目次
- ○コレが幸運を引き寄せるタネに変わる
- ○ワクワクを増やし続ける手帳のすごいパワー
- ○ストレスを「幸運のタネ」に変える手帳の使い方
- ○「幸運引き寄せ体質」に生まれ変わるシンプルで強力な習慣
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コレが幸運を引き寄せるタネに変わる
日々、手帳に、「心が動いた出来事」を書いていってください。そこには、「幸せな出来事」もあれば、「ストレスな出来事」もあると思います。あなたは「幸せな出来事」と聞くと心がワクワクするでしょう。一方、「ストレス」という言葉を聞くとどんなイメージを持ちますか?ストレスというと、悪いイメージを持たれるかもしれません。しかし、ズルいほど幸運を引き寄せる人は、ストレスを感じると、嬉しそうな表情になります。私のまわりにいるズルいほど幸せな人は、ストレスを幸せそうに話します。過去のストレスを幸せそうに話す人もいますし、今現在起こっているストレスを幸せそうに話す人もいます。そして、そういうズルいほど幸せな人たちは、さらに幸せになっていきます。「幸せ過ぎてやばいです!」「前言ってた夢が、達成しました!」そうやって、ストレスを幸せに変えていくのです。その人たちに共通しているのは、ストレスを「ストレス」として見るのではなく、ストレスを「幸運を引き寄せるタネ」として見ていることです。そう、ストレスは「良くなるためのサイン」なのです。ストレスを感じたあとに、それがなかなか抜けないのは、心が「この良くなるサインを忘れるなよ」と教えてくれているからです。ということは、忘れないための行動をすれば、ストレスは安心してなくなっていってくれるということです。私はストレスを感じると手帳に書きます。私が使っている手帳は、スケジュール欄とは別に、1日1日の項目のスペースが十分にとられているもの。そのページに「ストレス」という文字を書いて、いつもストレスを書き出しています。ストレスは、手帳に書き出すことで、あなたの心のなかから解放されます。あなたがひとりで抱えていたストレスを、手帳も共有してくれるのです。ストレスを抱えたとき、自分だけで悩み続けて、苦しみ続ける人がいます。まわりを大事に考える優しい人ほど、そうなってしまいがちです。だけど、そうなる前に、手帳にぜひストレスを書き出してみてください。そして、ゆっくり手帳と対話してみてください。手帳に書き出したストレスを、客観的に見てみると、そんなに苦しむことじゃない場合があります。「ひどい言葉を言われた」と悩んでいた人が、手帳にその言葉を書き出してみると、意外とたいしたことがないことに気がつく。「ひどい失敗をした」と悩んでいた人も、手帳にその出来事を書き出してみると、たいした失敗じゃないことに気がつく。そんなことがよく起こります。他人から見たら、たいしたことないと思えることでも、本人はたいしたことだと感じてしまう。それは、出来事よりもそのときの心理状態が影響してしまっているからです。だから、手帳に書き出して、客観的になってほしいのです。そうすると、手帳は教えてくれます。「そんなに苦しむことじゃないよ」と。 -
ワクワクを増やし続ける手帳のすごいパワー
世のなかにはいろいろな幸せの形があります。「有名になりたい」「結婚したい」「格好良いと言われたい」「美しいと言われたい」「優しい人になりたい」「お金持ちになりたい」など、人それぞれ強く幸せだと感じるポイントは異なります。もっと細かく言うと「お金持ちになりたい」という人でも、「貯金を増やしたい」という人もいますし、「夢のためにお金を手に入れたい」という人もいます。それと同じように、ストレスも一人ひとり違います。全く同じ出来事を経験したとしても、ある人にとっては大きなストレスになることが、別の人にとったら、全くストレスにならないこともあります。たとえば、私と妻でも全くストレスを感じる場面が違うことがあります。私は休日に、人が多いところに出かけることはストレスです。だけど、妻にとってはストレスどころかワクワクです。妻にとって、休日に家で映画でも観ながら、ゴロゴロしているのはストレスです。だけど、私にとってはワクワクです。人は誰一人として、全く同じ経験をして全く同じとらえ方をしてきた人はいません。100人いれば、100通りの価値観、1000人いれば、1000通りの価値観があります。しかし、自分の価値観を理解している人は多くいません。「自分は何を大事にしているのか?」をしっかりと把握している人は、多くいないのです。なぜなら、ストレスを、そのままストレスとしてとらえてしまっているからです。そのせいで、同じ行動を繰り返して「大事にしたいこと」を大事にできない状態が続いていきます。そして、それがストレスになってしまいます。「自分が何にストレスを感じるのか?」をしっかりと理解していれば、行動が変わっていきます。ストレスを幸運のタネにすることができるのです。そして、劇的にストレスを減らして、ワクワクを増やし続けることができるようになるのです。そのために、ストレスを手帳に書くことです。そして、そこから「幸運を引き寄せる行動」を導き出すのです。そうすると手帳は、あなたに適切な行動を教えてくれるようになります。ストレスすら、ワクワクに変えてしまう。手帳には、それほどまでにすごいパワーが秘められているのです。 -
ストレスを「幸運のタネ」に変える手帳の使い方
ストレスを「幸運のタネ」に変える手帳の使い方を、具体的に見ていきましょう。まず、手帳に、「ストレス」という項目と「幸せ」という項目をつくります。そこにそれぞれ日別で、ストレスを感じたこと、幸せを感じたことを書きます。たとえば、「ストレス」という項目の場合、私の例で言うと、〈ストレス:ランニングする時間がとれなかった〉〈ストレス:集客ができていない〉など、いろんなストレスが書かれていました。そのなかでも9割以上を占めていたのが「人間関係のストレス」でした。たとえば、〈ストレス:営業先で、雑な扱いを受けた〉〈ストレス:遅刻されたのに、道がわかりづらいと言われた〉〈ストレス:「依頼します」と言われたのに、キャンセルされた〉といったものでした。要するに、お客さんとの関係において、「ストレスになる経験」が多すぎたのです。そして、その経験を積み重ねていった結果、知らぬ間に心のなかに「お客さん=自分を傷つける存在」という常識ができ上がってしまっていたのです。ですから、私のストレスを幸運のタネに変えるためには、〈お客さんから大事にされる存在になればいい〉という答えにたどり着きました。手帳にストレスを書き、手帳と対話したからこそ、気がつけたことでした。ストレスを書き、対話することで、人生を変える気づきは必ずみつかります。「幸運のタネ」を手帳が教えてくれるのです。たとえば、パートナーのことばかり手帳に書いている人は、パートナーと幸せに過ごせれば、人生が豊かになることに気がつくことができます。子育てのことばかり手帳に書いている人は、自分にとって心地よい子育てをみつければ幸せに過ごせることに気がつきます。そうやって、手帳と対話することができれば、自分のストレスの原因がみつかります。そして、そのために学んだり、行動を改善したり、やるべき行動も見えていくのです。 -
「幸運引き寄せ体質」に生まれ変わるシンプルで強力な習慣
「私、運が悪いんです」という人もいれば、「私、めちゃめちゃ運が良いんです」という人もいます。「運が良い」という人は、それだけ幸せを感じることが多く、「運が悪い」という人は、それだけストレスを感じています。これは言い換えると、幸運を引き寄せる体質か? そうでないか? の差になってきます。要するに、幸運を引き寄せる体質の人は、すべてのことを幸運につなげる習慣がついています。ストレスにつながる行動をやめて、「幸運を引き寄せる行動」をして、「私は運が良い」と感じているのです。数年以上会ってない友人とのケンカ、以前勤めていた会社の上司との揉め事、もう関わることがないであろうお客さんとのトラブルなど、過去の出来事にストレスを感じている人はたくさんいます。もう二度と会わないかもしれないのに、すでに終わったことなのに、ずっとストレスを感じてしまっている人がいます。「もう、終わったことだよ」「いつまで引きずっているの?」そう言われて、前を向こうとしているのに、また考えてしまう……。そうなってしまう人の多くは、また同じような問題が起こってしまうかもしれないと感じている場合がほとんどです。「また同じような人と出逢ってしまうかもしれない」「また、同じ苦しみを味わってしまうかもしれない」「このまま、ずっと同じような問題ばかり起こってしまうのではないか?」ほとんどの人にとって、最も大きなストレスは、「過去の苦しみがこの先も、ずっと続いていく」と感じてしまっていることです。ストレスには、原因があります。そして、その原因はすべて自分の行動が引き起こしています。単純な話、ストレスを「幸運を引き寄せる行動」に変えれば、ストレスは消えてなくなります。ストレスを減らし、手帳を大好きな時間でいっぱいにして、「幸運を引き寄せる行動」だけで人生を埋め尽くすようにしてください。
ズルいほど幸運を引き寄せる 手帳の魔力
第4章より
あなたの手帳は「気が乗らない、イヤな予定」ばっかりですか? それとも、「ウズウズしてたまらない大好きな予定」でいっぱいですか? 本書では、3000人の人生を好転させてきたコンサルタントが、手帳1冊で「理想のライフスタイル」を手に入れる方法を教えます! 仕事、夢、恋愛、お金、人間関係、オシャレ、買い物、バカンス……など、人生すべてがウズウズしてたまらない大好きな時間でいっぱいになります!