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【医師執筆】パンが糖尿病・認知症を招く原因となる理由

小麦と砂糖で作られているパンは食後急激な血糖値の増減が起こる「反応性の低血糖」の原因になりますが、このアップダウンを繰り返していると糖尿病や認知症の原因にもなるそうです。パンがなぜそこまで危険なのでしょう。その理由をチェックしてみましょう。

内山葉子

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目次

  1. ○有害な糖化物質が蓄積して糖尿病、認知症を招く
     
    • 有害な糖化物質が蓄積して糖尿病、認知症を招く

      反応性低血糖」そのものの症状も困りますが、パンによって血糖値とインスリン分泌量の乱高下をくり返していると、ほかの害も出てきます。
      例えば、血糖値のアップダウンにかかわっている自律神経の異常や、ホルモンバランスの異常を引き起こすことがあります。
      また、インスリンは細胞に糖をとり込ませるだけでなく、余った糖は脂肪に変えて脂肪細胞にためる役目もします。ですから、パンを常食してインスリンが多く出るほど太りやすくなります。特にパンで太る場合、内臓脂肪が多くつくので、おなかまわりが太りやすいのが特徴です(『パンを食べると特におなかまわりが太る』参照)。
      パンを常食して高血糖が続くと、「糖化」(酵素の働きなしにたんぱく質や脂質に糖鎖が結合すること)といわれる反応が起こり、身体に有害な糖化物質がつくられるという弊害も出てきます。体や細胞の「コゲ」のようなものです。
      糖化物質を体にため込むと、細胞の「サビ」でもある酸化や炎症が起こりやすくなり、肌のシミ・シワをはじめ、動脈硬化、腎障害、神経障害など、体のさまざまな場所のダメージが進みます。
      さらに、血糖値とインスリン分泌量が乱高下するほど、インスリンを分泌する膵臓に負担がかかります。これが続くと、糖尿病になるリスクが高まります。反応性の低血糖は、もともと体質的にインスリンの分泌機能が弱い人が起こしやすいという背景もあるので、そういう人がパンを食べ続けると、糖尿病を発症するリスクはさらに高まります。日本人は、糖尿病になりやすいこともわかっています。
      糖尿病は、インスリンの量や作用が不足して糖がうまく利用できない病気ですが、最近、その一環として「認知症」も起こりやすいことがわかってきています。
      パンの常食は、将来的には糖尿病や認知症の危険を高めることを知っておきましょう。

      ★パンを食べると、自律神経やホルモンバランスの異常を引き起こすことがある。太りやすくなる

      ★将来的には、糖尿病や認知症を発症する危険が増す

パンと牛乳は今すぐやめなさい!

内山葉子

マキノ出版

第2章  なぜ、パンをやめたほうがいいのか?より

パンは腸と脳をこわす!牛乳は骨と血管を弱くする!乳ガン患者はパンと牛乳が大好き。内臓脂肪が激減!アトピー、鼻炎が改善!子宮筋腫、卵巣嚢腫が縮小!子供が勉強に集中できる。

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