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買い物欲をスッと落ち着かせる方法
誰かと話しているときや、ネットやテレビを何気なく見ているとき、無性に見聞きしたものが羨ましくなって、自分も手に入れたくなることってありますよね。しかし、落ち着いて考えてみると、それはキラキラした言葉の魔法にかかっているのかもしれません。冷静な自分を取り戻す必勝法「カタカナ語翻訳」をご紹介します。脱力系ミニマリスト、森秋子さんがご紹介します。
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目次
- ○買い物欲をなだめる「カタカナ語翻訳」
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買い物欲をなだめる「カタカナ語翻訳」
コピーライターという職業が成立するくらい
私たちは言葉に左右される生き物です。
欲望を他人に操作されないための
こころのエクササイズをしています。
お店に入らなくても、友人との会話、テレビやネットから溢れ出る情報など、人間界には欲望を刺激するキラキラとした言葉が溢れています。欲望や嫉妬がムクムクと育った時、それを無理に抑えつけてしまうと爆発します。「大丈夫ですよ」となだめたり、「こっちのほうがいいみたいよ」とだましだまし付き合うことが大切です。私(森秋子)は、ある時、キラキラの魔法をとく方法を手に入れました。嫉妬や欲望をあおるキラキラとした言葉は、大体が英語、カタカナ、造語のことが多いことに気がついたのです。これを日本語に翻訳すると、たいていのキラキラの魔法はとけます。たとえば、
「ママ友とレストランでランチした」→「母親同士で、食堂でごはんを食べた」
「プチプラで高見え」→「安物で高いふり」
「タワーマンションに住んでる」→「縦長の集合住宅に身を寄せている」
「スムージー」→「食べ物つぶし」
慣れてきたら、少し難易度を上げて、カタカナ語以外の応用編にもトライしてみます。
「海外出張に出かけた」→「海を越えて出稼ぎにいった」
ちなみに、「フェイク」も「ライク」も「風」も同じ仲間で「にせ」ものです。
「フェイクグリーン」→「にせ植物」
「ホテルライク」→「にせホテル」
「シチリア風」→「にせシチリア」
翻訳機能が高まると、どんどん何も欲しくなくなります。この効果を逆に使い、自分がやっていることを美しい言葉に変換するのも効果絶大です。「家で一人で簡単に食べた」→「家でデトックスランチして自分時間を楽しんだ」
「節約生活を続けている」→「大切使いをしています」
自分の好き勝手に翻訳をしていると、欲望と嫉妬はおとなしくなり、大変良い子にしているので手間がかかりません。あれもこれも買ってやる!とやさぐれていた感情は、今や貯金通帳と手をつないで仲良く歩いているような良い子です。欲望が膨らんできたら、羨ましく思ったもの、欲しいものを紙に書いてみてください。そして何通りかに翻訳してください。本当に欲しいものですか?まだきらめいていますか?おもしろいので試してみてほしいです。
脱力系ミニマリスト生活
第1章 片付けは恋愛と似ているより
「時間」と「お金」が貯まる、ゆるミニマルな暮らし「長財布をやめる」、「収納をやめる」、「着まわしをやめる」。そして、買い物欲を上手に手なづける。大人気ブログ、『ミニマリストになりたい秋子のブログ』主宰、東京都で家族3人・猫・カメと暮らす秋子さんがつづる、目からウロコの脱力系「物を手放す」思考術。