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- ○どうしても買いたいモノがあるとき、どうしたらいい?
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どうしても買いたいモノがあるとき、どうしたらいい?
幼いころ、どうしても欲しいモノがあったとき、どうしても親に買ってほしいモノがあったとき、あなたはどうしていましたか? 「買ってほしい」という気持ちを親にぶつけて、「説得」していなかったでしょうか。 -
それと同じです。相手が親ではなく、あなた自身になります。自分でお金を稼ぐようになったら、親から経済的には独立しますね。よくも悪くも親の干渉から離れます。あなたのお金の使い方は、あなた自身の責任です。もし、以前にもどうしても欲しくて買ったモノがあれば、それらの経験を思い出してください。そして、その買ったモノたちがいまどうなっているか、見てみてください。さらに、その買ったときの嬉しい気持ちは、いまも続いているでしょうか?もし、NOなら、今回の〝どうしても買いたいモノ〞も、もしかしたら、二の舞いかもしれません。
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どうしても買いたいのであれば、過去の失敗と同じことを繰り返さない「理由」や「根拠」を自分自身に説明して、納得してもらいましょう。今度は、本気だ、いままでの〝買いたい〞とは、レベルが違う。そう思ったのなら、ぜひ買ってください。誤解していただきたくないのは、「買いたい」気持ちを押し殺すわけではありません。例えがいいかどうかわかりませんが、かりにあなたの〝買いたい気持ち〞を「異臭」としましょう。異臭を箱に閉じこめてしまえば、確かに、異臭から解放されます。ところが、何かの拍子に箱が開いてしまえば、また同じことの繰り返しです。でも、異臭をうちわか何かで扇いでしまえば、異臭そのものはなくならなくても、臭いという感覚には襲われないくらいになっていきますよね。そんなイメージです。あなたの〝買いたい気持ち〞を押し殺す必要も、がまんする必要もありません。むしろ、逆です。〝買いたい〞気持ちにしっかり向き合いましょう。なぜ欲しいのか。手に入れることで、どう自分は生き生きすることができるのか。他のモノで代用するのではなく、なぜそのモノにこだわるのか。そう自分に向き合って、聞いてみましょう。相手は自分です。答えは必ずあなたの中にあります。時間をかけてじっくり聞いてみてください。大丈夫、意地悪して教えてくれない、なんてことはありません。
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なぜこうしたプロセスが大事かというと、〝どうしても買いたい〞は、キリがないのです。おそらく、また〝次〞がやってきます。どこかで、ケリをつけましょう。自分とモノとのケリです。
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第4章 「ときめき買い」「貯蓄簿生活」を目指そう!こんなときどうするQ&Aより
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