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【歯科医執筆】プラーク(歯垢)を防ぐ方法とは
「プラーク」という言葉はCMなどで耳にしたことがあるのではないでしょうか。「プラーク」とは歯垢のことで、歯の表面に付着している白いかたまりだと思われていますが、実は歯茎にもつくられるものなのです。これらのプラークは食後どれくらいで出来てしまうのでしょう。歯を清潔に保つベストタイムを見てみましょう。
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目次
- ○食後8時間でばい菌が悪さをはじめる
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食後8時間でばい菌が悪さをはじめる
口の中の細菌のバランスが崩れるのは、歯の表面や歯のまわりに住み着いたばい菌がかたまりをつくり、食べかすに含まれている糖分をエサにして増殖するからです。歯みがき前や後に、意識して鏡で口の中を見ることがあると思います。歯の表面や歯のまわりに付着している白くてやわらかいかたまりを発見することはありませんか?それが、からだに悪さをするばい菌のかたまり。プラーク(歯垢)というものです。プラークは目に見えるものだけでなく、目で確認できないプラークも歯や歯のまわりにたくさん付着しています。歯科医院に行くことがあったら、歯科医にお願いして専用の染め出し液を歯や歯ぐきに付けてもらってみてください。歯の表面だけでなく、歯ぐきにもプラークがつくられているのを確認できます。このプラーク1ミリグラムに、約10億個の細菌がいるといわれています。ただし、ばい菌がすぐにプラークになるわけではありません。ばい菌がかたまりをつくりはじめるのは、食べたり、飲んだりしてから8時間くらい経過してからのことです。まず、歯や歯のまわりに残った食べかすを目当てに、ばい菌たちが集まってきます。それから16時間後、食事してから24時間経過すると、目に見えるくらいのかたまりになり、そこでばい菌たちは、食べかすをエサにさらに増殖します。つまり、ばい菌がエサを目当てに集まりはじまる前に、エサとなる食べかすを取り除いておけば、プラークになることはないのです。
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P A R T 2・歯周病と口臭を予防する毒出しうがいより
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