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サッカーの選手にO脚が多い理由とは
日本人は欧米人に比べて骨盤が薄く、大腿骨(太ももの骨)や脛骨(すねの骨)が湾曲気味です。ゆえに日常から、脚部の外側に力がかかりやすい状態にあるのはご存知でしょうか。この記事では、O脚によるさまざまな弊害について紹介します。
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目次
- ○O脚になる理由と弊害
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O脚になる理由と弊害
サッカーの選手はO脚気味の人が多いです。私は健康指導で多くの方と接していますが、サッカーを本格的にやっていた人はかなりの確率で当てることができます。その特徴的な体型と歩き方ゆえです。彼らは生まれつきO脚気味かというと、そうではありません。日本人は欧米人に比べて骨盤が薄く、大腿骨(太ももの骨)や脛骨(すねの骨)が湾曲気味です。ゆえに日常から、脚部の外側に力がかかりやすい状態にあります。サッカーに必要なボールを蹴るという動作は膝を伸展させるので、太ももの前面の筋肉の収縮が繰り返しおこなわれることになります。このときに、前記のような骨格形状ゆえ、太ももの外側の筋肉が発達・萎縮し、股関節を外側に引っ張り、O脚傾向になっていくのです。我々のいまの体型や歪み、クセは後天的な生活環境のなかで形成される部分が多分にあるということです。「私はサッカーやらないから大丈夫」ということではなく、私たちは前述のような骨格の特徴をもった民族なので、自然と筋肉が使われる部位にも偏りが出てしまうということは知っておく必要があります。一般人は、サッカーの選手のように太もも前面外側が発達するというよりは、内転筋(太もも内側の筋肉)や臀筋が使えずに衰えてO脚になります。O脚になると、変形性膝関節症や腸脛靭帯炎など、膝周辺の故障に結びついてしまうこともあります。歩き方を意識しないで、自分の楽な姿で歩くということは、自分の体型を崩し、歪みやクセを助長しているということになるのです。