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【医師監修】ネット依存症から子どもを救うための6箇条

子どもをネット依存症から救い出すには、適切な家族の対応が不可欠です。いつもそばにいて本人をいちばんよくわかっていますし、回復させたいという熱意と愛情があります。この記事では、大切な子どもをネット依存症から救うための6箇条について紹介します。

樋口 進

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目次

  1. ○適切な家族の対応が不可欠
  2. ○親も上手にストレスを発散しよう
     
    • 適切な家族の対応が不可欠

      子どもをネット依存症から救い出すには、適切な家族の対応が不可欠です。
      いつもそばにいて本人をいちばんよくわかっていますし、回復させたいという熱意と愛情があります。とはいえ、死ぬほど心配しているのに、本人にはほとんど危機感がなかったり、開き直ったりして見えることもあります。そういう病気だと割り切って、できるだけ冷静に対応しましょう。
      この子を支えなきゃと思うあまりに過干渉になったり、急に厳しく使用を制限したりすると、子どもはなおさらネットに執着します。
      脱ネットを成功させるには、次の6箇条を常に念頭に置いて、子どもに接するようにしてください。
      ❶取引しない、駆け引きしない。
      ❷一貫した毅き然ぜんとした態度。
      ❸一喜一憂しすぎない。
      ❹1人で判断しない。
      ❺「私は……」で始まるメッセージで話す。
      ❻家族で同じ対応を目指す。
      ただし、これらを踏まえて子どもに接してもうまくいかないことがあります。その場合はネット依存症の専門病院を受診してください。
    • 親も上手にストレスを発散しよう

      依存症の治療は長期にわたるのがふつうです。子どもに振り回されてはいけません。親のほうが疲れ果てて倒れてしまいます。適度な息抜きが必要です。友達とおしゃべりをしたり、旅行に出かけたり、趣味に打ち込んだりして、上手にストレスを発散しましょう。
      その際、「ちょっとお母さんも息抜きしてくるわね」と一声をかけると、子どもは安心します。ネットばかりしていて、親に見捨てられるのではないかと、子どもは常に不安を感じています。
      親は息抜きのつもりでも、子どもは「人にはとやかく言って自分だって遊んでいる」「自分のことなどどうでもいいと思って遊び回っている」などと曲解する恐れがあります。ですから、「見放したわけではない。いつもあなたのことを見守っているよ」というメッセージを発信することが大切です。

       

      親も上手にストレス発散
      ●友達とおしゃべりする
      ●旅行に出かける
      ●趣味に打ち込む
      注意!「お母さんも息抜きしてくるね」と一声かける

       

      ■ストレス
      ストレスはあらゆる病気を引き起こす。子どものネット依存症に心身をすり減らし、親自身が精神的に不安定になることはよくあること。また、私が支えなくてはこの子はダメになると思い込んで世話を焼きすぎることもある。適度な距離を置いて見守ることが大切。

ネット依存症から子どもを救う本

樋口進

法研

PC、スマホが普及するとともに、社会問題となっているネット依存症。ネット依存症は、オンラインゲームやSNSなどネットの使用状況が単なるネット、ゲーム好きの域を超えて、不登校やひきこもりなど、生活に支障が出るような状況になっている状態です。この状態が続くと、意欲の減退、言動の変化、さらには健康状態や成長にも影響することがあります。 本書は中高生の子どもを持つ保護者の方や教育に携わる方向けに、子どもをネット依存症にさせない、またネット依存状態に陥っている子を救い出す方法を、事例を紹介しながら解説します。

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