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浮気する男性心理と浮気されないためのコツ

惚れている男性の好みに合わせて自分を変えたほうが良い?それとも、ありのままの自分を好きになってほしいから自分らしさを大事にする?一体どちらを優先すれば浮気されにくいのでしょう。男性心理から考える、浮気をされないコツをご紹介します。

下田美咲

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目次

  1. ○あなたの好みにすべて合わせます
  2. ○欲望の行き先を考えたことがある?
  3. ○プライベートな画像や動画を撮りたいと言われたら
  4. ○「今回は浮気しない」という素直さと決意
     
    • あなたの好みにすべて合わせます

      惚れている男性の好みに合わせて自分を変えることについて、あまり良しとしていない女性は多い。女子ばかりが集まる会では、カレ色に染まることについて、「自分がない」だの「そんなの言いなり」だの「相手の都合のいい女になっちゃう」などと言われがちだし、「オシャレは自分のためにすることで、ファッションやライフスタイルは自分らしくあるべき」「ありのままの自分を好きになってほしい」「パートナーは、私のこだわりを理解してくれる人じゃなきゃダメ」などと話す女性は多い。
      そういう人を見るたびに「この人の彼氏になる人、可哀想」と思う。「だから浮気されるんだよ」と思うし、「そのうち振られるだろうなぁ」と思う。
      私(下田 美咲)は「この人から愛されたい」と思ったら、その人の好みを全面的に取り入れる。
      髪型やメイクの仕方などについて、何かリクエストがあれば(もしくはクレームをもらえれば)すぐさま採用するし、洋服や下着など身に着けるものも、好みを教えてもらえれば、すぐに総入れ替えする。
      夫と出会ったことで、私の下着ケースの中は白い総レースのTバックのみとなり、他のカラーや布面積の広い下着はすべて処分になった。私の髪の毛は伸ばす方針で決定となり、今後ロングに飽きたとしても「たまにはイメチェンでショートカットにしようかな」と検討する余地は失われた。アイシャドウは薄いブラウンを自然なグラデーションにして、アイラインは目頭のところにも少しだけインラインを入れることになった。
      彼が私を見たとき、どんな下着を身に着けているのが一番エロく感じて、どんな髪型をしてると一番可愛く見えて、どんなメイクだと一番好きな顔になるのか、それを知ることができたのなら、私はそれを選びたい。
    • 欲望の行き先を考えたことがある?

      どんな女の子が好き、女の子のこういうところがたまらない、というポイントは誰にでもあって、それはこちらにもある。
      私は男の人の襟足の髪の毛の感じが好きで、ワックスやスプレーをしっかり使ってスタイリングをした束感のあるヘアスタイルにキュンとくるし、キスをしたときに柑橘系の整髪料の香りがすると異性を感じるし、細いのにしっかり筋肉がついている体つきは男の人特有のもので、とてもセクシーだと思う。
      だから私は、男の人の髪型はミディアムヘアが好きだし(他のレングスでは、襟足の毛がないし、束感のあるセットが成立しない)、太っている人やマッチョすぎて線の太い人は、脱がなくてもすでに、私の好みの身体じゃないことがわかる。脱いだ姿にエロさがある可能性がない。
      過去、付き合ってきた人の中には、襟足を刈り上げていた人もいたし、ポッチャリ気味な人もいて、そういうとき、私はこれらの意欲をお蔵入りさせていた。好きになることと、好みのタイプであることは、イコールではないので、付き合った人が好みではないことはよくあった。
      見た目を好きになったわけじゃないし、見た目以外に好きなところがたくさんあるから髪型や体型には妥協しよう、という目で見ているので「髪型変えてよ!」とか「痩せて‼」とは言わないのだけど、そういうときに、好みドンピシャの人を見かけることがあると、すごく目移りしてしまう実感があった。後ろ髪を引かれる感じ。
      「あーやっぱり、こういう襟足好き……」「こういう体型グッとくる……」という気持ちは、お蔵入りさせていても、消滅はしていない。だから、もし私が、彼の好きな女の子像をきちんと担当しなかったとしたら、その欲望はどこへ行くんだろう、と思う。
      「エッチしてるときに長い髪の毛が揺れる感じがエロい」という気持ちを、私が大切にして面倒を見なかったら、彼はそれを泣く泣くお蔵入りさせるか、もしくは他の誰かで叶えるしかなくなる。
      彼の好みが、自分の体質や素質では無理な場合もあるから、どうやっても叶えられないこともあるけれど、どうにかできる範囲内であれば、なるべく好みのタイプをしっかり体現してあげたいと思う。だって、彼の女でありたいし、他の女に手を出してほしくないから。彼が女体に望むことを、私でどれだけまかなえるかが、浮気をされないためには、すごく大切なことだ。彼が大好きな透け透けパンツを、他のスカートの中に求められたくないから、私がちゃんと穿く。
    • プライベートな画像や動画を撮りたいと言われたら

      「エッチしているところを動画で撮りたい」「この姿、写真撮っていい?」などのリクエストも、同じことで、そういう欲求が彼の中にあるのであれば、それは二つ返事で引き受ける。
      だって、ここで私が断ったら、彼のこの意欲はどこへ行くんだろう(消えるはずがない)と不安になるし、一人のとき、彼は誰の動画や誰の画像を見るんだろう、と心配になる。エッチな動画や画像が彼の生活に必要なものなのであれば、私が担当したい。他の女の人の裸を見られるのは嫌だから、私のエロ画像やエロ動画を見る段取りにしておいた方が安心できる。
      「彼氏が、してるところを撮りたいと言ってきた、最低」と話す女性を、よく見かけるし、一般的には「彼氏であれなんであれ、そんなもの絶対に撮らせちゃダメ」と言われているように思う。「うまくいっているときはいいけど別れた後にリベンジポルノでもされたら」などのリスクも懸念してのことだと思うけれど、流出に関して言うと、万が一してしまったとして、別にそのときはそのときだ、と思っている。
      だって、そもそもそこには可愛い姿しか写っていない。好きな人とエッチをしているときなんて、私の中でも一番可愛い私で過ごしているときだし、まったくもって醜態ではないので、とくに黒歴史ではない。流出したときに「あんな姿が晒されるなら死にたい」と思うような、変な性行為はしてない。この時間と引き換えに死んでもいいくらい良いひとときだった、と思える性行為をしてくれるような人じゃなきゃ好きにならないし、好きな人に可愛がられているときの幸せそうな私の様子しか写っていない。
      そして、リベンジポルノに関しては、されないような気がしている。私は別れるときに、本を一冊書くくらいの気合いで一大プロジェクトとして取り組んでいて、相手に恨まれない別れ方を徹底しているから。
      ただ、私は恋人に自分との性行為の撮影許可を出すとき、基本的に流出のリスクは受け入れている。「絶対に流出する可能性がないから」と思ってOKしているわけではない。流出のリスクは絶対にある。その人が自分に悪意を持つ可能性が0で、信頼できる相手だったとしても、うっかりデータを落としてしまう可能性や、パソコンや携帯を盗まれてしまう可能性は0ではないと思うから。
      だから、流出しちゃうこともあるかもなーとは思うけれども、恋人が撮りたいのであれば全然OKで、カメラを向けられた際は、ちゃんと可愛く写ろう、他のAVが必要なくなるくらい良いエロ動画が撮れますように、と思っている。
    • 「今回は浮気しない」という素直さと決意

      夫は、私が出会ってきた男の人の中でも、ちょっと他の人とは比べ物にならないくらい、好みの女の子像がハッキリしていて、その分、リクエストとクレームが多い(アイシャドウのグラデーションの茶色を一種類替えただけで気がつく男性を私ははじめて見た)。
      浮気をされたくないし、彼の欲をお蔵入りさせないで済むのならそうしてあげたいので、それを叶えることに私は全力で協力している。
      付き合っている頃、彼が「俺、浮気しなかったことないけど、美咲ちゃんに限り、浮気してない」と言ってきたことがある。
      ほとんどの男の人は彼女に対して、過去の浮気歴を隠すように思う。それはきっと、今回もする可能性があるからであって、だから「悪いことはしないし、できない人なんですよ、俺って」という話にしておくことで疑わせないようにしておこう、っていう下心からくる対策なのだろうけれど、彼がこれまでの浮気歴を隠さなかったのは「元カノたちは、その程度の女だった(だからそもそも別れたし、結婚するほどじゃなかった)」という意味であり、「(だけど美咲ちゃんのことは結婚するほど好きなわけだから)今までとはワケが違うから大丈夫だよ」という意味なのだと思う。
      結婚してからも夫はよく「美咲ちゃんが浮気しなければ俺もしない」と言う。たいていの男の人は「浮気なんてしないよ!」「できないよ!」「だって他の女に興味ないから!」「好きじゃないと気持ち悪くて抱けない!」とか言うけれど、そんなファンタジーなことを彼は言わない。浮気はできるし、別に抱けるし、男なんだから好みの女がいたら興味はあるけど、でも、美咲ちゃんが浮気をしない限り、俺も貞操は守るって決めてる、という決意として「浮気しない」と言う。
      思っているわけがないファンタジー(だって私も思わないし)で片付けてくる人より、よっぽど信頼できると思う。
      そんな夫が大切なので、万が一にも彼が他の人に目移りしないように、今日も夫好みに染まり倒す気満々の妻です。

そうだ、結婚しよう。

下田美咲

毎日新聞出版

part2 非常識が夫との仲を深める!より

気鋭の恋愛コラムニストが予想外だった自らの結婚、妊娠を通してつづる幸せな結婚を呼ぶ非常識の哲学。cakesで大人気連載中「下田美咲の口説き方」の書籍化!アラサー未婚女子に放つ、痛快エッセイ。

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