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ピーマン・パプリカの選び方【食品業界のプロ執筆】
独特の苦味があるピーマンは、子どもを中心に苦手に感じる方の多い野菜のひとつですが、少しでも苦味を抑えて食べる方法はないのでしょうか。苦味の少ないピーマンの選び方と調理方法をお教えします。
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目次
- ○ピーマン・パプリカ 外国産の生食は避ける
- ○裏方情報
- ○お店に確認しよう
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ピーマン・パプリカ
外国産の生食は避けるピーマンには独特の苦みがあり、子どもたちには評判のわるい野菜のひとつです。苦みの少ないおいしいピーマンを選ぶためには、肩が盛り上がっているものがおすすめです。大きいものよりも小さめのものが、苦みが少なくなります。表面のつやも大切なチェックポイント。つやがあるものを選ぶようにします。しわがあるものは新鮮なものではないので避けましょう。皮が薄い春先のものはスライスしてサラダでもおいしいのですが、苦みの苦手な方や、秋になってピーマンの皮が厚くなってきた場合には、爪ようじなどで皮に穴を開けて、軽く塩をして、素揚げにするとおいしく食べることができます。輪切りにすると苦みが増すので、縦に細切りがおすすめです。秋のピーマンは油で炒めるとおいしく食べることができます。季節のなす、きのこと軽く炒めて、味噌炒めにすると冷めてもおいしく、お弁当のおかずによく合います。ピーマンのビタミンCは熱を加えても壊れません。黄色、赤色などのカラーピーマンやパプリカが輸入されていますが、鮮度、傷み具合を考えるとサラダなどで食べることはおすすめできません。袋入りのピーマンの多くは、自動包装機で詰められています。重量が同じくらいになるよう、コンピュータが瞬時にピーマンを組み合わせて袋詰めします。小ぶりのピーマンが数多く入っているものを選んだほうがおいしく食べることができます。 -
裏方情報
外国産のピーマン・パプリカは日本に到着した時点で半分以上カビている可能性があるので、おすすめできない -
お店に確認しよう
①サラダで苦くないものを教えて
②炒め物でおいしいピーマンを教えて
③このピーマンはいつ収穫されたの?
春先のピーマンはサラダ、秋は炒め物がおいしい。苦みの苦手な方は小ぶりのものを選ぶ。輪切りにすると苦みが増す。室温保存がおすすめ
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