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腰痛を改善する食事とは【国際中医薬膳師執筆】

長時間の立ち仕事や座り仕事、気づいたら、腰が曲がっているなんてことありませんか?
女性なら、いつまでも奇麗な姿勢で若々しくありたいと思いますよね。
そんな思いを妨げる、腰痛の悩みに効く食べ物をご紹介します!

池田陽子(薬膳料理研究家)

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目次

  1. ○ごはんに「干し桜エビ」のせでお安く手軽なエビ湿布
     
    • ごはんに「干し桜エビ」のせでお安く手軽なエビ湿布

      最近、「腰痛がひどくって……」。言えば言うほどシニア感を全開にさせるワード、腰痛。日々の暮らしも辛いばかりか、そんな弱腰では女子も喜ばせられませんよ!
      最近おざなりプレイに終始しているそこのあなた、本腰おやじによみがえるために食事を見直しましょう。
      腰痛は中医学で「腎」とよばれる臓器と関わりが深いとされ「腰は腎の府(容器)」ともいわれています。腎は人の老化、そして骨、髄をつかさどっています。
      よって腎が弱ると腰痛、腰が曲がる、足腰に力が入らない、骨が脆くなる、と下半身のお達者度が急低下。
      とくに長時間の立ち仕事や座り仕事、車を運転する機会の多い人は腎が衰えやすく、腰痛にみまわれがちなので腎を強化する食材を取り入れることが大切です。
      おすすめはエビ。腎の働きをアップして足腰を強化します。滋養強壮効果も高く疲労回復にも効果大。
      エグゼクティブのみなさまは、伊勢エビでもオマールエビでもむさぼっていただき、ヒラ社員のみなさまはランチに、外食派はエビチリ、コンビニ派はエビグラタンエビシュウマイ、夜は居酒屋でエビマヨを。
      それすら高い……という人は、ごはんに干し桜エビをばらまきプレイで食べる、お安く手軽な“エビ湿布”に励むべし!
      オクラ、なめこといった、“ぬるぬるねばねばフード”も、腎を立て直し、あなたのギクシャクした動きをスムーズにする潤滑油フード。ランチは、なめこのみそ汁、居酒屋では、なめこおろしオクラ納豆などを召し上がれ。
      そして牛や豚のスジも腰痛に効果的。言わずもがなこれこそ世界に誇る“IZAKAやくぜん”。赤ちょうちんで、煮込み、おでん屋で牛スジをオーダー!帰る頃には曲がった腰も伸びているかも!?
      お手軽摂取なら、杜仲茶を。腎をパワーアップ、骨、筋、関節を強化して足腰の痛みを和らげてくれるのでおすすめです。
      また腰痛は、湿気や寒さで引き起こされる場合もあります。
      寒くてジメジメしたところに長時間いた、釣りで長時間川の中に入って腰を冷やした、濡れた衣服を着たままにしていた……といったケースです。
      こんなときは、くるみや栗がおすすめ。どちらも足腰強化には欠かせません。そして冷えた下半身を温めて腰痛を緩和する“食べる温シップ”として役立ちます。ミックスナッツ甘栗で摂取を。
      またぎっくり腰は、「血」の滞りが原因。中医学には「不通則痛(ふつうそくつう)」(通じざればすなわち痛む)という言葉がありますが、血の巡りが悪くなることで痛みを引き起こすのです。
      この場合は、血行を促進するニラ、ナスがおすすめ。
      ランチにニラ餃子レバニラ麻婆ナスナスと豚肉のみそ炒め、居酒屋ではニラ玉焼きナスや、ナスの煮びたしをチョイス。ピンチを乗り切りましょう。
不調に効く食べ方

不調に効く食べ方 外食だけでスッキリ改善!

池田陽子

イースト・プレス

第2章 不調に効く! 困ったときの"症状別"外食メニューより

「ものぐさ、適当、酒飲み」の著者が実践した、ものすごく簡単な「不調に効く食べ方」。 「食べ方」さえ変えれば、元気で健康になれます。 本書は、32の不調に効く外食メニューを紹介。 薬いらずで、懐にも優しい薬膳。気軽に生活の中に取り込めるお手軽簡単な外食メニューの処方箋です。

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