目次
- ○ちょっと待った!ワタは捨てちゃダメ
- ○聞けば納得、メロンが高いワケ
- ○メロンを最もおいしく食べる方法
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ちょっと待った!ワタは捨てちゃダメ
メロンで一番甘いのは、種の周りのワタ。種といっしょに捨ててしまうのはもったいなすぎます!そのまま口に入れて種を出しながら食べるのももちろんいいですが、ざるで濾して種を取り、メロンジュースにしてもおいしいですよ。 -
聞けば納得?メロンが高いワケ
メロンの網目は、皮の成長が果肉の成長に追いつかずに裂け、かさぶた状になったもの。太く、細かく走った網目は、それだけ中身が充実しているという証拠です。たっぷりの栄養を与えるため、1株につけられる果実は1つだけなので、どうしても高級品になってしまうのです。 -
メロンを最もおいしく食べる方法
枯れ具合で熟度を知る
メロンのつるは、高級感の演出のためについたまま出荷されます。あってもなくても品質に影響はありませんが、軸が太く、上のつるが細く枯れているものがおいしいといわれます。赤肉種
赤肉種の横綱は「夕張メロン」でしょう。甘みよりも、味や食感などバランスの良さが評価される品種です。オレンジ色の果肉
果肉がオレンジ色のものは「赤肉種」と呼ばれ、その色は緑黄色野菜にも含まれるカロテンによるものです。青い果肉のメロンに比べてまろやかな甘みが特徴で、特有の香りもあります。青肉種
高級品種の代表は「アールスメロン」。手軽な「アンデスメロン」や「アムスメロン」があります。ちなみにアンデスは、南米の品種ではなく「安心なメロンです」。これを短くしたのデス。お尻が甘い!
メロンは底の方から熟して、甘くなっていきます。また、日によく当たった部分は少し張り出していて、種の周りと同じくらい甘いといわれます。
昔は、表面にネットをかぶったようなマスクメロンは、高級フルーツの代名詞で、ご贈答か入院のお見舞い、とんでもない出来事がない限り、口に入ることはありませんでした。
現在は同じようなネットのメロンでも、量産できる品種が増えて、手軽な価格のメロンも多くあります。
大切なのは、実が熟して糖度が最高になったあたりで食べること。お尻が少しやわらかくなった頃が食べごろです。
食べ惜しみをして飾っておくと、糖度の上昇とともに果肉がアルコール発酵して、舌がビリビリすることがあります。これを「電気メロン」と呼ぶ人もいるようですが、マンゴーでも同じ現象があります。
食べごろを見失わず、最高のタイミングの断面でおいしさを楽しみたいものです。
ヒミツがまる見え! 「おいしい!」の断面
甘味の中身
喫茶店で食べるなつかしい「ナポリタン」。みんな大好き「カレーライス」。なぜか無性に食べたくなる「カップ麺」。口に入れたとたんに「おいしい! 」と感じる幸せな味たち。その味のヒミツに迫るべく、みんなが愛するメニューや食材をまっぷたつに切ってみました!だから、うまい!