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一汁一菜でよいと至るまで

レストランで食べるものと家で食べるものとを区別し、家庭では簡素なものを食べればよい、という「一汁一菜」のスタイルを築いた料理研究家・土井善晴。テレビでおなじみの笑顔にこめられた「人を幸せにする」料理への思い、ベストセラー『一汁一菜でよいという提案』に至るまでの道のりを綴る。

土井 善晴

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      進行
      土井先生のベストセラー『一汁一菜でよいという提案』は有名ですが、今回は、そこにに至るまでの道のりを綴った一冊となっております。
      早速、この本の執筆経緯なんですが…

      ある教室で若い主婦の方が「晩御飯何作ろうかというのが物凄く悩みです」って言われて、
      「そんなん、ごはん炊けて味噌汁作れる、そんでOKやから」言うたら、「えっ!」ってなって…
      そして、「お料理っていうのは、そこに一つずつ自分が作りたい、余裕のある時に一つずつきちっと覚えていったら良い」と続けたら、みんなほっとして肩の荷が下りたというのがあったんです。

      だから、そんなに困ってる人がいてるんやったら、大急ぎで本を書こうと思ったのがこれですよ。

      でも、今までの仕事と矛盾してるから、自分の仕事なくなるんじゃないかぐらいに思ってたんです。
      そしたら、…

      土井 善晴さん
      土井 善晴さん

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一汁一菜でよいと至るまで

一汁一菜でよいと至るまで

土井善晴

新潮社

料理に失敗なんて、ない――レストランで食べるものと家で食べるものとを区別し、家庭では簡素なものを食べればよい、という「一汁一菜」のスタイルを築いた料理研究家・土井善晴。

フランス料理、日本料理の頂点で修業を積んだ後、父と同じ家庭料理研究の道を歩む人生、テレビでおなじみの笑顔にこめられた「人を幸せにする」料理への思い、ベストセラー『一汁一菜でよいという提案』に至るまでの道のりを綴る。

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