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エレガンスの定番靴といえばサルヴァトーレ・フェラガモのヴァラ

GUCCI JAPANで顧客獲得率No.1に輝いた経歴を持つキャリアカウンセラーが、良きパートナー像にピッタリな《究極の助手席靴》をご紹介します!

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目次

  1. ○幸せな淑女になれるエレガンスの定番靴
     
    • 幸せな淑女になれるエレガンスの定番靴

      桜の咲く頃、私の家の近くの私立小学校では入学式が行われます。
      お子さんの手を引いて歩くママが履いている靴でよく目にするのが、サルヴァトーレ・フェラガモのヴァラです。
      このネイビーの靴に、白襟がついた濃紺のワンピースという姿は入学式の定番スタイルのようです。
      お子さんとご主人との3人で手を繋いで歩く姿は、まさに絵に描いたような幸せそのものの光景なのです。
      笑顔に溢れた人々の波に、桜の花びらがハラハラと舞い降りてきて、その美しい光景に、いつも見入ってしまいます。私も幸福感で一杯になるのです。
      この光景が目に焼き付いているのか、私の中では、「幸せなママ=ヴァラ」のような方程式ができてしまいました。
      「この靴を履いていると、誰かが手を繋いでくれるような気がするよね」と言った私の言葉に大きく頷いたのが、後輩のM香さんでした。
      M香さんは、口数の少ない人でしたが、リスのような瞳でまっすぐ相手を見て、いつでも、どんなときでも「ありがとう」が言える人でした。
      感謝を忘れたとき、人は幸せから遠のいていきます。
      いつも心からの「ありがとう」が言えるM香さんは、ピンチの時はみんなが助けてあげたいと思う人でした。
      そんなM香さんが当時、大事に履いていたのが、この靴でした。
      この靴は、自分で車を運転するときに履くドライビングシューズとは対極にあるような、究極の助手席靴のイメージです。
      しかし助手席は、ただボーッと乗っているのではなく、ナビゲーターやサポーターの役割があります。運転者や同乗者への気配りができてこそ、楽しいドライブになるのです。
      この靴を見るたび、ご主人の頼りになる運転に身を任せ、しっかりとしたナビゲーターの役割を果たし、仕事では優秀なサポーターだったM香さんを思い出します。
      「早く結婚したい」と言っていた女性も、いざ結婚すると自由だった独身時代が良かったと思うことがあります。
      妻となり、母となることは、自分の好きな運転で、いつでもどこへでも行くことはままならず、自由にハンドルを切ることができなくなる部分もあります。しかし、それは「不自由」ではなく、「守られている」ということなのだと、M香さんに教えられました。
      今でもきっとM香さんは、「ありがとう」を忘れず助手席に座っているのだと思います。

      感謝を忘れてしまったときは、淑女の靴を履いてみる。
すてきな靴が一歩ふみ出す自信をくれる

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横田 真由子

クロスメディア・パブリッシング

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