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近畿地方各府県の人間性と恋愛観

近畿地方(三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)の人間性と恋愛観を徹底調査!これから恋愛や仕事に発展しそうな人の出身地をチェック!

秘密の「県民」研究会

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目次

  1. ○三重県の人間性と恋愛観
  2. ○滋賀県の人間性と恋愛観
  3. ○京都府の人間性と恋愛観
  4. ○大阪府の人間性と恋愛観
  5. ○兵庫県の人間性と恋愛観
  6. ○奈良県の人間性と恋愛観
  7. ○和歌山県の人間性と恋愛観
     
    • 三重県
        ―ケセラセラな開放的県民―

      三重の基礎データ

       人口:186万人

       県庁所在地:津市

       名物・特産品:松坂牛、赤福、伊勢海老

       出身有名人:植木等、椎名拮平、水野美紀

      ◆基本性格

       協調性があり、思いやり深い県民性。正直で開放的な人間関係を好む。他人を押しのけてまで上に這い上がろうとはしない、お人好しが多い。ただし、思慮深さには欠ける。

      お国自慢 これが日本一!!

      ◆ろうそく生産高シェア

       三重は、ろうそくの生産高が46%で全国1位。ほかにも、「錠・かぎ」や「自動販売機」の生産も日本一、というデータがある。

      ◆伊勢神宮

       伊勢神宮には、古くから日本全国からのお伊勢参りの参拝客が集ってきた。そのため、三重県全体が、伊勢神宮の門前町のような雰囲気だ。三重人の倫理観の強さは、この信心深さにも影響を受けている。

      ★三重人NOW!!

      ①恋愛

       開放的ながらも、三重男性は総じて内気。極度の照れ屋が多く、自分から告白したり、浮気に走ったり……などの冒険が苦手な安定志向だ。その反面、迫られると、その場の雰囲気でなんとなくOKしてしまうような「まあ、いっか」的お気楽な側面もある。

       一方で、女性は奔放。三重男性にはない男気あふれる「積極アプローチ」をすれば、成功率は高い。安定志向の三重男性の反動なのか、現実離れしたドラマのような恋愛を望む人が多い傾向にある。気づけばダメ男にだまされ、あやしい世界に入り込んでしまうような危険も……。

      ②仕事

       三重人は、人と人のあいだに入って、協力し合いながら物事を進めていくのが大の得意。そのため、三重人は職場には一人欲しいありがたい存在だ。

       開放的な性格で、誰とでも分け隔てなく付き合うので、上司にも部下にも気に入られる人気者。少しマイペースがすぎる部分が目につくが、そこは県民性だと心得て気長に見守ろう。

       一方では、そののんびりした様子に反して、とても勤勉で、仕事には熱心にコツコツと取り組む。ただし、組織に対する帰属意識は薄いので、「裏切られた……!」と思わせられることが、なきにしもあらず?

      ③金銭感覚

       江戸時代には、滋賀の近江商人と商人魂を張った「伊勢商人」がいたこともあり、昔からこの地域の人々は、金銭感覚にすぐれていた。伊勢神宮の門前に市を構え、日本全国から来る参拝客から新鮮な情報を仕入れたことも、彼らの商売にとって有利に働くこととなった。

       その成功ぶりは、「伊勢乞食」と言ってねたまれたほどだが、さすがは門前町。決して「不誠実な行い」はしない正直者の集まりだった。

       もともと開放的で、自然と人が寄ってくる気質なので、お金にもあまりセコセコしない傾向は、今でも受け継がれている。

    • 滋賀県
        ―近江商人のプライドを受け継ぐ―

      滋賀の基礎データ

       人口:135万人

       県庁所在地:大津市

       名物・特産品:アユ、フナ寿司

       出身有名人:武豊、山崎まさよし、姫野カオルコ

      ◆基本性格

       かつての、倹約家で働き者の「近江商人」が有名な滋賀。勤勉で手抜きをしないバイタリティーあふれる働きっぷりは、長らく「近江」の誇りだった。しかし、今の滋賀人には、なぜか意欲や元気が感じられない。

      お国自慢 これが日本一!!

      ◆人口増加率

       人口増加率が全国トップ。近年、京都にある大学が、次々と滋賀県に移転していることと無関係ではなさそうだ。また、京都や大阪に勤務する人たちのベッドタウンともなりつつある。

      ◆しきたりを重んじない人の割合

      「歴史都市」の称号は隣国・京都にあずけ、歴史や古いしきたりにとらわれない、自由な気風が漂う。琵琶湖周辺にはホテルやショッピングセンターなどの商業施設が次々と建設されている。

      ★滋賀人NOW!!

      ①恋愛

       滋賀人は恋愛にはかなり慎重。ある程度、相手の気持ちが自分にあることを確認できなければ、自分から積極的に行動を起こすことはできない。そうこうしているうちに、せっかくのチャンスを逃していた……ということも多々あるはず。

       しかも、いざアプローチしようとしても、何をどうしていいかわからない人が多い。恋愛に関しては、とても不器用な県民なのだ。

       ただし、いったん恋人関係になると、途端に「嫉妬深さ」と「独占欲」が顔を出す。浮気が発覚しようものなら、破たんはさけられない!?

      ②仕事

      「計算高く、がめつい」近江商人の気質は、仕事において本領が発揮される。先々のことまで遠く見据え、その場その場の状況を見極める能力がピカイチ。商売センスは抜群だ。

       特に、大阪や東京などの大都市に移り住んだビジネスマンは、その能力が完全開花。その活躍ぶりは、一目置かれる存在にちがいない。

       一方、滋賀残留組はどうかというと、才能があるにもかかわらず、難くせつけては動こうとしない。自ら積極的に働く環境さえ整えれば、必ず力が活かせるはずなのだが……。

      ③金銭感覚

       近江商人の投機や相場を禁じる堅実さは、今なお確実に受け継がれる。滋賀人は金勘定が得意で、自らも運用方法を勉強するなど、まさに商人気質が染み付いているのだ。

       しかも、近江商人のモットーは「三方よし」。自分の利益のみならず、作り手も買い手も「満足」できることが、最高の商売だとされ追求してきた。目先の利益のみならず相手のことも考えて、あえて薄利で商売するのも、「長期的に見てみれば得」だということをきちんと心得ている証拠。

       他県出身者の認識以上に、滋賀人は自らのルーツに近江商人を感じ、誇りをもっている人が多い。

    • 京都府
        ―やんわり仮面の裏には、相当手強い素顔が……―

      京都の基礎データ

       人口:265万人

       府庁所在地:京都市

       名物・特産品:宇治茶、西陣織、湯豆腐

       出身有名人:田村正和、野村克也、都はるみ

      ◆基本性格

       長い歴史と伝統を自負するため、プライドが高く、よそ者を受け入れない閉鎖的で排他的な気質。穏やかな独特の方言の裏には、内と外、本音と建前を上手に使い分けるしたたかさが隠されている。

      お国自慢 これが日本一!!

      ◆女性の洋服代

       さすがは昔から「京の着倒れ」と言われるだけあり、女性の洋服代は全国トップ。しかし、これは着物代とは限定できない。京都っ子は現代のおしゃれにもとても敏感。新しい流行の発信地でもある。

      ◆「郷土の人情が好きではない人」の割合

       千数百年の歴史があり、国内外からの観光客でにぎわう京都。そこに住む彼らは、てっきり京都が好きかと思いきや、実はそうではないらしい。「冷たい」「腹黒い」などの評判にはウンザリ!?

      ★京都人NOW!!

      ①恋愛

       京都人は、実に恋愛に不向きな人種。何よりも他人に干渉されることを嫌い、そもそも他人に深く入り込むこと自体を「失礼なこと」と思っている超クールな現実主義者だ。

       誰もが少々自信過剰なところがあるので、他人に不快な印象を与えることもしばしば。ものになるか、メリットがあるかということを平気で考える打算的なところがあるうえ、本音と建前をきっちり分ける「二枚舌」もあいなり、奥ゆかしさの後ろで何を考えているかわからない。

       社交辞令が得意なので、特に女性はお世辞に敏感。攻めるには、逆に媚びずに直球勝負のほうが好ましいと言える。

      ②仕事

       とにかくプライドが高く、頑固さが目立つ京都人。彼らとの付き合いは、その2つの点に対してどのように対処していくかがカギとなる。

       基本的に、他人に干渉するのもされるのも嫌うので、たとえ彼らがあまりの頑固さに間違った言動をとっていたとしても、真っ向から否定するのは逆効果。彼らは仕事の得意先でも、カチンときたら平気で皮肉を吐きかねない。まずは、彼らの姿勢や言い分を受け止めてあげてから、プライドを傷つけないようにやんわりと自分の意見を伝えよう。

       はっきり言って、可能ならば仕事を一緒にする仲間としてはさけたい相手だが、仕事に対する情熱はたっぷり。理屈っぽいため、扱いづらいが、能力はある。うまく手なづけられれば、いうことナシ!ではあるのだが……。

      ③金銭感覚

       京都人の美意識は、「派手」ではなく「優雅」なのがポイント。プライドが高く、外見や見た目を重視する彼らだが、財布のヒモは実に堅く、ノリで消費することもほとんどない。一見「派手好き、見栄っ張り、消費的」なイメージをあたえる京都人だが、実のところは「優雅な見せかけを取り繕うのが得意」な、大変シビアな人たちなのだ。

      小ネタの真相

      ――「お茶漬けをすすめられたら…」は本当?――

      「京都では、人の家で『お茶漬けでもどうどす?』と聞かれたら、『もう帰ってくれ』という催促の意味らしい」という話は、あまりにも有名。間違っても、「それじゃあ、お言葉に甘えて…」とは言ってはいけない。

       これにははっきりとしたルーツがなく、おおよそもとになった話だけが伝えられている。ある家に、一人の侍がやってきた。とっくに夕食の時間なのに、長居をしてなかなか帰ってくれない。「そろそろ帰って」と言うのもはばかられたので、代わりに「ぶぶ漬けでもどうどす?」と聞いたところ、「そんな粗末なものは食えん!」と怒り帰っていった、という話。

       また、、近所のおばさんに「今度遊びにいらっしゃい」と言われ、実際にその家へおじゃますると、次の日には「本当に来た。○○の嫁は、遠慮のない尻軽女」という噂が広まっている、という話も。

    • 大阪府
        ―ツッコミの応酬にひるむことなかれ!―

      大阪の基礎データ

       人口:864万人

       府庁所在地:大阪市

       名物・特産品:たこやき、お好み焼き、てっちり、ふき、春菊、塩昆布

       出身有名人:赤井英和、ラサール石井、今田耕司、岡村隆史、久本雅美、鈴木杏樹

      ◆基本性格

       言わずと知れた吉本興業のお膝元。笑いのセンスと親しみやすさは世界級。開放的な反面、「言ってはいけないこと」をうっかり言ってしまうことも多いが、決して悪気はない。郷土愛が強い。

      お国自慢 これが日本一!!

      ◆外国人の割合

       全府民に対する外国人の割合が、東京をさしおいて日本一。大らかでフレンドリーな雰囲気には、外国人もなじみやすいようだ。

      ◆離婚率

       離婚率も2・87%で全国トップ。東京の女性よりは夫をたてる傾向にあるが、ひとたび浮気が発覚しようものならバサリと切るのが大阪女性?「口げんかで夫を打ち負かす妻」は、想像に難くない。

      ★大阪人NOW!!

      ①恋愛

       あまり注目されることもないが、大阪人は大の「自分好き」。相当なナルシストである。フレンドリーで、誰とでも仲良くなれる反面、基本的には他人にあまり興味がなく、その場限りの「広く浅い付き合い」を好む傾向にある。

       恋愛に関しても意外と淡白で、熱しやすく冷めやすいうえ、極度の束縛は嫌われてしまう。金遣いが荒く、道楽家でもあるので、遊び人のような人とのほうが恋愛はうまく行く。ただ、天真爛漫、自由奔放に生きるがゆえ、気づいたら「ひとりぼっち」になっていることも。

      ②仕事

       仕事に取り組む姿勢は、基本的には真面目で熱心。しかし、他県の人には扱いづらく、付き合いにくい人種だと言える。

       上司が大阪人の場合、「ざっくばらんな物言いは、サラリと流す」、そして決して「東京言葉で正論を言わない」こと。特に関東の人は、口がさけても「バカ」や「~じゃん」という言葉は発しないように。これらの東京弁には、おそろしいほどナーバスで、「だから、関東人はアカンのや」などと理不尽なことを言われるハメになる。

       逆に大阪人を部下に持つ場合は、営業畑でその話術を活かさない手はない。事務をやらせた日には、止まらないおしゃべりにうんざりすること必至。ただ、おだてれば空も飛ぶので、上司としては扱いやすい。

      ③金銭感覚

       さすがは日本きっての商人の街。一般人とて、すばらしい金銭感覚の持ち主だ。その特徴とは、金遣いが荒い反面、実に細かいところ。今となっては有名な話だが、「デパートでも平気で値切る」のも大阪人ならでは。東京人が「いかに高かったか」を自慢するのに対して、価格意識が強い大阪人は「いかに安く買ったか」を自慢する。金銭に関してガメツイのは、もはや大阪人の勲章でもある。薄利多売がビジネスの基本で、値切り値切られるのは、大阪人にとってはコミュニケーションの一環とも言える。そこでも「ボケ」と「ツッコミ」のユーモアセンスがモノを言う。「もうかりまっか?」は挨拶同様だ。

      小ネタの真相

      ――「大阪人は皆、たこやき器を持っている」は本当か?――

       たこやきとお好み焼きは、大阪が誇る安くて美味しい食事の代表格。東京では「お好み焼き=主食」との認識が強いが、大阪では「おかず」として食される。ところで、「たこやきを上手に焼けてこそ大阪人」「大阪では、一家に一台たこやき器がある」と言うが、これはおそらく正しいのではないか。たこやきを焼くとなると、大阪人はみな「見てみぃ、こうや!」と得意げになる。

      ★大阪人はナルシスト!?

      自分が大好きな、目立ちたがり屋だ。

    • 兵庫県
        ―三層四層の県民性を持つ 「兵庫=神戸」ではない!―

      兵庫の基礎データ

       人口:556万人

       県庁所在地:神戸市

       名物・特産品:但馬牛、明石焼き、あなご寿司

       出身有名人:藤原紀香、松浦亜弥、松本人志、堂本光一

      ◆基本性格

       新しもの好きでハイセンスな(ただしプライドも高い)神戸(東部)、明るく穏やかだが見栄っ張りの西部、開放的な淡路、控えめで粘り強い日本海側、と地域によって分けられる。

      お国自慢 これが日本一!!

      ◆信仰・祭祀費

       神戸は、ゴルフ場、コロッケ、男女共学などの発症の地。古くから外国人が居住し、新しいものはどんどん取り入れるハイカラな街だが、実は信仰心が厚く、地域や親族とのつながりを大切にする庶民派。

      ◆女子の大学・短大進学率

       女子の高校卒業後の進学率が60・8%で日本一。どうやら神戸女性に代表される「ファッションセンスもプライドも高く、裕福で自己主張が強い」という性質と無関係ではなさそうだ。

      ★兵庫人NOW!!

      ①恋愛

       神戸や摂津など、都会的な太平洋側の人は、相手の背格好や学歴・収入などを大いに気にする傾向にある。播磨の人は明るくて楽しいが、見栄っ張りが鼻につくのが特徴だ。

       但馬や丹波など地方的な日本海側の人は、真面目でおっとりしているにもかかわらず、簡単にはモノにできない頑固者。開放的な淡路地域の人は、大らかで付き合いやすいが、島特有の世間体を気にするため、一度深い仲になるとなかなか離してはくれない……。

       このように出身地域によって兵庫人の恋愛観はさまざまに変わる。攻略法を考えるには、まずは相手が、兵庫のどこの出身かを探ってみよう。

      ②仕事

       兵庫人は向上心が強く、いろいろなものごとに興味を示す。ただ、何ごとも「カタチ重視」な部分があるため、中身を無視したハッタリをいとも涼しい顔でかますことが多々ある。

       上司は部下に「カタチではなく、中身や結果の大切さ」を教え、部下は上司のプライドを傷つけることなく、自分の実力をアピールすることによって、信頼関係を築いていこう。

      「何しとお?(何してるの?)」「~やでえ(~だよ)」など、話しかたがいささか舌っ足らずな印象を与えるが、別にのんびりしているわけではない。関東人とも良い仕事のパートナーになれる。

      ③金銭感覚

       流行に敏感な神戸っ子だが、意外と財布のヒモは固く、決して浪費はしない。「同じものなら安く買ったほうがいい」という合理主義派でもある。「神戸嬢」に代表されるように、華やかで明るいファッションを好むが、大阪人ほどブランド好きではなく、ケバケバしくもない。

       一方では、新しいもの好きなだけあって、あれこれと手を出してみるのも特徴だ。「いいものを見極める目」を持ちつつも、やや飽きっぽいところがある。

      小ネタの真相

      ――大阪人の図々しさは兵庫にまで!?――

       異人館やポートアイランド、中華街など、洋風でオシャレな「港・神戸」のイメージが強い兵庫。しかし実は、阪神タイガースの本拠地であり、高校野球のメッカでもある甲子園球場は、兵庫県西宮市にあることをご存じだろうか?。ここに我がもの顔で生息するトラ命・大阪人を見て、兵庫人は何を思う……? 

      ★兵庫県の県民性を、ひと言で語るのは難しい。地域によって、気質は実にさまざまだ。

    • 奈良県
        ―「のんびりマイペース」は、大仏様のよう…!?―

      奈良の基礎データ

       人口:144万人

       県庁所在地:奈良市

       名物・特産品:大仏、鹿せんべい、奈良漬

       出身有名人:明石家さんま、堂本剛、吹石一恵

      ◆基本性格

       温暖な気候と肥沃な土地に育まれたのは、のんびり素朴な気質。「京の着倒れ」「大阪の食い倒れ」に対しての「奈良の寝倒れ」とは、本人たちも自認するところ。消極的で、行動力・向上心に欠ける。

      お国自慢 これが日本一!!

      ◆国宝に指定された建造物の数

       かつては奈良にも大和朝廷や平城京が存在していて、首都としては京都なんかより古い。その時代の名所・旧跡が数多く残り、国宝級の建造物の数は、全国でもトップだ。

      ◆単身世帯の割合

       のんびり大らかな県民性と思いきや、よそ者に対しては「足の引っ張り合い」をする気風もある奈良人。そのためか転入者も少なく、単身世帯の割合が、なんと全国最低だ。

      ★奈良人NOW!!

      ①恋愛

       基本的に何ごとも「のんびり」の奈良人は、恋愛もスローペース。一般に「いい人」と言われる人が多く、人に嫌われることもあまりない。しかし、愛想のいい返事とは裏腹に、実際にアクションとなって行動するまでに、長い時間がかかる。中には、アプローチをしたものの、あまりの「のほほん」とした調子に、肩すかしやじれったさを感じる人もいるだろう。だがこれは、大らかで不動の大仏とともに育まれてきた県民性なのだからしょうがない。結論を迫ったり、強すぎる押しは慎もう。特に男性は、やや優柔不断で周囲の人や意見、雰囲気に流されやすい傾向にある。

      ②仕事

       奈良人は順応性に富んでいて、どんな仕事もそつなくこなすマルチな能力がある。しかし、古来より「楽して儲けよう」という意識が働くため、超現実的で個人主義。そのわりには権力に弱く、お上のひとことで、簡単に寝返ってしまう淡白な人が多い。

      ③金銭感覚

       奈良には「大仏商法」という言葉があり、「待っていても観光客がお土産物を買っていってくれる」という意味のほかに、「二度と来ない観光客には、その場かぎりのいいかげんな商売でも構わないんじゃないの?」という意味があるという。なるほど、奈良人は京都人と同様、本音と建前をうまいこと使い分け、ずる賢い儲けかたが得意とされている。でんと構えたその様子は、まさに大仏そのもの?

      小ネタの真相

      ――奈良のお土産あれこれ――

       京都ほどではないが、奈良も有名な観光地。観光客を相手にしたお土産商戦も、ひそかに熱い。鹿と大仏様のお膝元だけあって、「鹿のふん」(鹿のふんに似せた豆菓子)や、「大仏さまの鼻くそ」(螺髪に似せたチョコレート)という衝撃的な商品名の銘菓がある。ちなみに「鹿せんべい」は、人間の食べ物ではなく、鹿用の食べ物。間違いないように!

    • 和歌山県
        ―海と山で2つに分かれる県民性―

      和歌山の基礎データ

       人口:108万人

       県庁所在地:和歌山市

       名物・特産品:みかん、梅干し、高野豆腐

       出身有名人:松下幸之助、鳥羽潤、天童よしみ

      ◆基本性格

       大阪側の紀北は、上方商人の気質。経済概念が発達していて、打算的だ。一方の南紀は、海が近いからか、明るい大らかさと、荒っぽさを合わせ持ち、義理人情に厚い。だが、時間には相当ルーズだ。

      お国自慢 これが日本一!!

      ◆梅生産高シェア

       和歌山の「紀州の梅」は全国ブランド。国内生産高の約5割以上が和歌山でつくられている。しかも、納得することに、和歌山人の全支出に対する「梅干し代」も全国トップ。

      ◆墓の数

       多くの寺院が残る高野町の奥の院には、山道沿いに歴代天皇や全国の4割の大名、無名の庶民の墓まで約20万基もの墓石が並んでいる。

      ★和歌山人NOW!!

      ①恋愛

       和歌山人の一般的な県民性からは、彼らの恋愛観は想像しにくい。この地には「安珍・清姫」という壮絶な伝説が残っているのだが、一目惚れした僧侶に逃げられた娘が、大蛇に化けて男を追いかけ、寺の鐘の中に隠れていた男を焼き殺した末、自分も川に身を投げたという物語。これこそが、和歌山人の恋愛を表しているという。

       和歌山女性は、理性を忘れて一途に突っ走るような、盲目で情熱的な恋愛をする傾向がある。男性は移り気で惚れっぽい。浮気をしようものなら、和歌山女性は何をしでかすかわからない。

      ②仕事

       明るく大らかで、冒険心の強い和歌山人は、暗くて陰気な人が苦手。情熱を持って仕事に取り組み、積極的に新しいことに挑戦していくような人が歓迎される。とにかく明るくみな穏やかなので、職場での話題も豊富。彼らとうまくやっていくには、共通の話題を仕入れておくことが必要だ。

      ③金銭感覚

       和歌山人は「倹約・貯蓄」の県民性。1人当たりの県民所得が全国でも低いにもかかわらず、預貯金残高は、全国でトップクラスを誇る。特に、紀北の人は、とにかく出費を最低限に抑えて、せっせと貯蓄をする。だが、「ちゃっかり者」の側面もあり、年上の人にはおごってもらって当たり前、と思っている人が多い。

      小ネタの真相

      ――南高梅の産地・みなべ町の役場には「うめ課」がある?――

       紀州の梅の中でも、果肉が大きくて有名なのが「南高梅」。和歌山が誇るこの梅の産地であるみなべ町の役場には、なんと「うめ課」が存在するのだ! ここ最近では、梅が健康食品としても注目され、今までにない「梅ブーム」が起こっている。いっそのこと、これで町起こしを狙うのか、町には梅の研究所・梅振興館なるものもある。

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