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【薬学博士監修】糖尿病予防にも役立つ粉ミルクのパワーとは

現代病ともいわれる糖尿病は、血糖値が非常に深く関係している病気です。糖質に偏りがちな食生活を送っていると、いつの間にか患ってしまう病気ですが、これを予防するにはなんと赤ちゃん用の粉ミルクが有効なのだそうです。森永乳業で成人病や免疫について研究をしたのち、ヘルスサイエンスドクターとして研究をつづけた薬学博士監修の書籍から、粉ミルクの力をご紹介します。

監修:久郷晴彦

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目次

  1. ○肥満を改善すれば血糖値が下がり、糖尿病予防に
     
    • 肥満を改善すれば血糖値が下がり、糖尿病予防に

      糖尿病は、戦中、戦後の食糧難時代にはほとんどみられず、グルメ時代に入ってから急増している病気です。
      私たちが食べた糖質は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンのはたらきで、体の組織で使われます。ところが、食べすぎなどによってインスリンが不足したり、働きが悪くなったりすると、糖を処理しきれなくなり、血液の中に糖があふれてきます。血糖が高い状態が続くと、糖尿病を発症します。
      糖尿病が怖いのは、あふれた糖によって血管に負担がかかり、全身の血管や神経がおかされてしまうことです。その結果、三大合併症と呼ばれる糖尿病網膜症、糖尿病神経症、糖尿病腎症といった重大な症状につながります。失明したり、足が壊死して足の切断を余儀なくされたり、人工透析が必要になったりするケースも珍しくありません。また、糖尿病では全身の動脈硬化が進みます。心臓に血液と酸素を送っている冠状動脈や、脳の血管で動脈硬化が進行すると血管が狭くなり、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。
      血糖値が高めの人は、糖尿病の予備群といえますから、日ごろの食生活に人一倍注意が必要です。
      糖尿病を発症させる最大の原因は、食べすぎによる肥満で、最大体重になったときに発病する人が多いことが知られています。食べすぎを改め、肥満を改善すれば、多くの場合に血糖値が下がり始めます。
      本書でご紹介した粉ミルクダイエットは、血糖値の改善にも有効です。必要な栄養素を損なわずに摂取カロリーを減らせるので、無理のない減量ができます。続けていけば、翌年の健康診断では血糖値が下がっているはずです。
      一度に体重を減らそうとするとリバウンドしがちですから、ひと月に1~2㎏程度の減量を目安にして、ウォーキングなどの有酸素運動を組み合わせるのが成功のコツです。

腸が若返る!大人の粉ミルク

久郷晴彦

主婦の友社

第3章 粉ミルクはなぜ健康にいいのかより

「赤ちゃんの粉ミルクを大人が飲むの?」と、びっくりする方もいらっしゃるでしょう。でも考えてみて。赤ちゃんは粉ミルクで健康に育っています。赤ちゃんが飲むものだからこそ、栄養バランスが優れているのです。腸内の善玉菌が活発になり、免疫力が上がります。

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