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足のトラブル防止に!「正しい歩き方」「間違った歩き方」とは

間違った歩き方は外反母趾などの足のトラブルに直結します。逆に正しい歩き方をマスターすれば、トラブルが起きにくくなるばかりではなく、筋力アップにもつながります。あなたの歩き方は大丈夫でしょうか?正しい歩き方・間違った歩き方をチェックしてみましょう。

はつらつ元気編集部(アサダカイロプラクティック療院・院長 浅田充宏)

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目次

  1. ○正しいウォーキングで足のトラブルを防ごう!
  2. ○正しく足を使うウォーキングをサポートする『外反母趾ソックス』
  3. ○「正しい歩き方」と「間違った歩き方」比べてみよう
     
    • 正しいウォーキングで足のトラブルを防ごう!

      歩く動作は、正しく足を使う基本となります。かかとから着地、徐々に足裏をつき、母趾丘(親指のつけ根のふくらみ)から抜けていくのが理想です。ポイントは、親指の押し出す力をしっかり使うこと。身長の半分(160㎝ならば80㎝)の歩幅を出すよう大またで歩きましょう。反対に、内またでつま先から着地し、足裏をベタっとつく間違った歩き方をしていると、外反母趾以外にもさまざまな足のトラブルが起きてしまいます。ちなみに、ハイヒール靴ではかかと着地は絶対に無理。さらに、内また歩きでは歩幅は出せません。
      ひざ閉じスクワット』で図を用いて説明していますが、下肢は股関節・ひざ関節・足関節が連動して動いています。どこかに不具合があれば、下肢全体に影響がおよびます。ですから、外反母趾も、足の使い方に問題があり、それが足指にあらわれたと考えるべきでしょう。
      『足を正しく使う歩き方』ができると、歩いているだけで、お尻の筋肉(大殿筋)と太もも裏の筋肉(大腿二頭筋)、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)を効率よく鍛えることができます。そして、下肢の大事な3つの筋肉が強化されると、骨盤のゆがみが整い姿勢がよくなる、歩きやすくなるなど、うれしい効果が期待できるのです。
    • 正しく足を使うウォーキングをサポートする『外反母趾ソックス』

      当院での外反母趾治療は、足裏の筋肉をやわらかく保つこと、さらに、歩行時の衝撃吸収やバランス維持の要となる「距骨下関節(きょこつかかんせつ)の調整を手技により行います。手技は専門技術であり、相応の効果が見込めますが、治療効果を高めるため、セルフケアの一環として『外反母趾ソックス』の活用をすすめています。散歩や買い物に出かける際に、『外反母趾ソックス』を履き、かかと着地と親指で押し出すことを意識して歩いてみてください。スムーズに体重移動ができ、自然と歩幅が出るはずです!

      正しい歩き方で足の筋力をアップする!

      正しい歩き方で足の筋力をアップする!

      下腿三頭筋かたいさんとうきん

      下腿三頭筋

      腓腹筋(腓腹筋内側頭・腓腹筋外側頭)とヒラメ筋から成るふくらはぎの筋肉の総称。足関節・ひざ関節の動作に関与している。
      よりくわしく!

      足部の外在筋

      「下腿三頭筋の力はアキレス腱によって踵骨(かかとの骨)に伝わり、足関節の動きをコントロールします。歩くなどの動作の要となる筋肉です」(浅田先生)
    • 「正しい歩き方」と「間違った歩き方」比べてみよう

      OK!

      正しい歩き出し

      つま先を外に向けた姿勢で視線は前へ。
        かかとから着地
      かかとから着地

        “かかと”から着地を意識し、大きく踏み出す。胸から脚をふり出す意識で。

        足裏全体をつく
      足裏全体をつく

         徐々に足裏全体をつき、スムーズに重心を前へ。背筋はのばす。

        親指で押し出す
      親指で押しだす

         母趾丘(親指のつけ根のふくらみ)に重心を移動し、親指で押し出す。


      NG!

      間違った歩き出し

      立ち姿勢でつま先が内側に入っている。

        かかとではなく、つま先で着地すると指の負担に。

        内まただと親指にあるはずの重心が小指にのっている。

        地面をひっかくように歩くと、押し出す筋力が弱る。

つらい痛みを自分で防ぐ!外反母趾ソックス

はつらつ元気編集部

芸文社

P20-P40より

外反母趾の原因の医学的解説や、手軽にできる改善のためのセフルケア情報も掲載。

     width= 楽天ブックス オムニ7

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