目次
- ○よりよき運命に出会うための、アンテナの感度を高める
- ○無意識の海に潜れ
- ○大きな物語の一部になれ
- ○いっぱい妄想しよう
- ○ムードに乗っかれ
- ○WORDS
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よりよき運命に出会うための、
アンテナの感度を高める親しい友人や恋人に、あなたの瞳がどんなふうか、たずねてみてほしい。きっと「きらきらしている」「どこか潤んだような感じがする」、そんな答えが返ってくるはず。あなたの瞳がいつも潤んでいるように見えるのは、あなたがわずかなことでも心が動かされる強い感受性をもっている証拠。魚座の魂は常に、自分を超える存在と一体化したがっている。だから、いろんなことに感激できるし、いったん感激したら全身全霊をかけてそこに向かってゆける。あとは、何に出会い、心を動かされるか。いろんなことに感激できる魚座は、勘違いして、よくないもの、つまらないものにはまってしまうこともある。あなたを幸せにしてくれる相手に出会うために、あなたがよりよき運命に心動かされるために、あなたはあなた自身の感受性を高めなければならない。難解な学問や実利的な知識や方法論を勉強する必要はない。美しいものを見る。高い理想をもった人に会う。センスのいい音楽に身を浸す。魂を刺激するような場所に出かける。モチベーションの高い集団に属する。そうやって、素敵なもの、レベルの高いもののそばに身をおくだけで、あなたの魂のレベルはどんどん上がってゆく。自分を高みに引きあげてくれる存在を求めるようになり、つまらないものにはひっかからなくなる。より美しいもの、より素敵な人、より正しい目標に出会うこと、それがあなたをよりよき運命に導いてくれる。 -
無意識の海に潜れ
無意識。「私」という意識が生まれる前から存在している、すべてが混然一体となった海のような場所。ほとんどの人は忘れてしまったその場所と、魚座の魂は今も深くつながっている。はじめて会った人なのに、前から知り合いのような気がする。はじめてやったスポーツなのに、なぜかすんなりできてしまう。はじめて行った場所なのに、なつかしい感じがする。あなたにはそんな経験がきっとあるはずだ。目の前にある現実より、心の奥底にある無意識のほうが、あなたをはるかに気持ちのいい状態、いきいきとした未来に導いてくれる。だから、やりたいことが見つからないときは、無意識の海にダイブして、その声を聞いてみよう。無意識の声を聞くには、その存在がもっともっと鮮明だった小さい頃のことを思い出すといい。小さい頃に遊んだ場所に出かけてみる。好きだったタオルケットのにおいをかいでみる。はじめて買ってもらったクレヨンを使ってみる。そうやって幼い頃の行為を再現すれば、心の奥に眠っている記憶が引き出され、自分が本当にやりたかったことが見えてくるかもしれない。いや、具体的な記憶にたどりつけなくてもいい。明かりを消して、目を閉じて、ぼんやりと遠い昔のことを思い出す。半分夢を見ているような時間をつくり出す。そうやって、無意識との間にあるとびらを開くだけでいい。とびらさえ開いていれば、無意識から意識へさまざまなインスピレーションが流れ込んでくる。現実の世界で何かを目の前にしたとき、それが本当に求めているものかどうか、前よりもはっきりとわかるようになるはずだ。 -
大きな物語の一部になれ
仕事や勉強、あるいは人間関係で、やる気がおきない、前向きになれないとき。そういうときは、自分が今、やろうとしていることの、大きな意味を考えてみてはどうだろう。魚座は自分の即物的な利益、お金を儲けたいとか自分がおいしいものを食べたいとか、そういう動機では心を動かされない。魚座を動かすのは、自分を超えたもっと大きな物語。ロマン。だったら、今、自分の目の前にあるものの存在意義、それがどこにつながっているのかを考えてみよう。自分のやっていること、自分のいる場所、自分のかかわってる人、それが世界や歴史、人生、さらには宇宙の中でどういう意味をもつのか。どんな役割を果たすのか。たとえば、仕事なら、その仕事が人々の幸せや世界の繁栄にどう貢献しているのかを考える。勉強なら、それを究めることで自分の人生がどう変わるのか。恋愛なら、2人の時空を超えた運命的な結びつきに思いをはせる。あなたのやっていることがどんな小さくても、必ず何かしらの意味がある。自分が担当している仕事は雑務でも、自分の会社の商品が世界中の人々を幸せにしている、それを自分は裏方として支えていると考えられたら、あなたはきっと、誰よりも前向きになれる。だから、大きな視点で存在意義を探してごらん。自分のやっていることが時空を超えてどこにつながっているのかを考えてごらん。もし、どうやってもそれが感じられないなら、それが感じられる仕事を、目標を、パートナーを見つけること。大きな物語の一部になったとき、あなたはもっとも輝くことができるのだから。 -
いっぱい妄想しよう
「夢見がち」といわれる魚座。でも、それは、リアルな幸福を手に入れられないということじゃない。その豊かな想像力を武器に使えば、夢や目標を誰よりもきちんと現実にすることができる。やり方は簡単だ。仕事や進学、恋愛、結婚、子育て、旅……。君がこれから向かおうとしている未来について、ひたすら想像を膨らませる。人から「それは妄想だよ!」と笑われるくらいポジティブに。これ以上ないくらい事細かく、具体的に。たとえば、仕事だったら、扱う商品や取り組むプロジェクトの中身はもちろん、出社から退社までの一日、会議で颯爽とプレゼンをしている自分の姿、上司や同僚との会話。恋愛だったら、相手がどんなファッションで、どんな本を読んでいて、どんな料理が好きなのか。照れたときのしぐさや口癖まで。頭の中に鮮明な映像が思い浮かぶくらい徹底的に想像してみる。すると、現実がそのイメージにどんどん近づいてくる。やがて妄想していたことが現実に起きる。これは魔法でもなんでもない。妄想を膨らませ、自分の中に未来の具体的なイメージをつくりだすことができれば、普段はスルーしている運命の入り口に気づくようになる。膨大な現実の中にある、大切な情報だけがタグ付けされ、どんどん視界に入ってくる。そうなれば、チャンスをかぎわけることができるようになり、夢を実現する方法も自然とわかってくる。毎日15分でいいから妄想してごらん。その妄想があなたを幸せな運命に連れて行ってくれる。 -
ムードに乗っかれ
流されやすいといわれる魚座。でも、その性格は欠点ではなく、アドバンテージになる。なぜなら、魚座はただ流されるというより、周囲のムードや他人の心の動きに溶け込んでしまえるから。魚座は周りの空気が変われば、それに合わせるというレベルをこえて、本当に自分が変わってしまう。誰かに与えられたものであっても、まるでずっと昔から持っていたように愛し、夢中になることができる。だから、やる気がおきないときは、まずムードを作り出せばいい。単純なことでかまわない。主人公が夢に向かって頑張るようなストーリーの映画を見る。ワクワクして気持ちが鼓舞されるような音楽をかける。集中力のいる作業に打ち込みたいときは、アロマや部屋の照明を変えてみる。目的に合ったムードを作り出せば、君はいつもの何倍もの力を引き出すことができる。そして、夢が見つからないときは、誰かの夢に乗っかってみよう。憧れの人がやろうとしている夢を一緒になって支える。仲のいい友人がめざしていることを自分もそのままやってみる。大好きな人と同じ目標に向かう喜びや苦しみを分かち合う。すると、その夢が自分の体に沁みとおって、自分が昔からずっと抱いてきた夢のように思えてくる。これは、自分がないということじゃない。誰かのために自分を投げ出す。小さな自分から離れてもっと大きな存在と一体化する。そのことによって、魚座の魂は高みに駆け上がることができるのだから。 -
WORDS
想像力は
知識より大切です。
知識は限られています。
想像力は
この世界を包み込みます。
アルバート・アインシュタイン 物理学者
1879/3/14生まれ
「アインシュタインは語る」(林一、林大訳)より
踊りたい。
絵が描きたい。
ピアノが弾きたい。
詩を書きたい。
バレエを作りたい。
みんなを愛したい。
それが私の人生の目的だ。
ヴァーツラフ・ニジンスキー バレエダンサー・振付家
1890/3/12生まれ
「ニジンスキーの手記」(鈴木晶訳)より
魚座の君へ
やりたいことは何か?やる気を出すには?より
今までになかった星座の本「もっと自由に、もっと自分らしく生きるための星座の本」★魚座の心の風景をあらわした、幻想的な写真の数々。★魚座の人へ、鏡リュウジからのメッセージ&アドバイス。