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【医学博士執筆】正しい食事制限の方法とは

口から食物が入れば、そのほとんどは消化、吸収され血液の中を流れ、私たち人間が生きていくための燃料となります。
ですが、その食物も必要以上に摂取すると、使い切れずに余った分が「予備の燃料」として皮下脂肪や内臓脂肪になることご存知でしょうか?
この記事では、食事の回数についてご紹介します。

島野雄実

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目次

  1. ○「1日何食」がダイエットには正解?
     
    • 「1日何食」がダイエットには正解?

      そもそも体重の増減というのは、摂取カロリーと消費カロリーの足し算・引き算で決まります。
      口から食物が入れば、そのほとんどは消化、吸収され血液の中を流れ、私たち人間が生きていくための燃料となります。車は燃料がないと走れないのと同じように、食物は人間の生きるための燃料。生命の源なのです。
      しかし、その食物も必要以上に摂取すると、使い切れずに余った分が「予備の燃料」として皮下脂肪や内臓脂肪になり、あちこちに蓄えられてしまい、体重が増加していきます。
      そこで、ダイエットの基本的な考え方としては「何を、どれだけ」食べるかが非常に重要になってくるわけです。
      さまざまなダイエット法の中には、「1日1食にしなさい」「1日2食にしなさい」といった食事回数を減らす方法論があれば、「ちゃんと3食食べましょうよ」という一般的なもの、また「1日5回ちょっとずつ食べよう」などと、いろんな方法論があります。「歴史的には、電灯をエジソンが発明し、夜も明るく過ごせる時代になる前は食事は1日2回だったから、1日2回がいいのではないか」と言う人がいます。
      また、「1日3回がいい。なぜなら、自分自身が物心がついた頃からそうだったから」などと言われることもあります。
      さらに、「昔、狩猟民族は獲物が獲れたらそのときにその場で食べたのであり、回数は問題ではない」という意見もあります。
      調べれば調べるほど本当のことがわからなくなりますが、いったい、やせるためには1日に食事を何回摂るのがよいのでしょうか?
      前項でダイエットの4つの基本条件をあげましたが、体重さえ落ちればいいというわけではありません。ダイエットのいい・悪いの議論は「健康に対していいか、悪いか」も加味して考えるべきです。
      この観点で食事の回数を考えると、まず着目したいのが人間の寿命です。
      人は霊長類の中でも寿命が一番長いのですが、農耕の技術を覚え、安定的に食事を摂ることができるようになり、さらに寿命は伸びました。
      特に日本人は世界一の長寿です。
      では、現在80歳以上の長寿の方々が30代〜50代の青壮年期にどんな食生活を送っていたでしょうか?
      ほとんどの方は、1日3回の食事を摂ってきました。
      世界には、1日2回しか食事を摂らない文化の国もありますし、4回、5回と食事を摂る人もいるでしょう。ただ現在、3食の食事を摂る人間が世界を席せっ巻けんしているという事実は、長い歴史の中で人間が3食摂るべき生きものであることを示していることになると思います。
      ダイエットにおいて、たとえば1食だけ食事を抜くという作業はわかりやすく、簡単に試しやすい方法であることは事実です。また、「ちゃんとできた、できなかった」の基準も明らかです。
      そのため、つい食事を抜く方法を最初に選んでしまいがちなのですが、その前に「食事について気をつけなければいけないのは何か?」を考えないとなりません。
      具体的には、食事の内容です。
      これについてはのちほどゆっくり紹介していきますので、まずは「ダイエットにおいて食事の回数は減らさなくていい」ということ、「3食摂ることを前提にダイエットしていく」のだということを、覚えておいていただければと思います。
      外来で毎日朝食を抜いている人にこんなお話をすると、ほとんどの方が「まぁ、朝食べなくていいとは自分でも思ってはいなかったけどさ」なんておっしゃいます。
      そのままでいいはずがないと、みなさん実は薄々勘づいてはいるのです。

やせる生活

島野雄実

文響社

ダイエットへの取り組み方を根本から変え、本人の「考え方」や「性格」までも変えてしまう、その結果、質の高い人生を手に入れることができるというダイエット方法を紹介しています。

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