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インスタグラムから恋愛に発展!男にモテる写真の撮り方

女性向けメディアだと思われがちなインスタグラムですが、ユーザーの3分の1強は男性が占めています。急成長メディアでガッチリ男ゴコロを捕らえる方法をご紹介します。

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目次

  1. ○婚活中のインスタグラムの使い方!
  2. ○男性がインスタグラムをやっていなくてもインスタグラムは武器になる
  3. ○インスタグラムでお見合い前に好感度を上げられる!
  4. ○婚活を台無しにするインスタグラムの使い方
  5. ○まとめ:インスタグラムで男心をつかむ技術
     

    インスタ女子

    数年前から急にブレイクしたインスタグラム。
    ひとことで言うと、写真・動画共有SNSだ。写真投稿が前提だが、文章を一緒に入れることもできる。フェイスブックやツイッターでも写真投稿が可能であるが、やはりインスタグラムは別物らしい。
    同じような機能がついていても、利用者によって目に見えないすみ分けがされている。
    正直、私にはインスタグラムは全く魅力のないものだった。他人の撮った写真を愛でて何が面白いのかわからない。写真は文字と違ってメッセージが明確ではない。
    マグカップやワインを撮ってそれを写真加工しアップして何が楽しいのか本当に理解できないと思っていた。
    女性の私がそうなのだから、男性は本当にインスタグラムを使っているのだろうか。ふと、そんなことを疑問に思った。
    男性がもしインスタグラムを使っているとしたら、婚活の戦略として勉強しなければいけない。だから、私は調査をすることにした。
    インスタグラムの公式国内人気ランキング(フォロワー数)によると、ベスト20位中5人しか男性がランクインしていない。圧倒的に女性が強いSNSだ。
    「やっぱり、女子のメディアなんだな。男性が使わないんだったら婚活には役に立たないわ」と、一瞬思ったけれどもあることに気がついた。
    いくら人気ランキングで女性が圧倒的に占めていたとしても、男性が使っていないとは限らない。男性誌だって、男性の写真じゃなくて、女性のグラビア写真のほうが多く掲載されている。人気があるのと、使っているのとは別問題だっ!
    そういうわけでインスタグラムのユーザー数を調べてみた。2015年11月のフラー株式会社のデータによると、女性ユーザー数は64・1%、男性ユーザー数は35・9%である。女性のほうが多いけれども、男性も3分の1強を占めている。
    日本では2015年12月現在で1000万人弱のユーザーがいる。ということは、男性の350万人ぐらいが使っている。これは無視できない人数だ。インスタグラムは、前年度比で70%もユーザー数が増えているので、今後もその勢いはとまらなさそうだ。
    そして、ついにインスタグラムを味方につけてゴールインする女子「インスタ女子」が現れた。
    • 婚活中のインスタグラムの使い方!

      彼女は、ちかこさん31歳。医療事務のお仕事をしている。私と同じようなぽっちゃり体型で、森ガールのようなフワフワのワンピースを着ていた。電車の中では妊婦さんと間違えられて、よく席を譲られるので、優先席付近には立たないようにしているという。
      彼女は、中部地方に住んでいてすぐに会える距離ではなかったので、LINE電話でインタビューをすることになった。
      「ちかこさん、婚約おめでとうございます! 私が紹介しておいてなんですが、どうやって交際から婚約にまで至ったのか教えてもらえませんでしょうか」
      ちかこさんにこの質問をすることには特別な思いがあった。それは、前述したとおり婚活ではぽっちゃり女子はかなり苦戦を強いられることが多いからだ。ちかこさんはお見合い3回めで、しかも条件が割と良い男性と結婚が決まっている。再現性のある知恵があれば、すがりついてでも教えてほしい。
      「実はですね、インスタグラムなんですよね」
      「えっ」
      彼は私のインスタグラムの写真を見て好きになってくれたみたいなんです
      「え!」
      ――まじか? 私が思い描くインスタグラムは、ファッション誌に出てくるような綺麗な女性がじゃんじゃんポーズを撮っている写真だ。ぽっちゃり森ガールが同じやり方で通用するわけがない。
      「ちかこさん、いったいどんな写真を撮っていたんですか」
      「……大西さん、なんとなくですがさっきの沈黙で何が言いたいのかだいたい伝わっていますよ。はい、自撮りなんてしていませんからねっ」
      「わ、すみません」
      額から汗がたらーっと流れてきた。
      ちかこさんは続けた。
      私と結婚したらお得だよ! ということが伝わる写真をアップし続けました
      「へぇ! どんな写真だとお得だよって感じてもらえるんですか?」
      「言うまでもないじゃないですか、手料理ですよ。私は婚活を始めると決めたときから、ほぼ自炊生活になりました。これは健康のためではなくて、お弁当や夜ご飯をアップするためです。朝は時間がないからさすがに無理でしたけれども」
      な、なるほど! 写真で胃袋をつかむ作戦に出たのか。美味しそうなご飯を毎日作っている女性って確かにポイントが高い。
      うちの結婚相談所でも、男性がよく「仕事から帰ったら、『おかえりー』と奥さんが温かいお料理を出してくれるのが夢」と切実に語る。女性が思っている以上に、美味しい料理を作る能力はポイントが高い。
      特にお弁当は、「愛妻弁当」という男のロマンがあるという。お弁当の写真は晩ご飯以上に男性の胃袋を鷲づかみにするようだ。
      でも、一つだけ疑問が残った。インスタグラムをやっていない男性の場合はどうするの?私は、彼女に質問をした。
    • 男性がインスタグラムをやっていなくてもインスタグラムは武器になる

      ちかこさんは、イキイキとした声で答えてくれた。
      「そんなの簡単ですよ。相手のメールアドレスに『私、インスタグラムやっているんです。よかったら見てください』とメッセージを添えて、URLを教えたらいいじゃないですか。スマホじゃなくてもパソコンからもページを開けますから
      「え、それは知らなかった! これなら会社のパソコンで昼休みにちらっと確認できたりしますねぇ」
      「でもね、それでもURLを見ない確率だってありますよね。だから私は違う方法をとりました。お見合いの最中に、自分のスマホからインスタグラムを見せたんです
      なるほど! その場で画面を見せるというシンプルな手段! 目からウロコだ。
      私はそのとき、パソコンの画面から彼女のインスタグラムを見た。ズラーッと並ぶ美味しそうな手料理の数々。下に敷くランチョンマットもおしゃれで毎回いろいろ変わっている。
      「大西さん、彼にインスタグラムを見せたとき、鼻の下を伸ばしていましたよ。まるで美人に見とれているみたいでした。『これ、全部君が作ったの?』って大きな目で私を見つめました。その瞬間、私はこの人と結婚できると確信しましたよ。あっはっは」
      す、すごい。彼女はぽっちゃり体型が不利になることをわかっていた。だからルックス以外の強みを考えた。それが料理だった。しかし料理が得意でも、婚活中に手料理を披露するのは、交際段階だ。つまり、料理は付き合うまで武器に使えない。
      だが、インスタグラムを活用すれば、手料理を付き合う前から披露できる。
      「大西さん、ここまで来たらとっておきの方法を教えてあげますよ。それもインスタグラムを使った方法です」
      「まだ、あるんですね! ぜひ教えてください」
      これもまた私が今まで聞いたことのない画期的な方法だった。
    • インスタグラムでお見合い前に好感度を上げられる!

      インスタグラムはフェイスブックと連携させることができるんです。そしてどちらも一般公開設定をします。
      私のフェイスブックは、原則友達限定公開なんですが、インスタグラム経由の写真のみが一般公開になります。そうすると、フェイスブックフレンド以外の人からは、私のフェイスブックはインスタグラムの写真だけが表示されることになります」
      「あ、確かにそうですね。でもそれが何か?」
      「もー、それが何かじゃないですよ! これ、大西さんが話したことがヒントになっているんですから。ほらっ、『最近お見合いをする前に名前検索をする人が多い』って言ってたじゃないですか」
      ――あ、そういえば言ってたわ。検索結果にフェイスブックのページが一番に来るよねっていう話をしていたわ。……あっ! これはもしかして……。
      「お見合い相手が私の名前を検索したら、フェイスブックにたどりつきますよね。そこで美味しそうなお料理いっぱいのインスタグラムの写真がズラーッと並んでいるというわけですよ」
      なんとすばらしい方法!「この子はぽっちゃりしているけど、こんなに美味しいご飯を作れるんだ。結婚したら毎日美味しい手料理が食べられるのもいいなぁ」と、男性の好感度を上げることができる。
      ぽっちゃりの見た目でハンディを背負うならば、それを乗り越えるだけの努力で勝負をする。すばらしい作戦だ。
    • 婚活を台無しにするインスタグラムの使い方

      「大西さん、インスタグラムでは絶対に撮ってはいけないっていう写真もあるんです。1枚や2枚ならまあいいですけど、枚数が増えれば増えるほど結婚が遠のく写真ですね」
      一体どんな写真なんだろう。彼女に聞いてみると、2つのパターンがあった。
      一つは、自撮り写真だ。あまりにも多くなるとナルシストな女とみなされてドン引きされるという。
      もう一つは、外食写真である。自撮りは気をつけても、外食写真はついついSNSにアップしてしまう。見た目も美しく彩りも豊かな料理の写真がなぜ悪いのか。
      それは、「この人は外食ばっかりしている」とレッテルを貼られて敬遠されるからだという。一見無難な外食写真も婚活では命取りになるのだ。
      こうしてななこさんは、無事にイケメンの食いしん坊の会社員と旅立っていった。
    • まとめ:インスタグラムで男心をつかむ技術

       ・インスタグラムには、手料理をアップする

       ・インスタグラムとフェイスブックを連携して一般公開設定にする

       ・インスタグラムで掲載してはいけない写真は、自撮りと外食写真

となりの婚活女子は、今日も迷走中

大西明美

かんき出版

第3章 男心をがっちりつかむ女性たちより

結婚相談所で起きている本当の話! 私、この本の原稿を読んだら結婚出来ました! ―30歳 書店員 年下男に捨てられる女、結婚できる女 SNSで自爆する女 インスタグラムで男の心をつかむ女……。 「◯◯したらうまくいきます」という上っ面だけの婚活テクニックでは、そのテクニックが自分に役立つかどうか定かではありません。 だから、本書ではあえて徹底的に現場の生々しい具体例を全ての章に入れ込んであります。 婚活中の人たちが「こういうことあるよねー」という「あるある」の事例を読むことで、問題意識を呼び起こし、具体例に登場する男女への徹底取材から導き出された、本当に役に立つテクニックを提示してあります。 全事例は、エグいほどの現場事例です。結婚相談所で起こる醜いドロドロとした人間模様も描かれています。 ただ、笑って読めるようなエンターテイメント性もしっかりと入っています。 これらの工夫によって、この本は、従来の婚活本では絶対に得られなかった解決策を身につけられるようになっています。

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