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- ○臓器を攻撃する抗体ができてしまう
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臓器を攻撃する抗体ができてしまう
小麦のグルテンと、人のいくつかの臓器や体内物質とは、その構造がよく似ています。たんぱく質は、20種類のアミノ酸(たんぱく質の構成成分)の組み合わせでできています。その配列しだいで、無数の種類のたんぱく質になるのです。数十~数千個のアミノ酸がつながってたんぱく質になるのですが、小麦のたんぱく質と、人のいくつかの臓器は、その一部のアミノ酸配列がよく似ています。グリアジンと小脳の一部のアミノ酸配列は似ている
グリアジンと小脳の8個のアミノ酸配列のうち、4個(EVPL)が共通している。これは、非常によく似た構造といえる。上の図を見てください。小麦のグルテンの一種であるグリアジンと、私たちの脳にある小脳の一部のアミノ酸配列を並べたものです。8個のアミノ酸配列のうち、半数が共通しています。たんぱく質を構成するアミノ酸の組み合わせは無数にあるので、このくらい共通していると、「非常によく似た構造」ということになります。このように、グルテンと臓器のアミノ酸配列によく似た部分がある結果、困ったことが起こります。私たちの体内で異物を排除するためにできる「抗体」は、アミノ酸配列で敵を見分けて攻撃します。そのため、グルテンを攻撃目標として作られた抗体が、私たちの小脳の組織を、敵と見誤って攻撃してしまうのです。グルテンに似たアミノ酸配列を持っていて、その抗体から攻撃を受ける臓器は、小脳だけではありません。以下のような臓器や体内物質が、グルテンの抗体の攻撃対象になることがわかっています。・何種類かの神経細胞
・肝臓・脳・副腎皮質でできる酵素
・甲状腺・卵巣・精巣・膵臓・胃・心臓・骨などの組織
こうして見ていくと、小麦のグルテンに対する抗体ができることで、全身の重要な臓器が攻撃されてしまうことがわかります。
★人間の臓器には、小麦のたんぱく質とアミノ酸配列が似ているものがある
★脳、神経細胞、肝臓、甲状腺、膵臓、心臓などがグルテンと間違われて攻撃される
パンと牛乳は今すぐやめなさい!
第2章 なぜ、パンをやめたほうがいいのか?より
パンは腸と脳をこわす!牛乳は骨と血管を弱くする!乳ガン患者はパンと牛乳が大好き。内臓脂肪が激減!アトピー、鼻炎が改善!子宮筋腫、卵巣嚢腫が縮小!子供が勉強に集中できる。