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ここから選べば間違いない4種類の王道ワインとは?

ワインって豆知識がたくさん!レストランで飲むときは少しでも豆知識を知っていた方がもっと楽しいですよね☆今回は赤ワイン白ワインにそれぞれ2つずつある“王道”ワイン4種類をご紹介。これを知っているだけでもちょっぴり通ぶれますよ♪

小久保尊

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目次

  1. ○4種類の王道ワインとは
  2. ○4種類の王道ワインは味が「けっこう違う」ことを知ろう。
     
    • 4種類の王道ワインとは

      4種類の王道ワインとは

      ワインにとっての「まずはこれ」というド定番。
      それはもう誰がなんと言おうと、フランスワインの〝ボルドーの赤〞と〝ブルゴーニュの赤〞になります。
      「ボルドー」と「ブルゴーニュ」という名称は、どちらも月桂冠やスーパードライのような商品名ではなく、ボルドー氏の作品でも、ブルゴーニュ醸造所で造られたワインでもなく、フランスにある「地方」をさししめします。
      日本でたとえるなら、さしずめ東北地方とか近畿地方みたいなものです。
      けっこう大きな範囲でとらえた名称なので、当然のことながら、ひとくちに〝ボルドーワイン〞〝ブルゴーニュワイン〞といっても価格やクオリティはピンきりです。
      ですがこの二種類は全ワインにとっての基準になっているので、あまり深くは考えずに、お互いの味の違いを舌に記憶させてみましょう。
      同じ赤ワインでありながら、ボルドーの味はかなりがっしりとしていて、ブルゴーニュの味はかなり軽めなのですが、べろべろに酔っ払っていたりしない限り、明らかに別物だと感じられるはずです。
      これがワイン飲みの超基本型となります。「うーん、次はボルドー飲もうかなー、それともブルゴーニュかなー」と悩む人は、どこからどう見ても立派な「ワインで真剣に悩んでいる人」です。いままで「赤かなー?白かなー?」という選択肢しかなかった人にとっては大きな進歩でしょう。
      ちなみにボルドーのワインの特徴は、タンニン(≒渋味)が強いことです。ボルドーのワインを飲んだら、ためしに「タンニンが強いね」とつぶやいてみてください。その光景をワインを知らない人が見れば(この人はワイン通なんだな)と感心してもらえるかもしれませんし、ワインを知っている人が見れば(この人はなに当たり前のことを言ってるんだ)と怪しまれるかもしれません。
      いずれにしても、覚えたばかりのワイン用語を通っぽく口に出してみることは、気分を盛り上げるために、けっこう重要なことだと筆者は思います。
      赤ワインの二大定番の味の違いがわかったら、次は白ワインの二大定番にいきましょう。
      白ワインをわかった気になるためには、まず「辛口」「甘口」の違いを〝正確に〞知ることです。
      というのも、たとえば過去にうっかり「すんげえ甘い白ワイン」を飲んじゃった人が、「私は辛口の白が好き」と思い込んでいたり、偶然「すんげえ酸っぱい白ワイン」に当たっちゃった人が、「白ワインは甘口に限る」と思い込んでいたりするからです。
      そこでまずは当たり外れの少ない、辛口の〝ブルゴーニュの白〞と、やや甘口の〝リースリング〞を選んでみてください。
      〝ブルゴーニュの白〞はなにを選んでもいいのですが、めちゃめちゃ有名なのはシャブリですね。
      ワインを置いてあるところなら、シャブリはたいていどこにでもあります。
      メジャーになりすぎたばかりに大量生産されて、じつは味もピンきりなんですが……やっぱりシャブリが「白の辛口」を知る上では、わかりやすいワインだと思います。しかし「シャブリ!」って、なんとなく口に出してみたくなりませんか?この不思議な音の響きも人気の秘密なのかもしれません。
      ちなみにシャブリは、ブルゴーニュ地方のシャブリ地区で造られたワインのことです。
      強引に日本人的感覚に合わせるとするならば、〝東京都の世田谷区で造られたワイン〞みたいなところでしょうか。
      そして甘口の〝リースリング〞。
      〝リースリング〞というのは地方の名前ではなく、ぶどうの品種の名前で、ワインを扱うお店の人に「リースリングの甘口をください」と伝えれば、たいてい〝フランスのアルザス〞か、〝ドイツ〞の白ワインが出てくると思います。
      飲み比べてみてはいかがでしょうか。同じ白ワインであっても、辛口と甘口とでは、同じ「おいしい」でもおいしさの感じ方が違いませんか。
      辛口が「うまっ!」というのに対して、甘口は「うみゃ〜い!」という感じです。あれ?全然そんな感じしませんか。そうですよね、味覚には個人差がありますから……。
      いずれにしても、どっちのおいしさもわかっていると、「この辛口は、シャブリと比べてどうか?」「この甘口は、リースリングと比べてどうか?」というたずね方ができるので、お店の人からは少なくとも(この人は、ワインの好みがあるな)と思ってもらえることでしょう。
      ちなみに「アルコール度数が十一%以下」のワインは、かなりの高確率で「甘口」です。糖分が発酵してアルコールになるわけですが、アルコール度数が低いということは、ワインにまだ糖分が残っているということだからです。
    • 4種類の王道ワインは味が「けっこう違う」ことを知ろう。

      4種類の王道ワインは味が「けっこう違う」ことを知ろう。


    いかがでしたか?これでまた一つワインを飲むのが楽しくなっちゃいますね!知識が増えても男性のプライドを傷つけないようにだけは注意してくださいね!笑

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小久保尊

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1章より

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