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- ○贅沢している つもりはないのに、お金が貯まらない
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贅沢しているつもりはないのに、お金が貯まらない
この言葉、家計を相談している現場でもよく聞かれます。「贅沢しているつもりはないのに、なぜかお金が貯まりません。どこを削ったらいいでしょうか」と。 -
そういう方の家計簿を拝見してきて思うのは、「お金の法則通りだな」ということです。そう、お金は使えばなくなるし、使わなければちゃんと貯まります。冒頭のセリフは、こういうことだったのです、「贅沢しているつもりのないところで、お金を使ってしまっています」と。
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思えば、月にいくら以上使ったら「贅沢」ですよ、という明確な定義はありません。個々人が自由に「贅沢」を定義して、イメージしています。あなたの思い浮かべる〝贅沢像〞ほどではないにしても、あなたの収入から見たら〝贅沢〞をしているから、貯まらなかった、と解釈すればつじつまが合いますね。んー、ちょっと手厳しいようですが、それを認めちゃいましょう。いまの自分を受け入れましょう。
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こういう方は、残念ながらお金の使い方にメリハリがありません。ときめくかときめかないかの意識が薄く、淡々とお金を使っている状態です。
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支出を「必要」「便利」「楽」に分けてみてください。きっと新たな気づきがあるはずです。何も考えず「必要」と思って買っていたものが、実は「便利」や「楽」だとしたら、そこに〝気づかなかった贅沢〞が潜んでいます。
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時に、「楽」は「快楽」であることもあります。平たく言うと、遊びに使うお金です。「必要」「便利」「(快)楽」で、分けてみるといいでしょう。
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私の経験上、こういう人は「便利」「(快)楽」のウエートが高いのですが、問題 は自分で区別できるかどうかです。できるだけ客観的に見ることを意識して、実際にお金を支払っている自分の姿を遠くから見ている感じで思い出してみると、少し冷静に考えられると思います。
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付け加えておくと、贅沢しているつもりもなくお金を使っているというのは、どこかお金を大事にしていない表れでもあります。ですから、せっかくあなたの財布に入ってきてくれたお金に対して、歓迎して、大事に扱うことも同時に意識してほしいなと思います。
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第4章 「ときめき買い」「貯蓄簿生活」を目指そう!こんなときどうするQ&Aより
かしこい“お金の使い方”で人生が変わる!正しいお金の使い方を覚えれば、節約も家計簿もなくてOK。贅沢しているつもりはないのに、どうしてもお金が貯まりません…、そんなあなたに!