目次
- ○表情をシンクロする人を、好きになる。
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表情をシンクロする人を、好きになる。
「相手のどこを見ればいいんですか。目ですか。鼻ですか。口ですか」という質問が出ます。覚えてもらうためには、アイコンタクトが必要です。就活の学生も、みんなこれを聞きます。恋愛で覚えてもらうには表情を見ることです。目とか鼻とか口はパーツです。表情は、全体のバランス、組み合わせのトータルで生まれます。「どこ」とは言えないのです。表情にはメッセージがあります。たとえば、誰かと一緒にごはんを食べに行った時に、「ドリンクは?」という単語が出たとしても、あとは表情でメッセージが伝わって、やりとりができます。アイコンタクトのできない人は、相手の表情を見ていないのです。男性が女性を「好きかも」と思うのは、出会った時に相手の表情が動いて、自分と同じ表情になった瞬間です。美人というだけで好きになるわけではないのです。自分が笑っている時に、相手にすました顔で「何がおかしいんですか」と言われるか、笑いながら「何がおかしいの」と言われるかの違いです。何かを言う前から笑ってくれたら、うれしくなります。相手が笑っていたら自分も笑うというキャッチボールが大切です。目を合わせられないと、表情も合わなくなるのです。勘違いして、常に笑顔でいる人がいます。 「笑顔ならいいんでしょう? 私は割り箸をくわえて笑顔の練習をしています。本にも笑顔がいいと書いてあったし」と言うのです。「今日はとんでもないことがあった」という話をしているのに、笑顔で「何があったの」と言われても困ります。話す前から「エッ、何があったの」と、自分の気持ちに連動する表情をしてくれたら話しやすくなります。笑顔一点張りの人は、やがてセールスマンの顔に見えてきます。女性は共感を大切にします。男性でも、やはり共感は大切なのです。