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- ○貯蓄を手取り収入の20%と決めています。これでOK?
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貯蓄を手取り収入の20%と決めています。これでOK?
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支出を収入に対する比率で管理するのはお勧めしません。では、貯蓄は割合でいいのでしょうか。貯蓄であれば、収入が増えればその分貯蓄も増えるので、何となくいいのではと思われるかもしれません。
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でもやはり答えはNOです。お勧めしません。お金は、使うか貯めるかでしたね。ということは、貯めるほうを比率で管理してしまえば、やはりそれに応じて使うほうも左右されてしまいます。
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ちょっと計算してみましょう。月収20万円のとき、貯蓄割合が20%というと4万円です。このとき支出は16万円。月収が25万円になったとすると、貯蓄は5万円。1万円増えるとはいえ、支出は4万円も増える計算です。
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もし、無駄な買い物をしなければ、月収が25万円になっても、支出は16万円のままです。貯蓄は結果的に9万円です。比率管理は、何だかんだお金に合わせた生活になってしまいます。本来は逆です。生活に合わせてお金を使うのです。ですから、「使うお金」は常に「収入」の額に左右されてしまいます。ここがそもそもよくないのです。
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収入以上にはお金は使えませんから、収入を知ることは大事です。だからといって、その額によって何を買うかまで左右されてしまってはNGです。それではお金に振り回された生活になってしまい、手取り収入が減ってしまったとき、すぐにストレスフルになってしまうことでしょう。
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収入が増えたら、比率も変えればいいのではないか、と思うでしょうか。だとしたら、そもそも比率の意味は何でしょうか。はじめから金額で把握できれば、収入が増えても何も変える必要はありません。比率管理はそろそろ卒業しましょう。
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第4章 「ときめき買い」「貯蓄簿生活」を目指そう!こんなときどうするQ&Aより
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