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【医師執筆】グルテンとの関係が疑われる病気とは

小麦のタンパク質・グルテンは、消化されにくいことから体内で異物とみなされ、それを攻撃する抗体ができてしまうそうです。この抗体はアレルギーの原因にもなりますが、臓器を攻撃してしまうこともあり、そのため様々な健康トラブルの引き金にもなります。グルテンの抗体による病気を医師執筆の書籍からご紹介します。

内山葉子

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目次

  1. ○グルテンとの関係が疑われる病気の数々
     
    • グルテンとの関係が疑われる病気の数々

      グルテンに対する抗体ができることにより、さまざまな病気が起こっています。
      グルテンの抗体との関係が最も明らかなのが、「セリアック病」という病気です。疲労感をはじめ、下痢、関節炎、発達障害、精神症状、てんかんなどを引き起こす病気で、欧米には日本より多く見られます。特にアメリカでの発生率は人口の1~4%で、この50年で5倍になったといわれています。
      ほかにも、以下のような病気はグルテンと関連すると考えられています。

      ・腸のトラブル(過敏性腸症候群かびんせいちょうしょうこうぐん潰瘍性大腸炎かいようせいだいちょうえんなど)

      ・ 神経系の異常(自律神経失調症、神経症、頭痛、パーキンソン病、多発性硬化症など)

      ・ 精神疾患(うつ、躁うつ病、統合失調症、不安障害、自閉症、多動症、認知症など)

      ・ 自己免疫疾患(慢性関節リウマチ、橋本病、バセドウ病、全身性エリテマトーデス、サルコイドーシスなど)

      ・皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、疱疹ほうしん状皮膚炎、乾癬など)

      ・慢性疾患(自律神経失調症、線維筋痛症せんいきんつうしよう、慢性疲労症候群など)

      ・生活習慣病(糖尿病、肥満など)

      グルテンとこうした病気との関係について、日本ではまだ広くは知られていませんが、海外ではすでに多くの論文が出ています。論文を引くサイトで検索すると、1000以上の論文が見つかるほどです。
      日本では、グルテンに関連する病気について、まだほとんど検討はされておらず、統計も取られていません。しかし、原因不明の疾患がふえている現在、それらとグルテンとの関連を調べる必要性は高いといえるでしょう。

      ★潰瘍性大腸炎、パーキンソン病、慢性関節リウマチ、線維筋痛症、糖尿病などとの関係も研究されている

      ★海外では多くの論文が出ているが、日本での研究はこれから

パンと牛乳は今すぐやめなさい!

内山葉子

マキノ出版

第2章  なぜ、パンをやめたほうがいいのか?より

パンは腸と脳をこわす!牛乳は骨と血管を弱くする!乳ガン患者はパンと牛乳が大好き。内臓脂肪が激減!アトピー、鼻炎が改善!子宮筋腫、卵巣嚢腫が縮小!子供が勉強に集中できる。

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