目次
- ○かぼちゃ 果肉が厚くて種が大きいものを
- ○裏方情報
- ○お店に確認しよう
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かぼちゃ 果肉が厚くて種が大きいものを
夏に収穫されるかぼちゃを冬至(12月22日ごろ)に食べると、風邪をひかないで元気に冬を越せるといわれています。野菜の少なかった昔、保存ができ、でんぷん、糖質、食物繊維、ベータカロテンなどの栄養豊富なかぼちゃを寒い冬にそなえて食べたのでしょう。じゃがいも、さといもなどは、収穫したてがいちばんおいしいものです。それに対して、かぼちゃは完熟したものを収穫してすぐに食べても、甘く感じません。収穫後、日陰に2週間くらい置いておくと、追熟しておいしく食べることができます。完熟したものを保存することによっておいしく食べることができるので、ニュージーランド、メキシコ、トンガなどから輸入するかぼちゃも、おいしく食べることができます。カットかぼちゃは、皮が薄く、果肉が厚くて色が濃く、種が大きいものがおすすめです。傷みやすい種とワタを取ってから、ラップをして冷蔵保存します。丸ごと買う場合は、持ったときに重量感があり、左右のバランスがよいものを選びましょう。丸ごとのかぼちゃは冷暗所で保存します。つぶしてかぼちゃコロッケなどに使う場合は、切らずに丸ごと、80度前後のお湯で沸騰させないように煮ると、甘く仕上がります。かぼちゃの種は食べることができます。種をきれいに洗って天日で乾燥し、それをフライパンで軽く炒って塩をふると、おいしいつまみになります。 -
裏方情報
カットかぼちゃは売れ残ると干からびた表面を再度カットし、その日付を加工日として再販売することもある -
お店に確認しよう
①煮物にしておいしいものはどれ?
②スープにしておいしいものはどれ?
③天ぷらでおいしいものはどれ?
カットかぼちゃは肉厚で、種が大きいものを、丸ごとのかぼちゃは左右のバランスがよく、ずっしり重量感があるものを選ぶ
スーパーで買っていい食品 買ってはダメな食品―食の現場のホントのところがわかる本
第1章 野菜・果物より
本書は食品を「作る・運ぶ・売る」現場の裏事情にくわしい“食品のプロ"が、本音で明かす食品の買い方。たとえば消費・賞味期限の表示を見て、新鮮なものを買ったつもりでも、じつはその食品はスーパーのバックヤードで再加工されて、新しい日付をつけ直されている。食品期限の表示はスーパーが適当に決めているのだ。多くの裏情報が満載! !