HALLOM(ハロム)

更新

【FP執筆】独身女性の中古物件を買う時の注意点と選び方

憧れのマイホームはやっぱり新築がいい!と考える人は多いものですが、価格面で言えば圧倒的に中古物件の方がお得です。しかし、お得な中古物件でも選ぶ時には気をつけるポイントがあります。中古物件を探す上で確認すべき条件をご覧ください。

横山光昭

  • 閲覧数:81 views

目次

  1. ○持ち家選びの注意点 中古物件を選ぶ
     
    • 持ち家選びの注意点 中古物件を選ぶ

      予算を決めると、おのずと買える物件は限定されてきます。都内で通勤に便利な場所にマンションを買おうと考えたなら、仮に1500万円前後の予算を設定すると、新築の物件を見つけるのはなかなか困難です。
      新築でなければ、中古の物件を選択することになります。新築にこだわる人も多いですが、価格でいえば、中古物件のほうが圧倒的に安くなります。
      通常、不動産の価値がもっとも高いのは新築したばかりのときです。新築物件はたしかにきれいですが、不動産業者などの利益分が大いに上乗せされているので、価格は割高に設定されています。
      新築物件が誰かの手に渡り、それから時間が経過していけば、少しずつ値下がりしていくか、一気に値崩れしてしまうのが普通です。したがって、買うならば新築よりも、誰かが住み替えなどのために売りに出した中古物件のほうが、ずっとおトクなのです。
      そのため、「どうしても誰か別の人が住んでいたところはイヤ」という人以外は、中古物件を探すことをおすすめします。中古を選べば、新築よりも安く、また面積が広かったり、駅から近かったりと、条件のよい物件にめぐり会うこともできるでしょう。
      ただし、その家をついの棲家と考え、長く住むつもりでいるのなら、価格以外のいくつかの点に注意してください。
      まず、あまりにも築年数が古すぎる物件は、原則として避けましょう。もし、現在35歳のおひとり女子が、今後50〜60年くらい住むつもりで物件を買うとします。そんなとき、物件が購入時点ですでに築50年だったとしたら、住んでいるうちに老朽化がかなり進んでしまいます。
      適切に修繕をしていれば持ちこたえるのでしょうが、地震の多い日本でかなり古びた家に住み続けるというのは、将来の大きな不安要因になり得ます。そのため、できれば築浅ちくあさ(築10年以内など)の物件を選んだほうがいいといえます。
      また、今の自分が住みたいという視点だけで物件を選ばず、将来的にも住んでいけるような場所かどうかも考えましょう。近所に大きな病院やスーパーがあって、街の雰囲気も静か……、など、年齢を重ねたときにも住みよい生活環境であるかどうかは、必ず気にしておくべきです。
      今の職場に通勤しやすいだけでなく、実家や親しい友人、知人と行き来しやすい場所を選ぶのもポイントです。自分が歳を重ね、親が老齢になれば、おのずと実家を訪ねる頻度も高くなりがちなので、そういったことも考慮した上で家選びをしてください。
      実際に、中古のマンションを買って、生涯の安心を手に入れたCさんの例をお話しします。職業は公務員、堅実な性格で倹約も得意というCさんは、まだ28歳の若さでありながら、すでに中古のマンションを保有しています。
      Cさんは、母ひとり子ひとりの家庭で育ちました。そのため、いずれ自分が母親の面倒を看るという意識を早くから持っており、母親とふたりで住めるマンションの購入に踏み切りました(実家は賃貸のマンションでした)。
      購入したマンションの価格は2500万円ほどで、ワンルームではなくファミリーでも住めるような広さです。購入時に支払った頭金は、なんと1200万円にも上りました。親の援助ではなく、すべてCさんの貯金です。
      Cさんは大学卒業後、実家暮らしを続けながら、給料の半分とボーナスの大半を貯金に回し、約5年で1500万円を貯めたそうです。マンションを買うときには、いざというときに備えて貯金を一部残し、1200万円を頭金に充てました。
      頭金が多かったので借金は少なくて済み、月々の住宅ローンは、以前の実家の家賃よりも少額となったそうです。おかげでCさんは、貯金をしては繰り上げ返済し、10年以内に完済することも視野に入れています。
      10年以内に完済すると、その頃まだCさんは30代です。30代でローンの重荷がなくなれば、ある程度好きなことにお金を使う余裕も生まれ、なおかつ老後のお金も無理なく貯めていくことができるでしょう。うらやましいほど、盤石の人生設計ですよね。

おひとりを不安0で生き抜く女子貯金

横山光昭

祥伝社

第1章 「わたしって一生おひとり?」と思ったらより

「もしかして私、一生シングルかも?」と思っても困らないためのお金の話、教えます。夫なし、子どもなしでも余裕で過ごせるマネーバイブル。

    楽天ブックス オムニ7

関連記事

この記事に関するタグ