目次
- ○デキる男を主体的に探すと出会えない!?
- ○デキる男性の婚活事情
- ○婚活でデキる男性と出会うためには「推薦状」が大事!
- ○デキる男性が年齢よりも優先する条件とは?
- ○まとめ:デキる男性と出会うチャンスを作るために
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デキる男を主体的に探すと出会えない!?
「年収1000万円以上、いやせめて800万円以上の男性がいい!」こういう野心を持って婚活を始める人は後を絶たない。当然ながら、そんなデキる男性たちとの結婚は簡単なことではない。惚れてもらうのが難しいのではない。そもそも出会うことが難しいのだ。国税庁の民間給与実態統計調査(2014年)によると、年収1000万円以上の男性の割合は、男性全体の6・6%。10人に1人もいない。国の統計ではないが、転職サイトデューダの調査(2014年)によると、年収1000万円以上を稼ぐ男女の年代別の割合は、20代は0%(!!)、30代は1%(!)、40代が7%と7倍になり、なんと50代は21%となる。この中で女性の割合は極めて低い。つまり、高年収男性の大部分はオジサンということになる。これは婚活の対象になりにくい。しかも、この数字は既婚者を含めている。そんな数少ない彼らと結婚しようと思ったら、一体何が必要になるのか?うちの結婚相談所にやってきた丸の内OLの33歳のみえこさんは、婚活歴3年だ。彼女が入会カウンセリングのときに、これまでしてきた婚活の話を教えてくれた。「30歳ぐらいになって急に周りが結婚して焦ったのが婚活を始めたきっかけです。親も急にうるさくなりましたしね。でも婚活って何からしたらいいのかわからなくて、とりあえずコストがあまりかからないものから始めました」彼女は、1000円程度から参加できるお見合いパーティ、無料から始められるネット婚活から手をつけ始めた。お見合いパーティは、高年収男性限定のものに積極的に参加をしたが、早くも壁にぶつかった。自分よりも年齢が若く、かわいらしい女性たちとの戦いになるからだった。そのせいか、全く満足のいくマッチング(カップル成立)には至らなかった。10回ほどパーティに参加した時期ぐらいに、ネット婚活をスタートした。このとき、32歳の誕生日を迎えたばかりだった。ふたを開けてみると、「お会いしませんか」とオファーが来るのは、自分より年収が低い男性か、年収が高くても年齢が一回り以上離れている男性ばかりだったという。「待ってばかりだと、自分の希望の男性には出会えない」と彼女は、ネット婚活を開始して1カ月後、自分からも積極的にオファーをするようになった。「年下はいくつでもよくて、上限の年齢は3歳以内で高年収の男性を中心にアタックしました。でも、お見合いはパーティと同様、一つも成立しませんでした。会うことすらできなかったのです」「ああ……。確かにその探し方をしていたら、出会えないですね」私は、そう言いながら、紅茶を飲んだ。「ど、どういうことですか?」彼女は目をまんまるくしていた。私は、彼女にデキる男性とどうして出会えないのか、そしてどうしたら出会えるのかについて伝授することにした。 -
デキる男性の婚活事情
「年収1000万円以上の男性の場合、特に40代までだと動かなくても女性がひっきりなしにやってくるんですよ」お見合いパーティではエントリーシートというものがたいてい配られる。そこには、年収を記入する欄がある。女性がそこを見逃すはずがない。よっぽど人柄が悪かったり、見た目がひどかったりしなければ高年収というだけでオファーが来る。ネット婚活に関しては、お見合いパーティよりも年収は威力を発する。お見合いパーティのように人柄にふれることもないので、悪い性格も隠せる。見た目が悪くても写真でたいていどうにかできる。お見合いパーティでマイナス要素を抱えていた高年収男性も、欠点をうまく隠せるというわけだ。私が聞くところによると、年収1000万円以上の20代から40代の男性は、ネット婚活で一日に20人〜40人ぐらいのオファーが来るという。こうなると、自分からオファーをするという行為すらない。女性のほうからアタックしなければ、チャンスはない。しかし自分からアタックするとしても……。20人から40人の中にはモデル風美人や20代前半の若い女性が紛れ込んでいるので、そこで「書類審査」を通過するのは至難の業だ。「うわー、そりゃ出会えないですね!!」みえこさんは、はぁーっとため息をついた。「大西さん、やっぱり私は高年収男性とはチャンスがないのでしょうか」「いえいえ、やり方次第でチャンスはちゃんとあるんですよ」「推薦状があれば、出会えるんです」「え、推薦状って?」みえこさんは、首をかしげた。無理もない。それは、ほとんどネットでも知られていない方法だからだ。 -
婚活でデキる男性と出会うためには「推薦状」が大事!
「推薦状というのは、結婚相談所の仲介人のイチオシということです」「それって、結婚相談所の宣伝ですかっ」「いえいえ、宣伝ではないです。うち以外の結婚相談所でも使える方法です」一体どういうことなのか。「一言で言うと、仲介人に高年収男性だけ紹介してもらえばいいんです」「えー、そんなことできるんですか?」彼女は疑いのまなざしで私を見た。「はい、可能です。実際に可能だし。でもそのままストレートにいっても無理でしょうね。同年代までの高年収男性と結婚したい人は多いし、それだけじゃ仲介人の心に響かないですからね」つまり、「この女性には同年代までの高年収男性を優先的に紹介してあげよう」と仲介人の心を動かすことがポイントになる。やることは、たった一つである。「高年収の男性であれば、7歳以上年上から一回り上もOKです」という条件をつけ足すことである。7歳以上年上でもOKというのは、男性からすると7歳以上年下である。一回り下の女性は、男性にとっても「若い女性ゾーン」になる。このゾーンに入れば、お見合いを受けてくれる可能性が格段に高まる。年上の高年収男性との出会いのチャンスを優先的にゲットすることになる。「私はそんなオジサンはいやっ!」という人もいるかもしれない。そういう人も、一度はこの条件をあえて取り入れたほうがよい。それは、同年代、年下の高年収男性を優先的に紹介してもらうためである。一体どういうことなのか。それは高年収男性とのお見合いの「実績」を積むことで、仲介人に「高年収男性を紹介するならこの人!」と記憶してもらいやすいからだ。「ああ、なるほど! こんなに簡単なことだったんですね。でも、一つだけ心配なことがあります」みえこさんは、鋭い質問をしてきた。「同年代の高年収男性とお見合いになるとしても、私はその男性から見たら決して若い女性ではないから不利になるんじゃないですか?」「ああ、それですね。結論から言うと、不利にはなりません。7歳年上でもOKと設定した理由を考えればわかります。それは仲介人から優先して紹介をしてもらうためであって、高年収男性が希望したことではありません。意外なことだと思われるかもしれませんが、高年収男性の場合、年齢よりも優先している条件があります。それに当てはまってさえいれば、若い女性には負けません」 -
デキる男性が年齢よりも優先する条件とは?
私は、次のようにみえこさんに説明をした。「デキる男性が年齢よりも優先する条件は2つです。1つはコミュニケーション能力です。その中には教養も含まれます。彼らは、日々向上心を持って生きているので、それについていけるような学習意欲や知識も求められます。若い女性よりも人生経験を重ねた女性のほうが有利ですね。2つめは将来設計です。これは出産の問題も含まれますね。男性は出産のタイムリミットをだいたい40歳前後で考えています。逆に言うと、みえこさんは30代前半なので、この問題はクリアしています。あとは子どもをどう育てたいのかという教育方針ですね。相手の希望に合わせられれば、かなり結婚に近づきますね」「うわー、そうしたら、私は7歳から一回り年上ぐらいまでの高年収男性も視野に入れて結婚相談所で婚活をスタートさせてみます」彼女は、その後2つの結婚相談所をかけもちして、1年後本当に同世代の高年収男性と結婚していった。高年収男性は、たいてい仲介型の結婚相談所をかけもちしていないので、結婚相談所の数を増やせば、出会える確率は上がる。彼女は私のテクニックをさらに応用して、成婚の確率を上げたのだった。 -
まとめ:デキる男性と出会うチャンスを作るために
・デキる男性と結婚するにはまず出会いの機会を確実に確保
→結婚相談所で7歳以上一回り上までの男性をOKと伝えることで仲介人と良好な関係を保つ
・35歳を過ぎると、年下男性ゲットの可能性が格段に落ちる
→お見合いパーティ、ネット婚活でも7歳年上を狙う
となりの婚活女子は、今日も迷走中
第3章 男心をがっちりつかむ女性たちより
結婚相談所で起きている本当の話! 私、この本の原稿を読んだら結婚出来ました! ―30歳 書店員 年下男に捨てられる女、結婚できる女 SNSで自爆する女 インスタグラムで男の心をつかむ女……。 「◯◯したらうまくいきます」という上っ面だけの婚活テクニックでは、そのテクニックが自分に役立つかどうか定かではありません。 だから、本書ではあえて徹底的に現場の生々しい具体例を全ての章に入れ込んであります。 婚活中の人たちが「こういうことあるよねー」という「あるある」の事例を読むことで、問題意識を呼び起こし、具体例に登場する男女への徹底取材から導き出された、本当に役に立つテクニックを提示してあります。 全事例は、エグいほどの現場事例です。結婚相談所で起こる醜いドロドロとした人間模様も描かれています。 ただ、笑って読めるようなエンターテイメント性もしっかりと入っています。 これらの工夫によって、この本は、従来の婚活本では絶対に得られなかった解決策を身につけられるようになっています。