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愛する人と生きる♡寄り添うふたりに必要な精神とは?

結婚を選択するカップルと事実婚を選択するカップル。家族形態の選択は異なりますが、寄り添う気持ちにも違いはあるのでしょうか?同居4年目を迎えるカップルの事例をご紹介します。

池田園子

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目次

  1. ○愛する人と共に生きること
     
    • 愛する人と共に生きること

      もうひとつ、仲むつまじい事実婚カップルの事例をご紹介したいと思います。
      パートナーとふたりで暮らしている30代後半の葵さん(建築士)にお話を伺いました。
      彼女の一度目の結婚は3年で終了。5年のときを経て、初デートした日に「運命の人だ!」と感じた相手とパートナーになりました。もうすぐ同居4年目を迎えます。「一度、離婚を経験しているので、再婚という形はとりませんでしたが、今のパートナーと生活して、人はひとりで生きているのではなく、生かされているのだと実感がわきました。
      頭ではわかっていても、毎日お互いの働く姿、家事をする姿を見ると、自分が大切にされていて、自分も相手を大切にしていると、確認できるんです。
      自分の努力を彼はいつも見てくれているし、私も彼の努力を見ている。それが愛する人と生きるということだと思います。
      結果、互いの存在が心の支えになって、どんなときでも『大丈夫なんだ』と勇気を持つことができる。本当に幸せです」
      葵さんのパートナーは、いつも落ち着いていて、ほどよい距離感を保ち、ユーモアのセンスのある人です。
      交際初期から今も変わらない関係で、楽しく過ごしていた葵さんでしたが、あるとき「この人とずっと生きていきたい」と改めて感じたといいます。
      立て込んだ仕事に追い詰められ、家事をする暇もなかった葵さんの代わりに、彼が淡々と家事をこなしてくれた時期がありました。葵さんがひとり暮らしをしていたときは、徹夜作業が続くほど忙しいと洗濯に手が回らなくなり、量販店に駆け込むことも。
      でも、現在のパートナーと暮らし始めてから、そんな事件が起きることはなくなります。徹夜明けでフラフラになった状態で、クローゼットを開けたときに並んでいたのは、綺麗にアイロンをかけられてかかっているシャツでした。
      「今までにもらったどんなプレゼントよりも嬉しかったのを覚えています。疲れて心身ともに追い込まれ、また仕事に向かうときも、彼がアイロンをかけてくれたシャツが待っている。そのシャツを着るだけで、身体の底からパワーがみなぎってきたんです。私はひとりじゃない。大切な人と生活しているんだと、強く意識するようになりました」
      翌日、葵さんは「シャツを洗って、アイロンがけをしてくれて、本当に感激した。こんなに嬉しかったことはないよ」と伝えました。すると、彼は「じゃあ、これからもぼくが洗濯をするよ」と笑顔で答えたといいます。
      初めて人に素直に甘えられたこと、生きるのが楽になったこと、ひとりでは人生をがんばりきれないとわかったこと……葵さんはさまざまな思いを抱えながらも、日々感じる幸せはどんどん大きくなっているといいます。
      愛する人は自分にとって大事な味方であり、良き理解者です。同居している場合は、日常という何の変哲もない日々をともに生きています。
      そのなかには華やかな日やドラマチックな日も、ごくときどきあるかもしれませんが、そのほとんどは地味な日だと思います。パートナーとして生きるというのは、そんな何気ない日々が積み上がっていく、ということでもあるのです。
      ふたりで力を合わせてサバイブした回数が多ければ多いほど、絆は深くなり、パートナーとして生きる幸せが蓄積していくのだと思います。
      それに加えて、パートナーとふたりで生活している方たちにお話を聞くうちに、生活を続けられるかどうかは、「ふたりが見ている方向」にかかっているのだと気が付きました。
      上手にふたりで生きるカップルには、大きく3つの「見るべき方向」が共通していました。
      1つめは、ふたりが真横に並ぶ体勢で、その先にあるゴールを見ること。
      さきほど書いたように、パートナー同士はソフトテニスのペアのようなもの。
      何らかの共通の目標を持ち、それに向かって一緒に進んでいくことが大切です。
      目標は、たとえば「一緒に起業する」といったカッチリとしたものでなくても良くて、
      「20年後に北海道に移住する」「30年後もふたりとも健康でいて、今みたいに美味しいものを食べ歩く」といったやわらかいものでもいいと思います。
      2つめは、ふたりで向き合う体勢で、お互いを見ること。相手を観察し、大なり小なり異変がないか、気を配ることです。
      パートナーが最近忙しそうだな、と思ったら、余裕のあるときに家事を済ませてあげる。なんとなくイライラしてしまうときは、ふたりでゆっくりする時間を取る。
      どんなに仲のいいふたりでも、さまざまな理由でぎくしゃくしてしまうときはあります。それを予想して、毎日少しずつふたりの関係に水をやること。
      小さなメンテナンスの積み重ねが、ふたりの強い絆を守っているのだと、みなさんの話を聞いて思いました。
      3つめは、ふたりが背中を合わせる体勢で、それぞれが別の方向を見ること。パートナーの目や管理が行き届いていないところはないか、あるとしたら自分が守備に入ろう、と意識するのです。
      根底にあるのはやはり相手を思いやり、大事にする精神です。そうすれば相手の気持ちも行動で返ってきます。
      それは、結婚していようかしていまいが、寄り添うふたりに共通する生き方なのではないでしょうか。

はたらく人の結婚しない生き方

池田園子

クロスメディア・パブリッシング

第2章 パートナーとの生活を楽しむという選択より

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