかもしれない。 -
ムダなこと
すべてにおいて、やるかやらないかを天秤にかけて判断し、先を読む。何かにつけて文句の多いひとりっ子ではあるが、それを主張すると面倒になる可能性が高ければ、言わない判断も当然するし、すべては「言いたい気持ち」と「言った結果」の天秤の仰せのままに。「大学のサークルの会議で、こうしたほうがいいだろうなー、と思うことはたくさんあるのですが、それをいちいち言っていると面倒なことになりそうなので、『自分はこう思うけどね』『それ、どう考えてもムダだよな〜』と強く思いながら黙ることも少なくないです」(20歳・女性)自分の意見を強固に主張することと、ひとまず流れに乗っておくこと、果たしてどちらが合理的か、を考える。だって、結果的にムダな時間を過ごすことになる。それこそが、最も避けたい事態なのだから。
ひとりっ子の頭ん中
第2章 ひとりっ子育ちゆえにイヤなことより
ひとりっ子ほど、わかりやすい人間はいない!?ひとりっ子への徹底した対面取材に、きょうだい持ちへのヒアリング、ひとりっ子に詳しい心理カウンセリング専門家への取材など、多角的にひとりっ子を見つめなおした本書で、ひとりっ子の取扱法がまるわかり。