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- ○プチ・ドライフルーツの作り方 ― モッズ(百舌鳥族)で天然食
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プチ・ドライフルーツの作り方
― モッズ(百舌鳥族)で天然食「百舌鳥(もず)のはやにえ」のように、食べ物を干しておく人々をモッズと呼ぶ……かどうかはわかりませんが、「干せばうまい!」食材はいろいろとあります。最近の日本の果物は、どれをとってもすこぶるあま~いですね。品種改良や栽培方法の進歩の賜物でしょう。とはいえ、出始めのイチゴ、キウイ、リンゴ、柿などには未熟でまだ固く、甘さの薄いものもあります。そんなとき、モッズは迷わずスライスして天日に干すのでありました。皮を剝いたイチゴ、キウイ、リンゴ、柿などを5ミリくらいにスライスしてザルに並べ、天日と風にさらします。果物は水分が多いので、天日干し初日はできるだけ太陽カンカン照りで風のある日にしてください。イチゴやキウイは縦¼くらいにスライスして4日ほど干しましょう。水分が抜けて果肉がフニャフニャ~とした生菓子のようになります。すこぶる甘いので、砂糖不使用のおやつになります。リンゴは芯を抜いた後に輪切りにするとドーナツ状になるので、穴に棒を挿して干すとなおよいです。2~3日天日に干すと、フニャフニャになります。これまた結構甘いので、おやつ、アップルティ、お菓子作りに最適です。柿なら3~4ミリの厚さに輪切りにして、洗濯バサミで摘んで干しましょう。こちらは、パリパリして甘いです。1日干すと、水分が抜けて果肉がシナシナ~とした感じになります。冷蔵庫に入れておくとしばらく日持ちします。これが、「プチ・ドライフルーツ」。3~5日干し続けると、さらに水分が抜けて果肉が固くなり、ますます日持ちが良くなります。ここまでくると、「セミ・ドライフルーツ」です。自宅で作るならプチドライかセミドライどまりで、完全にカリカリの「パーフェクト・ドライフルーツ」にするには電気による温風乾燥が必要です。お菓子代わりに食べてもいいですが、セミドライにした果物を1センチくらいに切って、少量の塩とサラダ油を加えるとオイル漬けになってさらに長持ちするようになります。また、塩やミカン汁を合わせればなますができてこれまたうまい。めんたいロックバンドTHE MODSの「激しい雨が」を聴きながら干物を作るのが、九州のロッカーですばい。
腸を元気にするレシピ109
第1章より 腸を元気にする野菜レシピ44より
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