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24席で1日約200人を集客「ワンタンメンの満月 三鷹店(東京・三鷹)」東京で幅広い客層に大人気
魚介香る澄んだ醤油味のスープ、こだわりの自家製麺、ワンタンなどの特徴を持つ山形県酒田市のご当地麺・酒田ラーメン。創業65年を迎える現地の名店が東京初出店。
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- ○24席で1日約200人を集客「ワンタンメンの満月 三鷹店(東京・三鷹)」東京で幅広い客層に大人気
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東京・三鷹「ワンタンメンの満月 三鷹店」
魚介香る澄んだ醤油味のスープ、こだわりの自家製麺、ワンタンなどの特徴を持つ山形県酒田市のご当地麺・酒田ラーメン。創業65年を迎える現地の名店が東京初出店。幅広い客層を呼び、土日は200人以上が訪れる。大正時代、中国人が作った支那そばの技術が受け継がれ発展してきたとされる酒田ラーメン。今ではその味を求めて遠方からも訪れるほど、ご当地麺として支持を受けている。各店でも特徴があるが、中でも酒田を代表する人気店が『ワンタンメンの満月』だ。本店の創業は1960年。全国的な認知度をより高めるべく、二代目店主の齋藤直氏が近年注力しているのが店舗展開だ。2014年7月には宮城県仙台市に「満月仙台定禅寺店」をオープン。2020年2月には同店を東京・三鷹市へ移転し、初の東京進出を果たした。『ワンタンメンの満月』の人気は、油が浮かないクリアなスープと、その味に合わせて磨きをかけた自家製麺、極薄生地のワンタンという3本柱が支えている。5割以上が注文する看板商品。山形産の醤油3種類とチャーシューのつけ汁 を使用したかえしと魚介だしが香るスープを合わせ、ワンタン4個、メンマ、 チャーシュー、ネギ、煮卵をのせる。無料で背油を足し、こってり味にも変更可。塩ワンタンメンと並ぶ人気商品。山形の特産品・紅花油にゴマペー ストとすりゴマを加えたオリジナルラー油入りのピリ辛味。彩り と食感をプラスし、箸休めのような位置づけで小松菜もトッピング。女性人気が高い塩ワンタンメン。かえしには塩ダレに白 醤油、生姜、ゴマを加えており、ワンタンの美しい色合い が際立つ。彩りにはネギのほかに水菜を加えている。だしは魚介系と動物系合計6種類を組み合わせ、低温で丁寧に煮出すことであっさりしながらもコクのある味わいを実現。麺は食用シルクを使った本店の自家製麺に限りなく近い品質を開発し製麺所に特注している。”繁盛のポイント“幅広い世代を魅了する とろけるワンタンワンタン皮は本店に隣接する工場で製造し熟成させた冷凍生地を三鷹店に運び、店内でひとつずつ包む。
「鍋から上がる泡に当たるだけでも薄皮に穴が開きます。ゆでる際は鍋底に皿を敷き、細心の注意を払って仕上げています」と三鷹店店長の佐藤歩氏。平日昼は近隣の会社員や年配客、夜はファミリー層が多いという同店。休日は遠方からの目的来店客も獲得している。白や木目を基調とした清潔感のある店内で、全体の4割は女性客だという。メニューは本店とほぼ同じ構成だが、お酒も比較的出ることから三鷹店限定で、小皿にワンタン3個を盛り付けた「皿ワンタン」(200円)を考案。もみじおろしを加えたピリ辛の特製ダレで食べるつまみメニューで、客単価アップにも貢献している。三鷹店の好調を受け、2024年6月には京都駅ビル内の「京都拉麵小路」に3店舗目を開業。伝統を守りながらも、酒田の味をより多くの人に伝えるべく、さらなる店舗展開を視野に入れている。Shop data
▪住所/東京都三鷹市下連雀4-16-15 東洋三鷹コーポ104号
▪規模/12坪・24席
▪営業時間/11:30~20:00(LO19:30)
▪定 休 日/ 木曜日
▪客 単 価/昼1000円、夜1100~1200円
▪月商/350~400万円
▪シフト人数/平日3人、土日昼4人、夜3人
▪経営/㈲満月※情報は紙面掲載時のものです※「近代食堂2025年3月号」より引用