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「友達の彼氏を奪う」「人の旦那を奪う」ってどうなの?

彼氏を友人に奪われたり、会社の後輩に取られたり、あまり経験はしたくないですが、そもそも他の女性のところに行ってしまう男性なんてどうなんでしょう。数十年後その男性と女性はうまくいっているのでしょうか?大谷由里子さんの「オンナの敵はオンナ」よりご紹介をさせていただきます。

大谷 由里子

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目次

  1. 友達の彼氏を奪うってどうよ
  2. 先に妊娠したほうが勝ち?
     
    • 友達の彼氏を奪うってどうよ

      彼氏を友人に奪われた経験のある女性も多い。わたしも何度か、その経験がある。
      奪われ方にも、いろいろある。わたしの場合はたいてい、こう言われる。
      「君は、僕がいなくても大丈夫だよね」
      いまとなれば、わたしにも反省点はある。
      わたしの恋愛は、いつも尽くす女から始まる。相手の気を引くために家庭的な女を演出する。
      甲斐甲斐しく、彼の面倒を見たり、お弁当をつくったり。でも、基本的には、仕事が大好き、バイトが大好き、友達が大好き。彼にばっかり構っていられない。
      気がつくと、いつのまにか、つき合っていたはずの彼は、わたしの友人の彼になっていた。何度かそのパターンを経験した。もっとも、わたしのほうもいつのまにか会う回数が減っていたりして、あんまり執着もない。
      そして、わたしの彼の彼女になる女性は、たいてい、わたしと正反対。
      「わたしには、あなたがいないとダメ」を言えるような女性だった。
      でも、若い頃は、やっぱり落ち込んだ。いろいろ考えた。
      「やっぱり男性は、可愛くて、控えめな女性が好きなのかなあ」
      「でも、わたしは、すがりつく女になんてなれない」
      そう思った。
      「君には、僕よりも大切なものがたくさんあるね」
      わたしの友達の彼氏になった男性から言われた。たしかに、その通りだった。
    • 先に妊娠したほうが勝ち?

      『阪急電車』という、ベストセラーになって、映画化までされた小説がある。
      映画版では主人公の一人の女性は、彼を後輩に寝取られる。
      このパターンは結構多い。わたしの知人にも何人か後輩に彼を奪われた女性がいる。
      友人の中に、トップ営業の女性がいる。彼女にはつき合っている人がいた。彼は、職場の同僚だった。ある日、早朝に彼の部屋を訪れた。
      鍵を開けて、びっくりした。そこには、女性の靴があった。そして、部屋にいたのは、自分の後輩の女性だった。
      別の友人。彼女は結婚していた。そして、家にも職場の仲間を集めて、よくホームパーティなどを開いていた。
      自分の部下と夫が楽しく盛り上がっていても、別に気にもとめなかった。
      そんなある日、彼女は、夫から急に別れてくれと言われた。
      理由を問いただすと、よく家に遊びに来る後輩とつき合っていた。それだけでなく、その後輩は妊娠していた。もちろん、夫の子だった。
      「他の女性に子どもができた」
      そう言って別れを切り出された女性を、他にも何人か知っている。
      意外と相手の女性が友人だったり、職場の同僚であったり知人であったりする場合も多い。
      彼女たちは言う。
      「ショックなのよ。耐えられないのよ。でも、相手の女性に『堕ろして』とも言えなかった」
      「なんでわたしが先に妊娠しなかったんだろう」
      やっぱり、妊娠したほうが勝ちかもしれない。
      もちろん、友人から彼を奪った友達もいる。
      恋人との悩み相談を聞いているうちに子どもができた。
      「だって、もともと、わたしも彼のことが好きだったんだもん」と、彼女は言った。
      「あんなに必死で奪ったのに、いまではただのおじさんだわ」と言っている。
      もっとも、奪われた女性も不幸だとはかぎらない。
      「いまとなれば、あんな男、奪ってもらってよかったわ」などと言うメンバーもいる。数十年後は、わからない。
オンナの敵はオンナ

オンナの敵はオンナ

大谷 由里子(おおたに ゆりこ)

きずな出版

第3章恋愛と仕事のバランス─ 男と共存していくにあたってより

本書では20代で結婚、出産、起業を経験、今も第一線で活躍し続ける著者だからこそ知るオンナたちのリアルな世界をお届けいたします。

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