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- ○パンはあなたを幸せにしてくれるのか?
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パンはあなたを幸せにしてくれるのか?
「朝食はパン」という家庭が、近年の日本では普通のことになりました。「パンが大好き」「趣味がパン作り」「パン工房を開くのが夢」という人もふえているようです。パンのよさとして「手軽さ」を挙げる人が多いのですが、それ以外にも、皆さんがパンを選んでしまう理由があります。それは、「パンを食べると幸せな気分になるから」です。パン屋さんの近くを通るといい香りがします。食べればフワッとした食感で、幸せな感覚に包まれます。そして、また次の日も食べたくなります。あるいは、パンのほかにも、なぜかパスタやうどん、ピザ、お好み焼きといった粉物や甘いものが食べたくなるのです。おやつにはクッキーやケーキを口にし、ふと気がつくと、原材料の多くを小麦が占めています。「食べると幸せな気分になる」というと、とてもいいことのようですが、実は、これは危険な現象です。小麦のもたらす多幸感(非常に強い幸福感)によって、「中毒症状」を起こしているのです。パンの基本的な材料である小麦、なかでも小麦に含まれるグルテンは、人体に害となる多くの作用を持っています。中毒症状もその1つです。日ごろの診療の際に、「パンは体に悪い」という話をすると、「でも、菓子パンじゃなくて、ただの食パンですよ」という人がよくいらっしゃいます。「甘い菓子パンや油っぽいスナックパンが悪いのはわかるけれど、食パンはご飯と同じシンプルな主食で悪いはずはない」ということです。食パンを常食されている多くの人が持っている感覚でしょう。では、食パンには何が使われているでしょうか。製品によっても違いますが、どんな食パンにも入っているのが、「小麦粉」と「砂糖(もしくは砂糖に準じる糖類)」です。小麦粉には、含まれるグルテンの質と量によって、強力粉、中力粉、薄力粉があり、パンに使われるのは、最もグルテンが多い強力粉です(11~13%程度)。また、ほぼすべての食パンには、なんらかの油脂が使われています。バターを使っている場合もありますが、大部分はコスト面から、マーガリンやショートニングが使われています。これらは、人の健康に悪影響を及ぼすと問題になっている、トランス脂肪酸という物質を多く含んでいます。ほかにも、牛乳から作った脱脂粉乳などの乳類、フワッとさせるためのベーキングパウダーやイーストフードなど、食パンには多くの成分が添加されています。小麦に加え、これらも体に害を及ぼすのです。食パンの原材料表示の例
★パンを食べると幸せな気分になるのは、中毒症状を起こしているから
★菓子パンは当然として、食パンをやめるべき
パンと牛乳は今すぐやめなさい!
第2章 なぜ、パンをやめたほうがいいのか?より
パンは腸と脳をこわす!牛乳は骨と血管を弱くする!乳ガン患者はパンと牛乳が大好き。内臓脂肪が激減!アトピー、鼻炎が改善!子宮筋腫、卵巣嚢腫が縮小!子供が勉強に集中できる。