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スマホ症候群を解消する正しいスマホの持ち方

あなたは頭痛や肩こりと言った不調を抱えていませんか?それは日ごろ何気なくとっている姿勢が原因かもしれません。スマホの使いすぎによる肩こりや頭痛といった症状が出る「スマホ症候群」をいち早く提唱し始めた姿勢の専門家・佃 隆さんに、スマホを楽しむ時に気をつけるべき姿勢のポイントをご紹介いただきます!

佃 隆

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目次

  1. ○よい姿勢でスマートフォンや本を楽しむ方法
     
    • よい姿勢でスマートフォンや本を楽しむ方法

      私は、頭痛や肩こりに悩む人を指一本ふれることなく、何百人も治してきました。
      中には、一度も会わずに、電話だけで治してしまったり、私のブログ記事を読んだだけで頭痛や肩こりがなくなったという喜びの声をいただいたこともあります。
      そんな魔法のようなことができるのか? はい、できるのです。
      私はみなさんに、こうアドバイスしてきました。
      大切なのは、できるだけ「頭を首の上にちゃんと載せること」
      たとえば、ノートパソコンを使っていて肩こりや頭痛に悩まされている方に対して、

      「ノートパソコンの下に箱を置いて画面の位置を目線の高さに持ってきて、外付けキーボードをつなげてください」

      と伝えたところ、ほとんどの方が劇的に症状がよくなりました。頭を下に傾けないことで、首にかかる負担が大幅に減る環境がつくれるからです。

      姿勢によいノートパソコンの使い方

      姿勢によいノートパソコンの使い方

      ほかにも、スマートフォンや本の「持ち方」を変えるように伝えてきました。
      左手でスマートフォンを持つ場合、左肘(ひじ)を右手の甲に置くようにします。すると、スマートフォンの画面がちょうど顔の高さと同じくらいになります。
      姿勢によいスマートフォンの使い方

      姿勢によいスマートフォンの使い方

      これは古武術を応用した方法なのですが、腕だけでなく、背中の僧帽筋(そうぼうきん)(背中まわりの筋肉)も使うことになるので、腕の疲れが少なくなり、ニュートラルな姿勢を維持でき、身体への負担が少なくなるのです。
      また、本の場合であれば、左手の親指と小指で本を開き、本を持った左ヒジを右手の甲に置きます。するとうつむいて本を読むことがなくなります。
      たったこれだけの工夫で、よい姿勢でスマートフォンや本を楽しむことができます。
      私はスマートフォンの使いすぎで肩こりや頭痛などの症状が出る「スマホ症候群」という言葉をいち早く提唱し、ラジオ番組でもスマホ症候群についての取材を受けました。スマートフォンの使いすぎはよくありませんが、この持ち方を保っていれば、首や肩への負担がぐっと減ります。
1日3回で、ねこ背がよくなる「姿勢の魔法」シャキーン!

1日3回で、ねこ背がよくなる「姿勢の魔法」シャキーン! 

佃 隆

廣済堂出版

●よい姿勢でスマートフォンを楽しむ方法より

きれいな姿勢を手に入れることは、身体と心を整えることにつながります――独自のカイロプラクティックで7万人の患者を治してきた著者が、座ることの多い現代人の生活に着目し、「姿勢の魔法」シャキーン! という姿勢法を伝授。仕事や勉強、家事、スマホの操作など、現代生活は前かがみになる時間帯が多いもの。1日3回「姿勢シャキーン! 」をするだけで骨盤が起こされ、よい姿勢が維持できるようになります。

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