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【医師執筆】ぜんそくの方の食品への注意点

ぜんそくの患者さんのなかには、食品添加物や刺激の強い食品によっ て、発作を起こす人もいます。この記事では、食品選びの注意点について紹介します。

大矢 幸弘

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目次

  1. ○食品への注意は?
  2. ○食物とぜんそく
  3. ○食物アレルゲンが特定されている子は?
     
    • 食品への注意は?

      ぜんそくの患者さんのなかには、食品添加物や刺激の強い食品によって、発作を起こす人もいます。アレルギー体質のお子さんは、食生活で次の点に気をつけましょう。
    • 食物とぜんそく

      食品添加物
      食品保存料、一部の人工着色料、防腐剤として入っている亜硫酸塩(気管支の収縮を引き起こす可能性がある化学物質)などで発作を起こす人がいます。
      これらを含む食品で発作を起こしたことがあれば、その食品を避けましょう。インスタント食品や加工食品、おそうざいや弁当を買うときは、「亜硫酸塩」「亜硫酸ナトリウム」が入っていないかどうか、原材料表示をチェックするようにしましょう。

       

      気道を刺激しやすい食品
      トウガラシやカレー粉など香辛料が入っている食品、においの強い食品、冷たいアイスクリームやかき氷、熱い麺類、炭酸飲料などは気道を刺激して発作を引き起こすことがあります。こうした食品をとるときは、少しずつようすをみながら食べるように注意しましょう。

       

      バランスのよい食事
      アレルギー体質のお子さんは、動物性脂肪のとりすぎに注意して、栄養バランスのよい食事を規則正しくとることが望ましいとされています。
      赤ちゃんで母乳を飲んでいる場合、母乳には、ママが食べたいろいろな食物の成分が含まれます。ですから、ママも多くの種類をバランスよく食べるようにしましょう。
    • 食物アレルゲンが特定されている子は?

      小児ぜんそくでは、食べ物がアレルゲンになることもあります。
      食物アレルゲンは、卵、牛乳、大豆、米、小麦、ソバ、魚介類、くだものなど、いろいろあります。この場合、なんでもかんでも遠ざけるのではなく、心当たりのある食品があったら医療機関で検査を受けてアレルゲンをしっかり特定することが大切です。アレルゲンが特定されているお子さんは、その食品を避けましょう(ただし血液検査が陽性でも食べられることは多いので、血液検査の結果だけで除去せず、負荷試験などでの確認が必要です)。
      特定の食品を避ける(除去食)場合は、避けた食品に代わる食品で、栄養を補給する必要があります。たとえば、牛乳を避けているのなら、別の食品からカルシウムを補います。どのような食事で補うかは、医師や栄養士に相談しましょう。
      また、アレルゲンとして避けている食物でも、成長するにつれて反応を起こさなくなることもあるので、医師の指導に従って検査などを受けるようにしましょう。

図解でわかる!小児ぜんそく

大矢幸弘

法研

正しい治療をわかりやすく! 小児ぜんそくの患者数は増加し、100 万人を超えているという統計があります。 ほとんどの小児ぜんそくはアレルギーが原因で、病院で処方される薬物での治療と同時に、生活の中で発作の原因となるアレルゲンと接することを減らす環境作りがとても重要です。 本書は、小児ぜんそくの子どもを持つ保護者の方向けに、病気による成長への影響を最小限にするための、小児ぜんそくの基礎知識、薬物治療の正しい知識、環境整備の方法、幼稚園や学校など集団生活での過ごし方などを医学的根拠に基づいてわかりやすく紹介します。

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