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【医師執筆】缶コーヒーの健康にいい飲み方

疲れた時に飲みたくなるのが、甘くて美味しい缶コーヒーですが、飲み方を間違えると逆効果になることも。。。そこで馬渕知子さんの「朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる」よりコーヒーの効果をUPする正しい飲み方をご紹介します。

馬渕知子(マブチメディカルクリニック院長)

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目次

  1. ○缶コーヒーは疲れのもと
  2. ○基本はブラック、時々、黒砂糖
     
    • コーヒー、基本の飲み方
      一流 断然ブラック派
      二流 缶コーヒーを常飲

       

      缶コーヒーは疲れのもと

      疲れた時に飲みたくなるのが、甘くて美味しい缶コーヒー。でも、実は逆に疲れを招いているとしたらどうでしょう。
      缶コーヒー1本の中には、味を凝縮させるための香料や安定剤、脱脂粉乳や人工甘味料など添加物、そして、多量の砂糖が含まれています。一般的なもので1本につき10g以上。これは、WHOが定めた1日の糖分摂取目安量「1日の総カロリーの5%未満」のおよそ半分の量です。
      一般的な方が1日に必要なカロリー数は、だいたい1800〜2200kcalですから、この5%とすれば、90〜110kcal。砂糖1g=約4kcalなので、22・5〜27・5gが、1日に摂取する理想の砂糖の量となります。
      缶コーヒーをたった1本飲んだだけで、1日に必要な糖分量の半分を摂取することになる……。こう考えると、缶コーヒーに含まれる糖分がいかに多いものかが実感できるのではないかと思います。まして、砂糖はあらゆる食品、料理に含まれているので、缶コーヒーを1日に2本も3本も飲むのはお勧めできません。
      特に空腹時はもっとも危険です。缶コーヒーに含まれる多量の砂糖は、血液中の糖分量(血糖値)を急激に上昇させ、その反動で急下降を引き起こします。結果として自律神経は乱れ、かえって疲れを感じやすくなってしまうのです。さらには、脳機能や精神面に影響を及ぼす原因にもなるとされています。
      ちなみに、最も砂糖の量が多い缶コーヒーは20g以上、ペットボトルタイプになると50g以上のものさえありま。

       

      基本はブラック、時々、黒砂糖

      適度な糖分は、疲労回復や脳機能のアップに役立ちますが、純粋にコーヒーの働きを活用したいならば基本は「ブラック」です。コーヒーのアロマ効果である香りを邪魔するものもありませんし、成分的にも体にストレートに恩恵を運んでくれるでしょう。
      砂糖を入れるにしても、白い砂糖はNGです。白い砂糖=上白糖は、コーヒーに溶けやすく使い勝手は良いのですが、体内でも溶けやすく吸収され易いので、血糖値を急激に上げてしまう可能性があります。それに比べて、きび砂糖や黒砂糖は、体内への吸収が緩やかで血糖値も上げにくいので、メンタル維持にもダイエットにも向いているのです。
      血糖値が気になるならば、黒砂糖や和三盆などを使えば、通常の白砂糖よりも血糖値の上昇が緩やかだとも考えられています。

朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる

馬渕知子

クロスメディア・パブリッシング

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