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ノーリバウンドダイエットとは【博士(医学)執筆】

辛いダイエットにチャレンジして挫折した経験のある女性は少なくないと思います。ダイエットと言えば激しい運動や厳しい食事制限などが思いつきますが、ヘルシーで美味しいものを食べながらでも体重を減らすことは可能だと、予防医学研究者の石川善樹さんは言います。どのような方法なのでしょう?ダイエット前なのに気が付いたら痩せていた!を引き出す、ノーリバウンド・ダイエットの考え方をご紹介します。

石川善樹(予防医学研究者)

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目次

  1. ○「ヘルシーで美味しいものを食べながら体重減」は実現できる
     
    • 「ヘルシーで美味しいものを食べながら体重減」は実現できる

      ダイエットは登山ではありません。登り始めて山頂に着いたら終わりというように、その体重に到達したから終わるわけではありません。山に登っても、その先にまだ山々があるように、まだまだその先の人生は続くのですから。
      私がいいたいのは、人生は峠を上ったり下ったりするものだから、高みを目指して頑張って登るよりも、重点を一歩一歩において欲しいということです。理想の体重という山頂に着くことに幸せを感じるよりも、結果ばかりにとらわれることなく、もっと日々の足元の幸せを重視して欲しいのです。

      アメリカには、食べ物を口に入れるのが我慢できない人のための、極端なダイエット方法があります。それは、食べ物を口に入れるところまではいいけれど、飲み込まずにそのまま吐き出す「吐き出しダイエット」というものです。
      でも、このようなダイエット法はそもそも健康的ではないですし、そんな人生を送って楽しいのかと私は疑問に思います。もっと長い目で毎日の幸せを考えて欲しいですね。
      痩せるための有効なティップスは、細かなものがたくさんあります。現在の働いている環境が悪いとか、睡眠時間が短いとか、食べる時間を改善すべきだとか、腸内環境が太りやすい環境にあるとか、単純に運動不足だとか、1日が座りっぱなしだとか…生活の診断をすると、痩せられない要因はたくさん見つけることができます。でも、こうしたこまごましたことを制限してしまうと、日々の生活が楽しくなくなってしまうのではないでしょうか?
      そもそも、そうした表面的な原因はあるにせよ、太るのは結局食べてしまっていることが原因。たくさん食べているから太るんです。そしてなぜ食べてしまうかというと、美味しいから食べているんです。だから今回は、「何を美味しいと感じているか、何を食べていると満足感を得られるのか――その”そもそも“を変えてしまう」という根本に手をつけました。
      日々の幸せは、その人の足元にあるものですし、楽しくワクワクしなければ人は続けられないからです。
      最終的には、「体重が気にならない」という状態が到達点です。ヘルシーで美味しいものを食べているから、とても満足した人生を送れて、かつ体型もスッキリしていくというのが理想です。
      痩せたままでいるためには、体重を落とすという大きな努力のあとに、落とした体重をキープするための小さな習慣を身につけるという、これまでのステップを疑って逆転の発想をし、小さな習慣を身につけることからスタートしました。
      ところがこの小さな習慣作りの時点で、多くの人に変化が表れました。みなさん、体重が減っていくのです。僕が今、サポートしている人たちは、「うかつにまだダイエットを始めてはいけない」といって、味覚を変えているうちに体重が減ってきたという人ばかりです。
      ダイエットをまだ始めていないのに、気づいたらダイエットに成功していましたーー実はこれが、本書で提案するノーリバウンド・ダイエットなのです。

ノーリバウンド・ダイエット

石川善樹

法研

5時限目 正しい食習慣が身につけばそこはゴールより

ダイエットは古代ローマ時代から続く未解決問題東大医学部からハーバード大へ、TED講演が話題、テレビや雑誌でおなじみの予防医学者石川善樹さんのところへ、運動嫌い、お酒大好き、面倒くさいこと大嫌い!のマンガ家がダイエット講義を学びに。これまでのダイエットから発想を転換して、脳のしくみを利用し誰にでも役立つ、失敗しない、つまりリバウンドしないダイエット法を、マンガをまじえてわかりやすく解説。

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