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「別腹」は言い訳ではなく本当に存在した!

甘いものが好きな人にはおなじみの「別腹」は単なる言い訳ではなく、本当に存在することをご存知ですか?お腹がいっぱいでも、甘いものを見るとつい手が伸びてしまう人体の不思議を解説します。

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目次

  1. ○「甘いものは別腹」の「別腹」は本当に存在する!
     
    • 「甘いものは別腹」の「別腹」は本当に存在する!

      甘いものが好きな人におなじみの「別腹」は、単なる言い訳ではなく、本当に存在する。
      まず、「お腹がすく」とはどんな状態かというと、体の中のエネルギーが少なくなったことを脳が感じている状態で、摂食中枢がはたらき、食欲がわくようになる。対して、「お腹がいっぱいになる」という状態は、体の中にエネルギーがたまったことを脳が感じている状態で、満腹中枢がはたらき、食欲が抑えられる
      別腹にも、同様に脳のはたらきが関係している。自分が大好きなものを見ると、脳の前頭葉がスイッチを切り替える命令を出すため、満腹中枢に代わって再び摂食中枢が活性化。脳の中にβエンドルフィンやドーパミンという物質が放出され、食欲が刺激されるというしくみだ。
      このとき、脳内からはオレキシンという物質も放出されているが、これが別腹の正体と考えられている。オレキシンは、これから胃に入ってくる食べ物を受け入れるために胃を広げ、中にあるものを小腸に送り出す運動を促進。その結果、別腹となるスペースが胃に生じるのだ。
      また、人間は同じ味のものを食べ続けることでも、満腹を感じる。そのとき、デザートの甘みのような新たな味を脳が感じた場合にも、食欲がよみがえるといわれている。
      ただし、注意しなければならないことがある。西洋料理にデザートがつくのは、食事が肉や魚が中心で、エネルギーになる炭水化物が少ないためで、これをデザートで補うという考え方に基づいている。一方の和食は、食事の中でしっかり炭水化物がとれることから、デザートまで食べると食べ過ぎになりかねない。

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