目次
- ○「この世はお金がすべてじゃない」なんて、本気で思っていませんか?
- ○好きなものは「好き」、嫌いなものは「嫌い」でいい
- ○濁った心で回ったお金は、1円もいらない!
- ○〝誰かのためにお金を稼ぎたい〟って、自分にウソをついていませんか?
- ○お金が出ていくことは、誰かの仕事をつくること
- ○お金が喜ぶのは、感情を解放したあったかい体
- ○「お金がない」ってぼやく家に生まれたら、それを打破するのが使命
- ○お母さんに認めてもらう必要なんてなかった
- ○〝かわいそうな自分〟をアピールしたいだけの被害者になるな
- ○宝くじを不幸切符にするか、幸せ切符にするかは自分次第
- ○家計簿をつけるのは、体力の散財!
- ○お金を支払うほど、循環力は大きくなる
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「この世はお金がすべてじゃない」なんて、本気で思っていませんか?
「お金、お金……」って、お金にがっつくのは恥ずかしい。お金がすべてじゃないし……」って思うほうが、カッコイイと思っていませんか?実は、これは代表的な貧民マインド。「お金がすべてじゃない」と思っていると、お金は逃げていきます。なぜなら、この世は自分の思いの投影だから。お金がすべてじゃないと思っているので、無意識のうちに、お金そのものと、お金をもらうときに湧き上がる楽しい感情を受け取らないようにしてしまうんです。すると、結局お金に困って、お金にがっつくことになる、という負のループにはまってしまいます。お金って本来、楽しく稼いでいいし、楽しくもらっていいし、楽しく使っていいものです。だって、お金は自分のエネルギー値を見せてくれているものだから。お金がたくさん入ってくる人は、全力で楽しく仕事を選び、そこに惜しみなく力をつぎ込んでいる人。自分の「楽しい」に比例して、この物質世界に〝お金〟という形であらわれるのです。私は、自分がやりたい仕事なら、ノーギャラでもやります。損得勘定なく、ただただ全開で「楽しい!」を細胞に刻み込みたいから。するとね、面白いことに、1周回ってどこからか勝手にお金が入ってくる。そうなったら、「お金はすべてではない」って思っていいのです。お金にがっつく自分を許すそういう私も、昔はお金にがっつかないようにしていました。実のところ、「お金はすべてではない」というのは、お金に抵抗のある人の言い訳です。なのに、そう思うことで、自分は健全で品のある優雅な人間だと思えて、そんな自分に酔っていました。今思えば、かなり不潔な話で、悪臭が漂うのですが。案の定、当時は自分を小さく見積もりすぎて、給料の希望額もかなり低く上司に伝えていたので、1か月10万円程度の給与でした。あげくの果てに、働きすぎて心身の疾患になり、損害賠償として多額のお金を請求したくなったのです。そんな自分がみじめすぎて、今度は無理やり「お金がすべてだ!」って思って生きることを始めました。こうして意地でも、「お金がすべてじゃない」から「お金がすべてだ」に意識を変えていったら、いつの間にか、「お金って、いっぱい稼いでいいんだ!」という新境地が開けたのです!お金にがっつく自分を許したら、どんどんお金に対するブロックが外れていき、無理をしなくても、お金の循環がゆるりゆるりと大きくなっていったのです。 -
好きなものは「好き」、嫌いなものは「嫌い」でいい
仕事やパートナーシップの悩みを聞いていると、お金がらみのことが必ずといっていいほど出てきます。その大半が、本当はお金が大好きなのに、「私はそれほどお金に関心がありません」というフリをしているのです。たとえば、「いえいえ、お金はいいですから~」と受け取り拒否をするくせに、あとでしつこく営業をかけて売り上げを上げようとしたり、感情のままにお金を請求したりして、承認欲求による不満をまき散らすことになるんです。お金がすべてじゃないと言っていい人は、お金と相思相愛で、お金の循環が大きい人。どうせいつかそう言える日がやってくるのだから、今くらい「お金がすべて」って思えないと、お金の大切さも無機質さも何もわからないままに、時間が流れてしまいます。本当は優雅じゃないのに、優雅なフリをしていると、人って、生きるセンスもビジネスセンスも思い出せなくなってしまうように、できているのです。だから、最初は「お金がすべて」でOK!好きなものは好き、嫌いなものは嫌いって、ハッキリ自覚して生きることこそ、お金に愛され、人に愛され、あらゆるものに愛される恵みの循環を育んでいくために必要なことなのです。 -
濁った心で回ったお金は、1円もいらない!
「本当はこの仕事イヤだけど、やっておけば、あの人とつながれるし……」「Aさんはあまり好きじゃないけど、お金になる仕事をくれるし……」こんなふうに、イヤなことや違和感があるのに何かを進めるのは、妥協そのもの。もう心が濁っていることになります。濁った心のままに仕事をして、お金が入るとします。そのお金は濁った心で回ったお金なので、お金自体も濁っています。そんなお金を循環させたら、自分の生活や人間関係はどんどん濁っていきます。だから、私は濁った心で回ったお金は1円もいらないのです。濁った心のまま仕事をしている人は、いくら収入があっても幸福度が低いので、心は常にモヤモヤしたまま。だんだん人を信用できなくなってきます。濁ったお金で誰かとつながることができたとしても、そういう人もまた、濁った心を持っているので、豊かな関係性にはつながりません。実際、イヤだけど先に見える副産物が大きいから、我慢して仕事をしている人は多いでしょう。それで幸せになれるなら、とっくの昔に幸せになっているわけですよ。でも、何年努力をしても幸せを感じられないということは、このままじゃ何かがおかしいのです。私もOLのときは、この負のループにどっぷりはまっていました。「仕事は嫌いだけど、辞めたらお金が入らなくなるし」「ちゃんとした仕事をしていれば、親に心配をかけなくてすむし」って。抜け出せなくて中毒になっていたのです。今考えると、恐ろしいほどの麻薬。自分でその濁りに気づけたときに、クリアな循環のなかで生きられるようになるのです。 -
〝誰かのためにお金を稼ぎたい〟って、自分にウソをついていませんか?
自分を犠牲にして、家族のため、恋人のためなど、誰かのためにお金を稼ぐことばかり考えている人は、お金が巡りません。仮に巡っていたとしても、苦しいものです。なぜなら、富豪マインドとは、自分を満たしていることが大前提だから。まずは、自分を潤うるおすためにお金を稼がなければ、子宮(魂)は満足しないのです。でも、世間一般では「自分のために」お金を稼ぐというと、自分勝手な人と非難されたりしますよね。社会の常識に従って生きていると、「人のために」「家族のために」と、自分を置き去りにして稼ごうとするので、たちまち自分が枯渇してしまうのです。よく考えると、「人のためになら稼いでいい」ってズルイ発想だと思いませんか?本心は、たくさん稼いで自分でいい思いをしたいのに、嫌われることを恐れて、いい子のフリをしているのです。自分を満たしていないのに「誰かのために」お金を稼ぎたいと言う人は、実は、貧民マインドで生きているということです。すべては自分のために結局、お金にしても、人間関係にしても、相手のことを気遣うのではなく、「自分のために」「自分が幸せになるために」行動することが、基本中の基本。この軸を崩さないで、ひたすら「自分の欲・本音・本望」だけを見ていくと、結果的に「誰かのため」に稼げるような循環を生むようになれるのです。それをあらわしたのが、次にある図。木の幹が「自分自身」で、根のほうに「本音・本望」があると思ってください。木は、枝葉を伸ばしながらどんどん成長していきますが、大きな木になるには立派な根を張る必要があります。根に水や栄養をやることで、木は大きく成長していくのです。なのに、枝葉のお世話ばかりして、根をないがしろにしていたらどうでしょう。根が育たなければ、木の成長もストップしますよね。枝葉のことは枝葉に任せることができないと、枝葉が気になって上に伸びていけません。これ、人間に置き換えると、なんでも自分でやりすぎてしまって、人に頼れない状態。育児だったら旦那様に相談すればいいし、仕事だったら部下に任せればいいのに、人を信用できないので、つい自分でやってしまうのです。でもね、誰かに任せることは、雇用を生み出し、自分は自分のやりたいことにさらに集中できるようになるという、素晴らしい循環を生み出すのですよ(次項で詳しくお話しします)。枝葉の成長は誰かにお任せして、根にある本音・本望だけを見続ける。こうして幹が育ち、誰からも立派な大木と言われるようになったとき、自分のためにしていたことが周りにも大きな影響を与えられるようになって、結果、「人のために」お金を稼ぐことができるようになるのです。とはいっても、根を見続ける(本音・本望を探る)行為に終わりはありません。うっかり、自分のために仕事をすることを忘れて人のために仕事をすると、仕事が楽しくなくなってきたり、病気になったりして、収支のバランスを大きく崩す出来事が起こります。ということは、「自分のために」「自分を満たす」作業は、一生続くということ。自分のために仕事をして、自分の生活を潤わせたいという意志があれば、必ずお金が巡るようになるのです。 -
お金が出ていくことは、誰かの仕事をつくること
自分という根っこを見続けることが大切と言いましたが、根(本音・本望)に集中すると、人はそこに夢中になります。魂が求めているものなので、当然です。すると、それ以外のことをする余裕がなくなるので、自分ができなくなってきたりできないでいることを、いろいろな人にお金を支払って依頼することが、自然と増えてきます。そのとき、「あ~、お金が出ていっちゃった~」と思うかもしれません。でも、大きな流れで考えれば、誰かの仕事をつくることになっているのです。たとえば、私は里帰り出産をしたのですが、親子だからといって無償とはいわず、約100万円、母に支払いました(夫のお財布からですが)。当時は、「そんなに払って本当に大丈夫かな?」とびくびくしていたけれど、日々の食事をつくってくれて、寝泊りさせてくれて、さらには、出産を経験した母にいろいろな産後ケアを聞くことができるなら、思いきって支払ってみようと思ったのです。私は体力がないけれど、お金ならあるので、「お母さんのケア技術」と「私のお金」を交換するような形で頼みました。すると、お互い不平不満が出ないので、母も私も心地良く過ごすことができました。仕事であれば、自分でできることも、本音・本望でない部分は、外注します。たとえば、私はホームページのデザインやグラフィックなどを学んでいるので自分でつくることもできますが、自分の本業に集中するために、本業以外のことは、デザイナーさんにお願いします。本業って、子宮(魂)の視点で考えれば「使命」であり、「本音・本望」のことです。私たちは誰でも、そこだけ見ていればいいってことなのです。 -
お金が喜ぶのは、感情を解放したあったかい体
私たち現代人は、「つらいときは顔をあげて」「何事もポジティブに」など、ネガティブな感情を否定して生きがちです。さらに、ポジティブな感情に対しても「幸せだと申しわけない」「相手を落ち込ませてしまう」と無意識に否定しがちです。こうして感情を抑圧していくと、子宮の周りにカルマ粒がたまって血流が悪くなり、体も心も冷えて貧民マインドに。経済力(ビジネスセンス)も、どんどん落ちていきます。感情は人生を彩るためのものです。楽しいこと、悲しいこと、憎いこと……何かあるたびに心が動き、人生を楽しむことができる……。そんな感情は、私たち人間の大切な資源であり、命の栄養であり、豊かさという財産です。つらいことを「つらい」と言い、幸せなことを「幸せ」と言える、そんな歓喜に包まれた人のところに、お金はザーザー降ってくるのです。感情を解放して血流を促し、細胞を活性化させる。そんなポカポカで細胞が喜ぶ体に、お金も循環するのです。ちなみに、このお金とは、自分で稼ぐだけじゃなくて、臨時収入やボーナスなど、想定外のところからいろいろな形で引き寄せられてきますから、そのときは、喜んで受け取ってくださいね。お金持ちにケチをつける人は、感情貧乏今現在、幸せを実感できているかどうかは、悲しいときに「悲しい」と言えるか、助けてほしいときに「助けて」と言えるか、幸せだと感じたときに「幸せ」だと言えるか……それらを言えた回数の積み重ねで決まります。感情を表現することで、ときには喧嘩になることもあるかもしれません。それでも、人とのかかわりを通し感情が動くことで、より充実した人生が実ることは間違いありません。感情を表現できないと、心が貧しくなり、経済力も貧しくなり、ついには他人をうらやましがるあまり、誰かを否定したくなってきます。なぜなら、自分の感情を否定して受け取らないので、誰かを否定したくなる世界を生んで、自分を正当化したくなるからです。もし、あなたがお金持ちを意地悪でイヤな人だと感じるなら、それは、あなたがケチだから。感情に乏しい、感情貧乏です。心が貧しくて、自分が満たされていないから、お金持ちを批判したくなるのです。感情を解放して心が豊かになったとき、あなたの世界に住むお金持ちは、みんな素敵な人たちになっているはずですよ。 -
「お金がない」ってぼやく家に生まれたら、それを打破するのが使命
私は、最近、やっとお金を循環させるコツをつかんできたところですが、ほんの数年前までは、「お金がないな~」っていつもつぶやいていました。私の実家は、林業と農業を営む、比較的裕福な家庭。とくにお金に困った記憶はありません。なのに、なぜか「大金を持ったら不幸になる」「大金を持つと人は狂い出す」と思っていたのです。だから、お金という存在が怖かった……。なぜ、お金に対するイメージがネガティブだったのか……と考えて思い当たることといえば、子どもの頃、母の「お金がない」という口癖を始終聞いていたことだったり、お金のことを話す母の暗い表情や低い声のトーンを感じていたこと。だから無意識に、「お金がないことは、良くないこと」って思っていたのです。実際は、私がやりたいこと、欲しいものに関して、母がお金を渋ったことはありませんでした。けれど、母を見て、子どもながらに「お金がないと幸せになれない」というイメージが私の世界に植え付けられていったのです。すべての現実は、自分の意識の投影である風俗嬢をしていた頃、合計すると収入はけっこうあったはずなのに、気がつくとお財布はすっからかん。「お金ないな……」っていつも思っていました。あげくの果てに、貯金ができない自分は悪いヤツ、だらしないヤツ、と自分を責めるループに入っていきました。これは、母のお金に対するイメージを、私が勝手につくり上げていただけの話。たしかに母は「お金ないな~」と口癖のように言っていたけれど、だからといって、お金がすぐなくなってしまうことに関して私が自分を罰する癖があったのは、決して母のせいではありません。その母のもとに生まれた自分が打破すべきことのひとつなのです。もっと言えば、貧民マインドから富豪マインドに還ることこそ使命であり、生まれた側の課題。そのために「お金がない」ってぼやく家に生まれているのです。多くの人がそうだけど、「お金がないと不幸になる」以外にも、「ブスだとモテない」「頭が良くないと一流企業で働けない」などのマインドを持っています。それらが子どもの潜在意識に植え付けられると、子どもが生きていくなかでそのマインドを実感するような現実が起こります。たとえば、男友だちに「お前って、本当にブスだな~」って言われて恋愛ができなくなったり、就職活動がことごとく失敗に終わって、自分はバカだからこういう結果になるんだ……ってみじめに思ったり。お金に関しても、お金がすぐなくなる現実に対して自分を責めるから、お金に追われる現実がやってきたり、お金持ちから見下されるようなことを言われたりするのです。自分がそう思っているから、そういう結果になるということです。お金がないことを悪だと思わないそういう私も、いまだに、お金がなくて焦るときがあります。この前も気づいたら、預金通帳の残高が20万円を切っていて、「これでは来月の家賃が払えない!」と真っ青に……。いつものことながら、夫の岡田に打ち明けてみると、「オ~レ、あと・ニッ・マッ・ン~♪」ってニヤニヤしながら言うんです。私よりはるかに少ない残高なのに嬉しそうなんて……。なんだか負けた気分で悔しくなる自分に腹を抱えて笑えました。お金がないことを遊び道具にできるって、最高だと思うのです。だって、「お金がない」ことを、悪だったり罪だったりと思っていない、ってことだから。お金がないことすら楽しく思える今がある、だからこそ子宮は私に味方して、お金を循環させてくれるのです。 -
お母さんに認めてもらう必要なんてなかった
私たちは誰もが、お母さんに認めてもらいたくて、お母さんを喜ばせたくて、お母さんに褒められたくて、そのために行動を起こしているといっても言いすぎではありません。これだけやれば、お母さんも認めてくれるだろう、愛してくれるだろうって、大人になってもお母さんの顔色をうかがう習慣が無意識についています。私もずっと母に認められたくて、いい子をしてきました。でも、本当の自分を隠して生きる人生に嫌気がさして、これからは包み隠さずさらけ出して生きようと決心。母に「もうみんなから認められるような娘にはなれない。ごめんなさい。風俗嬢で活動するから」と伝えたのです。そうしたら、「今が幸せだったら、昔のことを悪く言う人はいない」「ママがダメって言っても、あんたはどうせやるでしょ?」「自分で幸せになれるように育てたから大丈夫だ」と言って受け入れてくれました。母に認めてもらいたくてがんばってきたけれど、母はずっと前から私という存在を認めてくれていて、母に認めてもらうために何かをする必要などなく、母はただ私が私でいることを応援したかったのだ、ということに気づいたのです。人生のステージアップは、プライドを捨てることから今、社会で自分は勝ち組だ、と自覚のある人たちの多くは、無意識にお母さんに認めてもらうためにがんばってきた人たちであふれているように感じます。認めてほしいという気持ちは人間の本能なので、どこまでもついてくるものだけど、それががんばる原動力だと、いつか頭打ちになるときがきます。無限の可能性を秘めたステージにのぼっていきたいなら、「自分を生きる」ことが大前提。他人に認めてもらうよりも先に、自分で自分のすべてを認めるのが最優先です。本当の快楽って、自分を幸せにして、自分を生きることからしか始まりません。だから、まだ見ぬ未知の世界に飛び立ちたいなら、どうしても自分のために生きる必要が出てくるのです。そのときに邪魔になるのが、「プライド」。私も自分を生きる覚悟ができていなかったときは、「風俗は、社会の底辺の仕事だから、ちゃんとした社会人になって、母を安心させなきゃ」「貯金をして、立派な人間にならなきゃ」と思っていました。でも、そんなこと言っている場合じゃないほどお金が回らなくなって(笑)。これはまずいと、初めて風俗の仕事とちゃんと向き合う覚悟を決めたら、今度は働くのが楽しくなって、お金も回るようになったのです。お母さんを始めとする〝誰か〟に認められるために立派になろう、といういらないプライドは、とっとと捨てましょう。現状に真しん摯しに向き合うことがスタート地点。そうすることで、人生のステージアップが待っているのです。 -
〝かわいそうな自分〟をアピールしたいだけの被害者になるな
働かない夫のために必死で妻が働いて家庭を支えていたり、子どもに仕送りをするために睡眠時間を削って仕事をしていたり。体を酷使(こくし)して働いたあげく、生活はギリギリで苦しい……って悩んでいる女性って、意外と多いと思います。なぜ、負のループから抜け出せないでいるのかというと、実は、〝かわいそうな自分〟でいたいから。本人も気づいていないけれど、「私って、家族のためにこんなに自分を犠牲にして働いているの。がんばってるでしょ?かわいそうでしょ?」ってアピールしたい。「かわいそうな自分でいたほうが愛される」と思っているからなのです。私たちのなかには、「努力は報われる」とか「楽しい未来のために今苦しくても我慢する」とか、そういうこじれた道徳が、無意識に刷り込まれています。たとえば、どうしても働くことができず生活保護を受ける場合、〝こんな自分はかわいそう〟と思うと、どんどん〝かわいそう〟を引き寄せてしまう、という悪循環を繰り返してしまいます。逆のとらえ方もあります。どうせ国が守ってくれているのだから、もっと自由に好きに生きてみよう! そう思えるのは豊かな感性の持ち主であり、富豪マインドを生きている人。私たちはどんな状況でも、自分自身を満たすことができるのです。自分を犠牲にしてまで働かないでは、〝かわいそうな自分〟を無意識にアピールしてしまう人たちが、そこから脱するにはどうしたらいいかというと、一生懸命働いて得たお金を自分のために使うことです。働かない夫なら追い出せばいいし、子どもに仕送りするくらいならアルバイトをして働かせればいい、というような〝放っておく〟という意識が大切。自分のために使っていないから不満がたまって文句も言いたくなるし、かわいそうな自分でいることが自分の存在意義になっているのです。「家族のためだから仕方ない」と言う人は、我慢して抑圧してきた感情がたまっている人。いつも自分を犠牲にして、誰かのためにがんばってきたので、〝自分のために〟という発想がないのです。そう思っていいことも知らない。これを続けていくと、どんどんお金はなくなるし、健康状態も悪くなり、眉間にシワがより、愛されてることや守られていることを感じることのできない不感症になっていきます。自分を犠牲にしてまで働いている人は、それをやめてみる。稼いだお金は自分のために使う。このことを徹底するだけで、経済的な悩みって、ゆっくりとなくなるのです。ただこれは、したことがない方は、怖く不安に思うかもしれません。 -
宝くじを不幸切符にするか、幸せ切符にするかは自分次第
私はお金が大好きです!たくさんあれば嬉しいです!でも、「とにかくお金があればいい」とは思っていません。そのお金を通して何をして何を感じるかのほうが大事だからです。本来お金って、何かをしたり、何かを手に入れたりするためにあるものでしょ。でも目的なく、「とにかくお金がたくさん欲しい」と思っている人は、「お金がある・ない」という現実に振り回されます。お金があれば幸せだと思っているので、お金がないと不安になるのです。ここで、ちょっと冷静になって、考えてみてください。本当にお金があれば幸せですか?お金があっても幸せを感じられないのは、いざお金が手に入っても、「何をしたいか」がないから、また不安になるのです。そういう人が、宝くじに当たったら、大変かもしれません。そのお金をどう生かすか、そのお金で何をしたいか、という目的がないので、一気に不安や恐怖が押し寄せてきます。大金の使い方がわからないのに、ドンとお金が入ってきたら、間違いなくカルマ粒が大炎上します。「親友のAさんは、もしかしたらうまい話で自分をだまそうとしているのかもしれない」「狙われるかもしれないから、通帳をどこかに隠さなければならない」「絶対にバレてはいけないから、笑顔を見せてはいけない」こんなふうに、人を疑ったり、お金に対する執着がどんどん湧いてきて、疑心暗鬼になり、表情が固まってくるかもしれません。出てきた不安とひとつひとつ向き合っていければいいけれど、その余裕がなければ、たいていは不安一色で染まってしまうでしょう。そう考えると、宝くじって〝不幸切符〟のようなもの。だから、本当はステップを踏むように徐々にお金の循環が良くなり、だんだん幸せ度が増していくほうがいいのかもしれません。それでももし、宝くじに当たりたいと願うなら、お金を費やす価値があるもの、つまりは、宝くじに当たったことをなんとも思わないくらい、自分がやりたくてやりたくてどうしようもないものを見つけて、自分を充実させておきましょう。それが、受け取り上手になるために必要な準備です。お金はあとからついてくる!私は、宝くじを購入していません。というのも、昔、「宝くじが当たったらこんな生活をしたい」と思っていた世界に、今住んでいるから。「自分を生きる」って決めて、自分の本音に従って生き始めてから、お金の存在より、自分の存在のほうが大きくなったのです。つまり、「お金があれば幸せ」と思っていた自分から、「自分さえいれば幸せ」って思えるような自分に変わりました。そうしたら、お金はあとからついてくるものになったのです。何かやりたいと思ったら、どこからか通帳にお金が入っているようになったのです。そう、もうお金に振り回されることが過去に比べて少なくなり、振り回されても、そんな自分を楽しめるようになりました。ときどき、通帳に私が想定した以上のお金が入っているときがあります。お金は自分のエネルギー値そのものなので、その場合は、お金の大きさを通して自分の存在を設定し直します。「今、覚醒(自分を生きる覚悟)レベルが、もう一段上にあがったみたい」というふうに。あくまで、自分の存在価値を自覚するために、お金という、目に見えるものの象徴があるのです。そう考えるようになったら、自分への信頼と自尊心がある限り、お金は必要なだけ舞い込むことが腑ふに落ちて、好きなものを好きなときに買えるようになりました。自分への信頼と自尊心が高まれば高まるほど、お金は巡るようになる――これが、この世の真実なのです。〝不安〟になる先を探し続けていませんか?貯金をする余裕がなくて、将来が不安です。お給料が安くて保険に入っていませんが、病気や事故に遭あったらと思うと心配です。こうした考えって、貧民マインドそのものです。こういう人は、どれだけ貯金があっても不安だし、どれだけ立派な保険に入っても不安になります。そもそも、「不安」が生きるモチベーションなので、不安になる先を探し続けてしまうのです。私も、以前は保険に入っていたこともあるし、定期預金をしていたこともありました。でも、保険に入っていても何も起こらなかったし、せっかく貯めた貯金もお金が必要になったので、どちらも解約しました。それからは、貯金もしていなければ、保険にも入っていません。でも、これは私の人生をかけた実験。本当に保険に入らなかったら何も起こらないのか、貯金をしなくてもなんとかなるのかを試しているだけなので、マネしないでください(笑)。不安な人は保険をやめないでくださいね。貯金を続けてくださいね。私は、そこまで責任を負えません(笑)。実際、不安を持っている人が保険をやめたら、不安からすぐ病気になるかもしれません。とっても危険です。だからといって、私に不安がまったくないかといえばそうではありません。そもそも、人から不安がなくなることなんてありません。私は不安と楽しみを同居させて、ドキドキしたいだけなのです。 -
家計簿をつけるのは、体力の散財!
「節約をする」というと、家計を管理できる人、という意味で立派なことのように聞こえますが、実は女の人って管理に向いていません。なにしろ、女性は〝なんでも願いを叶える子宮〟という宇宙を体内に持っているくらいですから、天体のリズムにも左右されるし、毎月の生理によるホルモンの波でも揺れる生き物。その時々の気分に乗ることはできても、毎回きちんきちんと決められた通りにしなければならない「管理」は、本来苦手なのです。なのに、管理できる人間は立派、というような常識が頭にあるので、がんばって家計簿をつけようとする。その行為って、ハッキリいって、体力の散財です。考えてみてください。レシートをためて、細かく家計簿に書き込んで、100円、200円節約したところで、ジュース1本買ったら、プラスマイナス0でしょ。なのに、ちまちましたことに貴重な体力や労力を使うなんてナンセンス。結局、管理している自分に酔っているだけで、実際はどれだけ家計簿を書いて節約しても、お金自体は増えていないってことに気づいていないのです。しかも、管理をすると、直感がわからなくなってしまうというデメリットも。お金に関しても、食欲に関しても、性欲に関しても、「今これをしたい」「これが欲しい」と思ったものを表現していくことは、命・心・体を満たすことになるので、よっぽどお金の循環を育てることになるのです。そういう意味からも、家計簿をつけるのはお薦めしません。でも、ヨダレが出るほど家計簿をつけるのが好きな人は、続けてほしいなと思うのです。家計簿をつけないほうが、お金が巡り出す管理することに慣れてきた人にとっては、「管理できない自分」を認めるために、ちょっと勇気が必要です。たとえば、ダイエットのために毎日つけていた体重記録をやめたら、太ってしまうのではと不安に襲われるかもしれませんし、妊活のためにつけていた基礎体温を測るのをやめたら、妊娠できなくなるのでは、と恐れるかもしれません。でも、実際はその逆なのです。体重記録をつけないほうが、食べたいときに食べられる安心感から美しくなりますし、基礎体温をつけないほうが、性欲の波を感じられて、いつセックスすれば妊娠できるかがわかるようになるのです。それと同様、家計簿をつけないほうが、我慢しないで好きなものを買うので、自分が満たされて、欲しいときにお金が入ってくるようになります。つまり、子宮の声に従った生き方ができるようになるのです。お金や豊かさを引き寄せたいなら、家計簿をやめて子宮の声に従うこと。やりたいことをやって、買いたいものを買って、言いたいことを言う。すると、子宮は、その本音・本望を叶えるために、願いを叶えてくれるのです。 -
お金を支払うほど、循環力は大きくなる
ベビーシッターさん、お手伝いさん……これまで、お金持ちの人は、お金があるから自分でできることも誰かに頼むと思っていたのですが、実はその反対だということに気づきました。誰かにお金を支払ってでも頼むから、そのお金が循環を生み、自分に還ってきてお金持ちに見られるようになるのです。〝頼む〟や〝頼る〟という行為は、人脈を活用することですよね。結局、巻き込んだ人数が多ければ多いほど、大きな循環が生まれるので、お金も同様に循環力が増していくのです。だから、〝自分でやらない〟ということが、すごく大事なんです。たいていの人は、「人に頼むとお金がなくなっちゃうから、自分でやろう」って思うでしょ。これ、節約の原理です。節約って、誰かにやってもらうことを自分でやる、という仕組みですよね。節約すると、自分の手元に残るお金は増えるかもしれないけれど、循環力は拡大しないので、それに比例してお金が巡ってくる量も少なくなってしまうのです。それに、節約って、お金が一番嫌う行為です。お金って、使ってしか価値を発揮できないのに、節約をして使わなくなったら、ただのコインと紙屑ですよ。本来の価値を発揮できなかったら、お金も悲しみます。自分の循環力を思い出してください。お金を支払えば、それだけ大きな循環力がついてくる――まずは、半信半疑のままでも試してみること。自分の循環力を実感できれば、お金を支払ってでもどんどん人に頼めるようになります。
お金は、子宮が引き寄せる
1章より
【幸せと豊かさが循環し始める! 】 子宮の思いに気がつけば、 想像以上の富がめぐり出す! ブログ1ヵ月450万PVを誇る著者による 女性から人気の「子宮メソッド」をもとに、 豊かさを循環させる方法を紹介。 【富豪マインドで、人生を変える】 子宮を知ることは、自分を知ること。 もっと子宮と対話をすれば、 人生は、幸せな方向にしか進まないのです。 富豪マインドで生きれば、 必要なときに、必要なだけお金が入ってくる、 魔法のような豊かな人生が待っています。