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野菜ダイエットの失敗パターンと成功の秘訣

最近太ってきたから生野菜中心の食生活を心がけている――一見するととても健康そうな食生活ですが、ここに実はダイエットの落とし穴があります。理学博士執筆の書籍から、ダイエットを心がけるなら本当に気を付けるべき食生活のポイントを伺いましょう。

山口勝利

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目次

  1. ○「ダイエット難民」は、内臓を温め代謝を上げれば救われる
     
    • 「ダイエット難民」は、内臓を温め代謝を上げれば救われる

      必要な栄養素を摂りながら健康的にやせる。
      そう思って昼食をカロリーの低いサラダだけなどで済ましてしまうと、体を中から冷やしてしまうことになります。
      なぜなら、生野菜は体を冷やす食材の代表格だからです。
      特に、トマトやレタス、きゅうり、なすといった夏野菜、それから南国でとれる野菜や果物は要注意。
      夏が旬だったり、暑いところでよくとれたりするものは、水分が多いなど体を冷やす作用があるといわれているからです。
      少し食べる程度なら問題ありませんが、摂りすぎると、内臓温度をどんどん下げることになります。
      さらに、過度な食事制限をしてしまうと、それがストレスになり、自律神経が乱れてしまいます。
      それによって、体を温める機能が乱れてしまい、どんどん内臓温度が冷えてしまうのです
      内臓温度が下がると、ダイエットには逆効果。
      調べたところによると、内臓温度が1℃下がると、基礎代謝が約10〜15%落ちるようです。
      基礎代謝は体が消費するエネルギーの6〜7割を占め、成人女性の平均値は1日で約1200キロカロリー。つまり、内臓温度が1℃下がると、約180キロカロリー、おにぎり1個分のカロリーを消費できなくなる計算になります。
      それが1カ月、2カ月続くと考えると、莫大なカロリーになります。
      せっかく、カロリーの低い野菜を食べていても、基礎代謝が落ちることによって逆にカロリーを蓄積してしまうことになるのです。
      さまざまなダイエットを試しても効果がなく、何かいいダイエットはないかと探し求めさまよっている、いわゆる「ダイエット難民」には、内臓が冷えていて、基礎代謝が低い人が多くいます。
      エネルギーをためこみやすい体だからこそ、何をしてもダイエットできないのです。
      そこから抜け出したいのなら、やることは1つ、内臓を温めることだけです。
      ひと言断っておきますが、決して野菜を食べるなといっているわけではありません。
      体を冷やすといわれる野菜を食べる場合はせめて温めてから食べてほしいということ、極端に食べすぎないことが必要です。
      体を温める野菜も多くあります。
      地下にできる根菜類、ニンジン、ゴボウ、レンコン、イモ類などには温める力が備わっています。
      野菜が好きな方はぜひ、それらの野菜を積極的に食べるようにしてください。

死ぬまで元気でいたければとにかく内臓を温めなさい

山口勝利

アスコム

第1章 知らないうちに内臓を冷やす間違った生活習慣より

将来、重い病気にかかって、家族に迷惑かけたくないなら、自分が苦しみたくないなら、一生、元気に、趣味や仕事を楽しみたいなら、ウォーキングよりも、ジム通いよりも、食事制限よりも、何よりも先にやっておかなければならないことがあります。それは【内臓を温める】ことです。

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