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【医師執筆】胸にできたしこりが悪性か良性か見分けるポイント

女性が患うガンの中でもっとも多いものが「乳がん」です。最近はがん検診への呼びかけなども増えて関心が増しており、胸を触ってセルフチェックをされる人も多いのではないでしょうか。そんな時に、しこりを見つけたらドキッとしますよね。しかし、胸にできたしこりが必ずガンというわけではありません。良性のものとガンを見分けるポイントをご紹介します。

北村珠希

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目次

  1. ○しこり=乳がんではない
  2. ○線維腺腫や乳腺症にも良性のしこりができる
     
    • しこり=乳がんではない

      ・悪さをしない 良性のしこりがほとんど

      ・しこりが動かず、石のように硬い場合は乳がんの可能性が高い

    • 線維腺腫や乳腺症にも良性のしこりができる

       乳がんのしこり

       周りの組織とくっついているような感触で押しても動かない。石のように硬い

       乳腺症のしこり

       柔らかく、周囲との境界が分かりにくい。生理前に大きくなり、生理後小さくなる

       線維腺腫のしこり

       触るとコロコロ動く。丸く境目がはっきりしており、弾力がある


      しこりを見つけたら医師に相談を
      おっぱいに突然しこりが見つかったら、乳がんなどの大きな病気なのではないかと驚いてしまうかもしれません。
      しかし、すべてのしこりががんだというわけではないので、必要以上に心配することはありません。例えば、20~40代にできやすい「線維腺腫」や、乳腺症によってできるしこりは良性なので、基本的に治療の必要はありません
      また、乳管にイボのような腫瘍ができる「乳管内乳頭腫」も良性のしこりです。乳首から分泌物や血が出ることもあり、乳がんと区別するのが難しい症状でもあります。
      このように、しこりを自分で見極めるのは難しく、自己判断は危険です。見つけたら安心するためにも、医師に診てもらいましょう。
大人女子のためのおっぱいケア手帖

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北村珠希

主婦の友インフォス

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