HALLOM(ハロム)

更新

関連タグ:

今さら聞けない「果物」と「野菜」の違いとは

あなたは「果物」と「野菜」の違いを答えられますか?実はこの区分には国によって異なり、また日本でも生産・流通・消費などの分野で異なった分け方をしています。知っておくとちょっと自慢できる「果物」と「野菜」の違いをご紹介します。

雑学総研

  • 閲覧数:1,975 views

目次

  1. ○「果物」と「野菜」は どうやって区別する?
     
    • 「果物」と「野菜」は どうやって区別する?

      「果物」と「野菜」の分類について、はっきりとした定義はない。分類の仕方は国によっても違い、日本でも、生産・流通・消費などの分野で分類のしかたが異なってくる。
      たとえば、日本の「食」を主管する農林水産省は、草の葉や実などを食べるもので毎年育てるものが「野菜」、木になる果実で何年にもわたって収穫できるものが「果物」と分類している。分類のポイントとなっているのが、毎年植えるかどうかという「育て方」。ただし、この分け方では、イチゴやスイカ、メロンは野菜になってしまう。そこで農林水産省でも、この三つは一般的に果実として利用されていることから、「果実的野菜」として扱っている。
      一方、市場など民間の視点から分類すると、料理する必要があるものが「野菜」、そのまま食べられるものが「果物」となっている。たとえば、ウメの実やギンナンは木になることから果実といえるが、そのままの状態では食べられないことから野菜。同じ理由で、ミカンの仲間であるユズやスダチも野菜として扱われている。
      ちなみに、アメリカでは19世紀に、トマトが野菜か果物かをめぐって裁判になっている。輸入業者と役所とのあいだで争われたこの裁判が起きたのは、野菜には関税がかかるが、果物にはかからなかったため。裁判の結果、1893年の最高裁で「トマトはデザートに出すものではないから野菜である」という判決が下されたということだ。

人類なら知っておきたい 地球の雑学

雑学総研

KADOKAWA

第4章 心底面白い!摩訶不思議な植物たちの謎より

思わず誰かに話したくなる「理系のウンチク」が満載!職場で家庭で、日々の「雑談」に役立つ、動植物・天体(太陽系)・人体・天気・元素・科学史など、「理系ジャンルネタ」が存分に楽しめる必読の一冊です!

     width= 楽天ブックス

オススメPR

関連記事

この記事に関するタグ