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玉の輿女子から学ぶ、高年収男性の男心とは?

大手企業勤務、年収2000万、港区在住…ハイスペックな男性が求めるお見合い相手の条件は?結婚を決めたきっかけは?気になる結末をご紹介♡

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目次

  1. ○女性が評価するものは、男性の本質ではない
  2. ○「年収400万円大作戦」でお見合い相手が見つからない!
  3. ○玉の輿女子は、スペックで人を見ない
  4. ○まとめ:高年収男性の男心をつかめ!
     

    玉の輿女子

    その日もいつものように入会カウンセリングに向かった。
    会うのは、38歳未婚の会社員男性、とおるさんだ。
    私はいつものように待ち合わせより30分早く到着したが、すでに彼はいた。
    「大西さん、こっちです!」
    よく通る声で、私のほうを見て手をふってくれた。
    こんがりと焼けた肌に白い歯が光る。平日の午後8時。仕事帰りのはずなのに、一日の疲れをみじんも感じさせない。スーツもグレーの仕立ての良いものだった。ただものではない雰囲気だ。
    「とおるさん、すごく素敵な服装ですね。普段のまま来てもらってもよかったのですよ」
    「いえいえ、会社帰りですよ。うちは服装に厳しいもので」
    私は、今の彼の言葉で確信をした。絶対この人なんか他の人と違う。
    私はストレートに聞いた。
    「あの、お勤めってどちらなんでしょうか」
    「M社になります」
    「ひ、ひー! 本当ですかっ!」
    なんと誰もが知っている超有名外資系企業だ。年収は2000万円を軽く超えていた。おまけに富裕層が多数集まる、東京都港区在住の一人暮らしだ。
    ここでふっと疑問がわいてくる。
    「ハイクラスな結婚相談所ではなく、なぜうちにいらっしゃったんでしょうか」
    大西さんのブログを読んで、あれを頼めるって思ったんです
    「えっ、あれって?」
    全くなんのことだかわからない。
    すると、とおるさんは、思わぬ行動に出た。
    いきなりテーブルに手をついて、頭を下げたのだ。
    お願いですっ! お見合い相手には僕の年収を『400万円』と伝えてください
    「ええっ!?」
    年収をオーバーに言いたがる男性はいても、過少申告してくれと頼まれたことは今までにない。しかも400万円って80%オフ。バーゲン最終日かっ。謎は深まるばかりだ。
    「とおるさん、なんでそんなに年収を低く言わなければいけないのですか? 事情を聞かせてもらえたら、対応できるかもしれません」
    「実は……」
    彼の回答は、思いがけないものだったが、よく考えるとそうだなぁと共感するようなものだった。
    • 女性が評価するものは、男性の本質ではない

      「以前はハイクラスの結婚相談所に入っていました。そこは若い女性がたくさんいました。ひっきりなしにお見合いの話が来ていました。
      僕は38歳なのに、相手の女性は25歳とか26歳でした。彼女たちから見たら明らかに僕はおっさんじゃないですか。普通は一回り以上年上の男性のところに若い女性が来ないでしょう。これって経歴や高年収目当てですよ
      「ああ、確かにそうかもしれないですね。うちでも、年齢が10歳以上年上の男性を紹介したら、目を三角にして怒られちゃいますよ。だから原則年齢差は10歳以内ということにしているんです」
      「ですよねぇ!」
      彼はノリ良く笑顔でリアクションをしてくれた。明るいし飾り気のない雰囲気にも好感を持てる。
      「大西さん、僕はね、実は四流大学出身なんですよ。取得資格は英検4級だけですよ。たまたま部活の先輩の紹介で外資系の会社に就職が決まったんです」
      「うわっ、なんと運の良い!」
      とおるさんは、グローバルの本社やクライアント、社内他部署からの無理な要求にめげず、チームを組み立て、次々とプロジェクトを成功させていった。英語は決して得意ではなかったが、同僚がフォローしてくれたという。
      そこに、ヘッドハンティングの話が来たんです。それが今のM社です。でも、僕は本来力の足りない人間です。周りに助けてもらったおかげで、仕事をやってくることができました。今も、同僚や部下の支えに感謝しているんです」
      俺の実力だと言ってしまわないところにまた彼の底知れない実力を感じる。きっとこの人は知らない間に周りに愛され、味方につけながら、どんどん出世していくのだろう。
      でも僕は、こんな幸運がいつまでも続かないと思うんです。外資系はご存じの通り、いつ首を切られるかわかりません。徹底した実力主義ですから。だから今の実力以上の状態で近寄ってくる女性は困るんです」
      「なるほど、それで高年収目当ての女性をブロックするために、年収400万円ということにしたいということですね」
      「はい、そうです」
      確かに、年収に関して逆サバ読みで嘘をつくことになる。でも、実は年収が2000万円だったと聞いて怒る女性はそんなにいないだろう。
      「わかりました。年収400万円でやってみます」
      「ありがとうございます!」
      彼は無邪気な笑顔を見せた。
      しかし、私は3日もしないうちに、この「年収400万円大作戦」を引き受けたことをひどく後悔することになった。
    • 「年収400万円大作戦」でお見合い相手が見つからない!

      とおるさんの条件は、2歳年上の女性までOK、つまり40歳までOKで結婚歴がある人もOKというかなりゆるやかなものだった。
      子どもが欲しいから40歳までという制限をつけたことを申し訳なく言っていたが、十分すぎるぐらい太っ腹だ。年収2000万円の男が、バツイチ40歳の女性もOKと言っているのだから。
      しかし、お見合いの実現は意外にも難航した。
      「仕事がデキる男性」と条件を掲げていた女性を中心にお見合いの打診をかけた結果がさんたんたるものだった。
      「年収400万円って普通じゃないですか」と、断られていったのだ。
      「年収400万円しか稼げない人が、仕事ができるとは思えません」ということだろう。
      私は、わずか5日で音を上げて、とおるさんに電話をした。
      「とおるさん、キツイです」
      「うーん。やっぱり僕は年収以外には価値がないのでしょうか
      「いやっ、多分違う問題が起こっていますね。会社名をお伝えしているのが原因かも。『なんでそんな有名企業の年収が400万円台なの?』と不信感の材料になっていますね。だから、もうやめちゃいませんか、この大作戦は」
      「いやっ、もう少しだけお願いします。あと3人でいいので」
      「げー」
      仕方なく、あと3人お見合い候補を探すことに。次は、「仕事にプロ意識を持って一生懸命取り組んでいる人」という条件の人から探した。
      年収という結果よりも、仕事に取り組む姿勢というプロセス重視の女性たちがお見合い候補になる。
      なんとこの探し方で、結婚相手が本当に見つかった。
    • 玉の輿女子は、スペックで人を見ない

      とおるさんの結婚相手となった女性はこちらだ。

      ちさとさん 子どもが大好きな明るい女性。

      年齢:36歳 職業:中学校英語教師 結婚歴:未婚

      男性に求める条件:仕事にプロ意識を持っている人、頑張りやさん


      では、どうやってお見合いから結婚まで至ったのか。
      これがそのときのお見合い打診メールだ。
      「とおるさんは、有名企業に勤めていて一生懸命お仕事をされています。今後の活躍も期待されますし、お仕事に生きがいを感じています」
      すると、彼女からこんなメールが返ってきた。
      私も残業の毎日ですが、たとえお給料が半分になっても、この仕事を辞めません。だから、とにかく仕事に一生懸命という人にはとても共感できます
      二人はすぐに意気投合し、まもなく交際に至った。
      とおるさんは、もともとイケメンでおしゃれだし、性格も良い。はっきりいって完璧な男である。出会ったら絶対に女性が好きになる勝算は最初からあった。
      そして来るべき日はやってきた。
      いつもは居酒屋デートなのに、その日は六本木ヒルズの最上階のレストランだった。
      ちさとさんは、六本木駅に降りて、下から巨大なビルを見上げた。
      彼女は中学校の入学式用のピンクのスーツを着て、最上階に上がっていった。
      エレベータを上がりきった先は別世界だった。ホステスなのかモデルなのかわからないが美しい女性たちが男性の腕に手を回して歩いている姿もある。
      ウェイターに席を通された先に、とおるさんがいた。
      「やぁ!」と彼はちさとさんに向けて手をふった。
      しかし、いつものカジュアルな彼ではなかった。仕立ての良いグレーのスーツを着ていた。
      「コースは予約しておいたよ」
      な、なんじゃこりゃー! ちさとさんは、狐につままれたようだった。
      そして、食事も終わりの頃、その瞬間は訪れた。
      僕と結婚してください
      そう言って、彼は指輪を差し出した。
      「ありがとう。でもここまでわかりやすいと少し笑っちゃう。ふふふ」
      と、そこで衝撃的な事件が起こった。婚約指輪だ。
      ハリー・ウィンストンの指輪だった。しかも「ウィンストン・ブロッサム」だ。最低でも200万円はくだらない。ちさとさんはホームページで憧れてうっとり見ていたから覚えていた。
      「ちょっと、これ……」
      「あ、給料3カ月分で買ったから。結構したね」
      「はぁ!?」ちさとさんは、指輪からとおるさんの顔に視線をうつした。
      ああ、実はね。僕は年収2000万円なんだ
      「えーっ!」ちさとさんは気絶しそうになった。
      「な、なんでそんな噓を……」
      とおるさんは、神妙な面持ちで今までの経緯を打ち明けた。
      「そういうわけで、僕がごく普通の年収だったとしても、愛してくれる人と結婚したかったんだ。ごめん。結婚してください
      「ごめんなさい、結婚してくださいって……。まあ少ないより嬉しいからゆるしてあげる」こうして二人はゴールインして、子宝にも恵まれ、今は2人の子どもがいる。
    • まとめ:高年収男性の男心をつかめ!

       ・高年収の男性は、お金目当てで近づいてくる女性に対して警戒心や嫌悪感を抱いている人が多い。デキる男性こそ、年収で人を値踏みしない女性を望んでいる

       ・デキる男性との結婚を望むのであれば、逆に年収、職業、学歴など人をスペックで判断するというその心根が、デキる人を遠ざけるという結果を招くことに気づ

となりの婚活女子は、今日も迷走中

大西明美

かんき出版

第3章 男心をがっちりつかむ女性たちより

結婚相談所で起きている本当の話! 私、この本の原稿を読んだら結婚出来ました! ―30歳 書店員 年下男に捨てられる女、結婚できる女 SNSで自爆する女 インスタグラムで男の心をつかむ女……。 「◯◯したらうまくいきます」という上っ面だけの婚活テクニックでは、そのテクニックが自分に役立つかどうか定かではありません。 だから、本書ではあえて徹底的に現場の生々しい具体例を全ての章に入れ込んであります。 婚活中の人たちが「こういうことあるよねー」という「あるある」の事例を読むことで、問題意識を呼び起こし、具体例に登場する男女への徹底取材から導き出された、本当に役に立つテクニックを提示してあります。 全事例は、エグいほどの現場事例です。結婚相談所で起こる醜いドロドロとした人間模様も描かれています。 ただ、笑って読めるようなエンターテイメント性もしっかりと入っています。 これらの工夫によって、この本は、従来の婚活本では絶対に得られなかった解決策を身につけられるようになっています。

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