【手相家執筆】左右の手相は意味が違う？手相の見方！

「左右どちらの手の手相を見ればいいか」

たいへんよく聞かれる質問です。

実は手相は、下に示すように占う手によって示される内容が異なります。ですから私は、両方の手で占うことをお勧めしています。

私は最初に左手を見て、その方の先天的な要素、潜在能力、生まれ持った資質を確認してから、後天的な要素を示す右手を見ています。

また、35歳頃までは左手の先天的な運命や運勢が、35歳以降は右手の後天的な運命や運勢が強くあらわれるようになります。

右手は生まれ持ったものをどのように使ってきたか、今後使っていくかといった具体的な事柄がわかります。結婚や転職などといった具体的な人生のイベントが刻まれています。恋愛では自分から相手への愛情があらわれます。

ご先祖様からの影響（血筋、先祖代々の方達から受け継いでいる才能、ものの考え方、恋愛・結婚の傾向、仕事の向き不向きなど）があらわれます。精神的な事柄、たとえば精神的に頼りとなる人や、良い本、芸術作品との出会い、さらに恋愛では相手からの愛情があらわれます。

では、さっそく手相の見方をご説明します。

手相の線にはたくさんの種類がありますが、まずは比較的見やすい基本の６線からご紹介します。

①運命線　中指に向かう縦長の線で、運命的なできごとをよくあらわしています。スタートする位置は人によって異なり、冥王星丘や金星丘、あるいは月丘の方からという人もいます。一般に冥王星丘からスタートしている人は自分で運命を切り開き、月丘からスタートしている人は周囲からの人気が高く成功し、金星丘の方からスタートしている人は身内に助けられる運命です。結婚の年や、転職などの環境の変化を主に見ます。

②生命線　親指と人差し指の間から、親指のつけ根のふくらみに沿ってカーブを描きながら手首の方に伸びている線です。生命力の強さ、結婚の年や恋愛の年、開運時期、独立の年などを見ます。一般に、もっとも張り出しているところが中指の中心より小指寄りの人ほどバイタリティがあります。線が濃い人、長い人、枝分かれして複数ある人も生命力の強い人です。

③知能線　親指と人差し指の間からスタートし、手のひらを横切って伸びている線です。その人の性格や仕事の適性、適職を主に見ます。別名「頭脳線」ともいいます。一般に知能線が長い人ほど、長く考え、短い人は即断即決タイプ。手首の方に伸びる人はロマンチストで、真横に伸びる人は現実的な考え方をする傾向にあります。

④感情線　小指の下から出発し、人差し指に向かって伸びている線です。その人の感情の起伏の大きさや性格・性質を主に見ます。また、恋愛の傾向を見ることもできます。一般に感情線が長い人ほど情熱的で、短い人は冷静で感情の起伏が少ない人です。

⑤太陽線　薬指の下の太陽丘にあらわれる縦線です。名声、知名度、人気や金運を示し、太く長いほど運勢が強くなります。この線がズバリ、成功者のサインです！

⑥結婚線　小指の下に出る短い横線です。結婚の時期や結婚生活がわかります。結婚生活や恋愛全般に関することをあらわします。線が複数ある人は、必ずしも複数回結婚することを意味するのではなく、結婚や結婚を考えるような深い恋愛の回数をあらわします。結婚線には、本数や形が非常に変化しやすいという特徴があります。