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ココナッツミルクとココナッツオイルの違いは?ダイエットに良いのはどっち?

ココナッツミルクとココナッツオイル、これらはどちらも血中ケトン体濃度を高める作用があるため、健康効果が期待できる食材として注目されています。では、どちらがより良い食材なのでしょう。専門医の書籍から医師のオススメをご紹介します。

白澤卓二(お茶の水健康長寿クリニック院長),ダニエラ・シガ

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目次

  1. ○消化・吸収されやすい、体にたまりにくい
  2. ○カロリーが低い
  3. ○下痢しにくい
     
    • 消化・吸収されやすい、体にたまりにくい

      ココナッツオイルは成分の100%が脂質です。100gのうち、50〜60gを中鎖脂肪酸が占めていますが、残りの40〜50g は長鎖ちょうさ脂肪酸です。長鎖脂肪酸は消化・分解されにくく、体にたまりやすい脂肪なので、中鎖脂肪酸といっしょにこれらを摂取してしまうのが難点です。ココナッツミルクの脂質は100gのうち20g前後です。このうち、15gほどが中鎖脂肪酸で、長鎖脂肪酸は約5g なのでそれほど多くありません。そう考えると、ココナッツミルクのほうがより消化・吸収されやすく、体にたまりにくいと言えます。
    • カロリーが低い

      いくら健康にいいと言っても、ココナッツオイルは油です。1g約9kcalと非常に高カロリーなので、たくさんとるとエネルギーの過剰摂取になります。ダイエット目的の場合、なかなかやせないのはココナッツオイルをとりすぎていたということもあります。ココナッツミルクは脂質の含有量がココナッツオイルよりも少ないので、過剰摂取の心配が減ります。
      ●ココナッツオイル(アヤム社 ココナッツオイル)    100g→900kcal
      ●ココナッツミルク(アヤム社 ココナッツミルクプレミアム)100g→245kcal
    • 下痢しにくい

      ココナッツオイルをとると下痢をするという人がいます。おそらく、それまでに比べてたくさん脂質をとっているため下痢をするのでしょう。ココナッツミルクは脂質の含有量が少ないせいか、下痢をするという声をあまり聞きません。

      ココナッツミルクのほうが脂質の含有量が少ないので、消化・吸収しやすく、過剰摂取する心配がない。下痢にも悩まされにくい。

Dr.白澤のココナッツミルク・ダイエット

白澤卓二,ダニエラ・シガ

神宮館

1章 ココナッツミルクはこんなにスゴイ!より

順天堂大学大学院教授の白澤卓二氏が最新の医学情報をもとにココナッツミルクによるダイエット方法を考案。さらにココナッツミルクを使った健康&ダイエットレシピを同大学院の研究員ダニエラ・シガ氏が担当し、カンタンでダイエットに良く効くおいしいメニューが満載です。

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