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傷ついた時の対処法、気持ちを切り替える方法とは

見ないように、聞かないようにしていても、ふいに耳に入る嫌な噂。
そんな時、いちいち落ち込んだり、イライラせずにいられる方法はないのでしょうか?
かつてはすぐに凹んでしまったというブランチレポーター・鈴木あきえさんが、批判に冷静に対処できるようになったエピソードをご紹介します♡

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目次

  1. ○知らずに人を傷つけていることもある
  2. ○「ブランチ女は嫌い」にショックを受けて
     
    私(鈴木あきえ)はエゴサーチ(自分の名前を検索して評判をチェックすること)をしないようにしていますが、それでも自分に対して批判的なコメントや悪口が飛び込んでくることがあります。
    それまでは、いちいち落ち込んだり、腹が立ったりして、すぐに凹んでいたのですが、あることをきっかけに、あまり落ち込まなくなりました。
    • 知らずに人を傷つけていることもある

      それは、フリーアナウンサーの古舘伊知郎(ふるたちいちろう)さんが「報道ステーション」(テレビ朝日系列)の最終回でされた、最後の挨拶がきっかけでした。
      そこで古舘さんは、こんな話をされていたんですよね。
      「お褒めの言葉に喜び、徹底的な罵倒に傷ついたこともありました。全部ひっくるめて、ありがたいと思っております。
      というのも、ふとあるとき気づくんです。考えてみたら、私も電波という公器(公共の機関)を使って、よかれかし(「よかれ」と思って)とはいえ、いろいろなことをしゃべらしていただいている。絶対どっかで誰かが傷ついている。その因果はめぐって、自分がまた傷つけられるのも当然だ」と。
      その古舘さんの言葉を聞いたときに、ハッとしたんです。
      人は傷つけられたとき、誰もが「自分は被害者だ」と感じます。
      でも、きっとどこかで自分も誰かを傷つけていて、それが回り回って自分のところに戻ってきているのだとしたら、被害者であると同時に加害者でもあります。
      そして加害者だから、被害者にもなるときもあるんだなと、思うことができたのです。
    • 「ブランチ女は嫌い」にショックを受けて

      実は、ちょうどそのとき私は、ふと耳に入った噂にすごく傷ついていました。
      ある人に「ブランチのリポーターたちは、一瞬でインタビューを終えてさっさと帰っていくからムカつく」と、言われていたという噂を聞いてしまったのです。
      「どうして? 私たちだって限られた時間で一生懸命仕事をしてるのに」とショックの渦中にいたので、古舘さんの言葉を聞いて目が覚めた気持ちになりました。
      私はその人を傷つけたことはないと思っていたけれど、きっと、どこかで誰かを傷つけたツケが、回り回って今私に向かってきてるんだ。そう考えたら、自分だけ被害者ヅラをしているのが、恥ずかしくなったのを覚えています。
      こうした経験をして、私は「言葉はブーメランだ」と思うようになりました。何か言うときにはいつも「これを言ったら自分にも返ってくるぞ、それでもいいんだな」と一度考えてから発言するようになったんです。そして、自分に対する批判を見かけても、「まあ、そうだよね」と、冷静に対処することができるようになりました。

      Point

       ・批判に傷ついたときは、「自分も知らずに誰かを傷つけたのかもしれない」と気持ちを切り替えてみる

誰とでも3分でうちとける ほんの少しのコツ

鈴木あきえ

かんき出版

Chapter6 凹んだときに浮上するコツより

「王様のブランチ」(TBS系列)のリポーターとして10年。 アイドルやお笑い芸人、女優、 芸能界の大御所にいたるまで、 初共演のゲストと軽妙なトークを繰り広げてきた著者が、 どんな相手とでも楽しく会話し、 場の雰囲気をよくするためのコツを解説します。

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